南アフリカ伝統的君主/ズールー王と第一王妃の長男レツクツラ・ズールー王子殿下を殺害した疑いで逮捕された男女5人の保釈の可否の決定が週末に延期(2020年11月)

 南アフリカ共和国の伝統的君主/ズールー王グッドウィル・ズウェリティニ陛下(His Majesty King Goodwill Zwelithini of Zulu)と第一王妃シボンギレ・マドラミニ陛下(Her Majesty Queen Sibongile MaDlamini)の間の第一子・長男レツクツラ・ズールー王子殿下(His Royal Highness Prince Lethukuthula Zulu)を殺害した疑いで逮捕された男女五人の保釈が許可されるかどうかが週末に決まるようです。

※事態の流れをすべて確認していませんが、容疑者側の保釈請求に関する決定が延期されたということだと思います。

 

既報:
 訃報(2020年11月6日):南アフリカ伝統的君主/ズールー王と第一王妃の長男レツクツラ・ズールー王子殿下が薨去(1970~2020)犯罪に巻き込まれた可能性との報道
 南アフリカ伝統的君主/ズールー王と第一王妃の長男レツクツラ・ズールー王子殿下を殺害した疑いで男女5人が逮捕(2020年11月)

 

 (英語)Prince Lethukuthula Zulu murder case postponed | eNCA

eNCA:
Prince Lethukuthula Zulu murder case postponed – YouTube

 

KhayelihleKhumaloさんはTwitterを使っています 「#ZuluPrince Scenes outside court and we believe these are headmen who were sent by the King. https://t.co/e1sH7sXYOu」 / Twitter

 

KhayelihleKhumaloさんはTwitterを使っています 「#ZuluPrince Some of the royal household members who attended the case and they are not speaking to the media yet. https://t.co/XjzuyvLe0h」 / Twitter

 

南アフリカ伝統的君主/ズールー王と第一王妃の長男レツクツラ・ズールー王子殿下を殺害した疑いで男女5人が逮捕(2020年11月)

 2020年11月20日、南アフリカ警察【SAPS】は、レツクツラ・ズールー王子殿下(His Royal Highness Prince Lethukuthula Zulu)を殺害した疑いで、32歳の男一人と、27歳~42歳の女四人を逮捕した模様です。
 記事を読む限りでは強盗の類に思えます。

 

 (英語)5 arrested for murder of Prince Lethukuthula Zulu

 

 故・王子は、南アフリカ共和国の伝統的君主/ズールー王グッドウィル・ズウェリティニ陛下(His Majesty King Goodwill Zwelithini of Zulu)と第一王妃シボンギレ・マドラミニ陛下(Her Majesty Queen Sibongile MaDlamini)の間の第一子・長男です。

既報:
 訃報(2020年11月6日):南アフリカ伝統的君主/ズールー王と第一王妃の長男レツクツラ・ズールー王子殿下が薨去(1970~2020)犯罪に巻き込まれた可能性との報道

続報:
 南アフリカ伝統的君主/ズールー王と第一王妃の長男レツクツラ・ズールー王子殿下を殺害した疑いで逮捕された男女5人の保釈の可否の決定が週末に延期(2020年11月)

 

訃報(2020年11月6日):南アフリカ伝統的君主/ズールー王と第一王妃の長男レツクツラ・ズールー王子殿下が薨去(1970~2020)犯罪に巻き込まれた可能性との報道

 2020年11月7日、マンゴスツ・ブテレジ王子(Prince Mangosuthu Buthelezi)は、前日【2020年11月6日】に南アフリカ共和国の伝統的君主/ズールー王グッドウィル・ズウェリティニ陛下(His Majesty King Goodwill Zwelithini of Zulu)と第一王妃シボンギレ・マドラミニ陛下(Her Majesty Queen Sibongile MaDlamini)の間の第一子・長男レツクツラ・ズールー王子殿下(His Royal Highness Prince Lethukuthula Zulu)が薨去したと発表しました。

 亡くなった王子は1970年生まれの50歳。

 報道によれば強盗などの犯罪の可能性があるようですが、詳細は調査中。
続報:
 南アフリカ伝統的君主/ズールー王と第一王妃の長男レツクツラ・ズールー王子殿下を殺害した疑いで男女5人が逮捕(2020年11月)
 南アフリカ伝統的君主/ズールー王と第一王妃の長男レツクツラ・ズールー王子殿下を殺害した疑いで逮捕された男女5人の保釈の可否の決定が週末に延期(2020年11月)

 

 (英語)ZULU NATION GRIEVES DEATH OF KING'S SON

 (英語)King Zwelithini's eldest son, Prince Lethukuthula Zulu, passes away

 (英語)Prince Lethukuthula Zulu passes on – THE AFRICAN ROYAL FAMILIES

 

 訃報の記事で書くのは不謹慎ですが、おそらくこの薨去でズールー王位の継承者は、第三王妃かつGreat Wife(他の王室出身者のため)のマントフォンビ・ドラミニ陛下(Her Majesty Mantfombi Dlamini, the Great Wife : エスワティニ王室【スワジランド王室】出身)との間の長男でおそらく全体の次男のミスズールー・ズールー王子殿下に確定したのではないかと思います。

