エチオピア帝室評議会議長エルミアス・サーレ=セラシエ皇子殿下(エチオピア皇帝ハイレ・セラシエ1世の孫)がジャマイカを長期訪問(2022年10月)総督や要人、ラスタファリアンらと会見

 エチオピア帝室評議会議長のエルミアス・サーレ=セラシエ・ハイレ=セラシエ皇子殿下(His Imperial Highness Prince Ermias Sahle-Selassie Haile-Selassie, President of the Crown Council of Ethiopia)が、ジャマイカを長期訪問しています。
 ナショナル・ヘリテージ・ウィークのスペシャル・ゲストだということです。

 ノーマン・マンレー国際空港では、文化・ジェンダー・娯楽・スポーツ大臣オリビア・グランジ閣下(The Honourable Olivia Grange MP)の出迎えを受け、以後大臣のツイッターに多数写真が掲載されていっているので、今回の接遇担当ということになるのでしょうか。

 後述しますが、ジャマイカの総督・要人からラスタファリ・コミュニティの人々らなどを含む多数の人々との会見があり、国立公園へのハイレ・セラシエ1世の像の設置などが合意されたり、ハイレ・セラシエ1世の影響力の強さはいまだ健在に見えます。
 また、キリスト教/エチオピア正教会の礼拝などにも参列したようです。

 訪問にはサバ・ケベデ妃(Princess Woizero Saba Kebede)や、帝室評議会の関係者が同行しています。

 

 (英語:エチオピア帝室評議会 公式サイト)Crown Council Announces Agreement With Jamaican Government | The Crown Council Of Ethiopia
 ハイレ・セラシエ1世像の設置に関しての、ジャマイカ政府との合意に関する発表です。

 

ジャマイカ到着時/
CVM Television:
Haile Selassie's Grandson in Jamaica For Heritage Week | News | CVMTV – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=MIF1Tj04rW0

 

ジャマイカ総督“サー”・パトリック・アレン閣下(His Excellency the Most Honourable Sir Patrick Allen ON GCMG CD KStJ)を訪問:
JISNewsさんはTwitterを使っています: 「HIH Prince Ermias Sahle Selassie paid a courtesy call to Governor-General, H.E. Most Hon. Patrick Allen today. The Prince will be staying in Jamaica for a week to take part in several activities as a special guest for National Heritage Week. https://t.co/QpqnkgjPHg」 / Twitter

Hon.Olivia GrangeさんはTwitterを使っています: 「His Excellency the Governor General of Jamica, H.E. Most Hon. Patrick Allen, graciously received HIH Prince Ermias and his delegations at Kings House. #HeritageWeek #Jamaica60 https://t.co/FKq9c9ErMq」 / Twitter

 

ラスタファリアン(?)を訪問/
One Love Jamaica:
Selassie visits Rasta for Heritage Week in Jamaica – YouTube

 

マッキー・コンシャスというアーティストが歌っている映像(後方に殿下と大臣が座っています)/
Mackie Conscious:
Prince Ermias Sahle Selassie rocks – MACKIE CONSCIOUS – YouTube

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訃報(2020年9月18日):エチオピア皇子妃ズリアッシュワーク殿下が薨去(1930~2020)エチオピア皇妃メネンの孫

※名前の発音はよくわからないのでカタカナ表記は当てにしないでください。

 2020年9月18日、エチオピア皇子妃ズリアッシュワーク・ゲブレ=イグジアビハー殿下(Princess Zuriashwork Gebre-Igziabiher)が薨去したようです。
 1930年11月生まれ。
 1974年からのエチオピア革命により、メンギスツ・ハイレ・マリアムらのデルグ政権によって1988年まで幽閉、その後、英国のロンドンで生活していた模様。

 父方の祖母がエチオピア皇妃メネン・アスファウ(Empress Menen Asfaw)で、同妃がエチオピア皇帝ハイレ・セラシエ1世と結婚する前の夫との間の子孫のようです。

 また、殿下の亡夫で、エチオピア王室評議会議長やエリトリア副王を務めたアスラテ・カッサ皇子(Leul Ras Asrate Kassa)は、エチオピア皇帝メネリク2世の叔父ダルゲ・サーレ・セラシエDarge Sahle Selassie)の曾孫。
 ソロモン王朝ショア系統(シェワ系統)セラレ支流の当主ということにもなるようです。

 

We are sad to report the passing of… – Ethiopians for Constitutional Monarchy | Facebook

 

訃報(2019年2月15日):エチオピア皇子妃サラ・ギザウ殿下が薨去の模様(1929~2019)

 2019年2月15日、(旧)エチオピア帝室の、ハラール公爵夫人(未亡人)/エチオピア皇子妃サラ・ギザウ殿下(Her Imperial Highness Princess Sara Gizaw, 【Dowager】 Duchess of Harrar)が薨去したという情報が出ています。
 1929年生まれの90歳。

 同殿下は、故マコンネン皇子殿下の未亡人。マコンネン皇子殿下は故ハイレ・セラシエ1世陛下の子息です。

 

 (英語)Ethiopian Royal Family member Princess Sara Gizaw dies at 90
borkenaさんのツイート: "Ethiopian Royal Family member Prince Sara Gizaw dies at 90. https://t.co/3ZEZdSh5Op #PrinceSaraGizaw #Ethiopia #haileselassie"

 

 (英語)Princess Sara Gizaw – Dowager Duchess of Harrar Laid to Rest – News | Orthodoxy Cognate PAGE

 

 葬儀には、キリスト教/オリエント正教会/エチオピア正教会の首座/エチオピア総主教・カトリコス“アブネ”・マティアス1世聖下(His Holiness Abune Mathias I, Patriarch and Catholicos of Ethiopia)が臨席。

 

 サラ・ギザウ妃殿下は、(王室関連では)オランダのオランニェ家騎士団の大十字騎士(デイム・グランド・クラス)、スウェーデンの王立熾天使騎士団【ロイヤル・セラフィム勲章】メンバー(ナンバー728)、に叙されていたようです。