ナイジェリア伝統的君主:イログボ=エキティで怒れる人々が王とその家族を追放したとの報道。息子の王子がカルト教団を率いて問題行動を繰り返したあげく少年を殺害した疑い(2018年10月)

 ナイジェリア連邦共和国エキティ州の伝統的君主のひとり、イログボ=エキティ王“オバ”・エドワード・アジャイー陛下(Oba Edward Ajayi, The Owa of Ilogbo-Ekiti)とその一家が、人々から追放されたとの報道がされています。

 (どれもだいたい同じ内容の)報道によりますと王の子息である、アデレイェ・アジャイー王子(Prince Adeleye Ajayi)が、カルト教団を率いて問題行動を多数起こしていたのに王は人々の訴えを受けてもなにひとつ行動せず、ついに王子らが少年を殺害した疑いが発生し、人々が怒って王とその家族を追放した、とのことです。
 殺害事件については警察が調査中。
 王は今のところ声明などは発表しておらず、携帯電話は電源が切られているそうです。

 また、疑惑の王子はカルトに関係したとして五年前に大学から放校されたとの情報もあります。

 

 (英語)Angry residents ostracize Ekiti monarch – Daily Post Nigeria
 (英語)Ekiti monarch chased out of palace as resident dies – Punch Newspapers
 (英語)King chased from his throne for helping cult led by his son – Metro – Pulse.ng
 (英語)Residents chase Ekiti monarch out of town over son's alleged cult activities

 

 住民らは王とその家族を追放し、王の私物である自動車を破壊。
 そして王の崩御時におこなわれる宮殿周辺の樹木の伐採がおこなわれた模様。