2020年7月6日、ミルバッハ=ゲルデルン=エグモント伯爵子/ホーエンローエ=ヤクストベルク公子ヨハネス殿下(His Serene Highness Count Johannes of Mirbach-Geldern-Egmont, Prince of Hohenlohe-Jagstberg : ヨハネス・グラーフ・フォン・ミルバッハ=ゲルデルン=エグモント・プリンツ・ツー・ホーエンローエ=ヤクストベルク : Johannes Graf von Mirbach-Geldern-Egmont Prinz zu Hohenlohe-Jagstberg)が薨去したと報道されています。
1939年12月2日生まれの80歳。
新型コロナウイルスに感染していたとの情報もあります。
ヨハネス殿下は、父方つまり男系はホーエンローエ=ヤクストベルク家ですが、母方の伯父ラディスラウス伯爵子の養子となり、ミルバッハ=ゲルデルン=エグモント伯爵子の名(とおそらく地所)を継承しています。
また、ラディスラウス伯爵子の男系は、エグモント家(エフモント家)の婚姻外の子孫(?)の系統であるゲルデルン=エグモント家ですが、ラディスラウス伯爵子の父アルフォンス伯爵子が、母のガブリエレ・フライイン・フォン・ミルバッハ(Gabriele Freiin von Mirbach)を通じて地所を得て、バイエルン王ルートヴィヒ2世の許諾によりミルバッハ=ゲルデルン=エグモントの名前を許されたようです。ただ、ラディスラウス伯爵子までは、長男(あるいは地所所有者といいますか)のみがこの名前(ミルバッハを頭につけたもの)を使用していますが、他のメンバーはこの名前を使用していなかったようで、ここの事情やこだわりはわかりません。ただ今回亡くなった、ヨハネス殿下の系統は、みなこの名前(ミルバッハ=ゲルデルン=エグモント)を使用しているようです。
(ドイツ語)Ein Meister der Lebenskunst – Fränkische Nachrichten
(ドイツ語)Johannes Graf von Mirbach-Geldern-Egmont Prinz zu Hohenlohe-Jagstberg : Traueranzeige : Frankfurter Allgemeine Zeitung