 

※発表をしたマンゴスツ・ブテレジ王子についてですが、(年長で有名な)政治家でブテレジ氏族長と同名です。年齢や王との関係から考えると本人であることはなさそうですし、本人はPrince称号を持っていないのではないかと思いますが(妻がズールー王女なので子供たちはPrince・Princessで言及されるため)孫・曾孫だったりするかもしれません。
追記:
 どうも本人ではないかと思われる情報があるので、本人かもしれません。

 

記事(英語):アフリカで最も裕福な六人の王。モロッコ王、ナイジェリアのウグボ王・イフェ王、エスワティニ王(スワジランド王)、南アフリカのズールー王、ガーナのアシャンティ王(2020年10月)

 たまにあるタイプの特集記事ですが、アフリカで最も裕福な(収入の多い)六人の王の紹介というものです。
 例によって、国家元首だろうがそうでなかろうが、さして気にされていません。

 六人は金持ち順に、

  1. モロッコ王モハメッド6世陛下(His Majesty the King Mohammed VI of Morocco)
  2. ナイジェリア連邦共和国の伝統的君主/ウグボ王“オバ”・フレデリック・オバテル・アキンルンタン陛下(His Royal Majesty Oba Fredrick Obateru Akinruntan, the Olugbo of Ugbo)
  3. ナイジェリア連邦共和国の伝統的君主/イフェ王【オオニorオニ】オジャジャ2世、“オバ”・アデイェイェ・エニタン・オグンウシ陛下(His Royal Majesty【His Imperial Majesty】 Oba Adeyeye Enitan Ogunwusi, Ojaja II, The Ooni of Ife)
  4. エスワティニ王ムスワティ3世陛下(His Majesty King Mswati III of Eswatini)
  5. 南アフリカ共和国の伝統的君主/ズールー王グッドウィル・ズウェリティニ陛下(His Majesty King Goodwill Zwelithini of Zulu)
  6. ガーナ共和国の伝統的君主/アシャンティ王オトゥムフオ・オセイ・トゥトゥ2世陛下(アシャンティ皇帝 : His Royal Majesty Otumfuo Osei Tutu II, King【Emperor】 of the Ashanti Kingdom【Empire of Ashanti】【Asantehene of Asante】, Kumasehene of Kumasi)

 このうち、ナイジェリアの二人は同じくヨルバ人に属します。
 また、(上記の収入ランクでは下になっている)イフェ王はヨルバ系君主最高権威の二人のうちの一人で、こちらのほうが格上です。
 イフェ王とガーナのアシャンティ王は、皇帝として称されることもあります。

 

 (英語)Meet the 21st-century filthy rich kings of Africa [ARTICLE] – Pulse Ghana

 

Pulse GhanaさんはTwitterを使っています 「Meet the 21st-century filthy rich kings of Africa https://t.co/9nqOZeVSx9 https://t.co/AwGyHvrzMe」 / Twitter

 

Pulse Ghana – Here are the wealthiest Kings in Africa and… | Facebook

 

ナイジェリア伝統的君主:イウォランド王が連邦政府に同国の伝統的君主団が南アフリカのズールー王と会談することを提案(2019年9月)ナイジェリア系住民が南アフリカで大規模な排他的攻撃を受けて両国関係などが極度に悪化している件

 南アフリカ共和国でナイジェリア系の人々が大規模な襲撃を受けた件(最近の英語メディアでは「Xenophobia」や「Xenophobic attacks」という表記が出てたらこの件であることが多いですが)、両国関係の悪化というか当然の結果が出ており、ナイジェリア側では南アフリカ資本の企業が休業をおこなったり、ナイジェリアの歌手などの有名人が南アフリカへは二度といかないと表明したりしています。また、ナイジェリア以外でも、南アフリカへの反感のようなものがこの機に吹き出しそうな気配もあり、 spillover も警戒されています。

 そんな中、ナイジェリア連邦共和国の報道によりますと、同国南西部オスン州【オシュン州】のヨルバ人君主の一人/イウォランド王“オバ”・アブドゥルラシード・アデウェール・アカンビ陛下(テル1世 : His Royal Majesty Oba Abdulrasheed Adewale Akanbi, Telu I, The Oluwo of Iwoland【Iwo Land】)は、両国間の協議では事態に対応するのに十分でないとし、ナイジェリア伝統的君主団が南アフリカ共和国の最有力伝統的君主/ズールー王グッドウィル・ズウェリティニ陛下(His Majesty King Goodwill Zwelithini of Zulu)を訪問して会談するということを連邦政府に提案したようです。
 “草の根の人々”が信頼するのは民主的に選ばれた政治家ではなく伝統的君主や部族王ということですが、この陛下も時々妙なことを言い出す伝統的首長の一人(妙なことを言い出す方は結構多いですけど)なので、連邦政府はスルーするのではないでしょうか。

 そもそも、ヨルバ系君主としては、二国間関係の前に数百年続いているヨルバ系君主内の争いをどうにかしたほうがいいのでは……。

 

 (英語)Delegate monarchs to meet Zulu King, Oluwo tells FG