動画:レソト王レツィエ3世陛下のビデオ・メッセージ映像(2020年10月)2020年世界食料デー および 国際連合食糧農業機関【FAO】設立75周年

 2020年世界食料デーおよび国際連合食糧農業機関【FAO】設立75周年における、レソト王レツィエ3世陛下(His Majesty King Letsie III)のビデオ・メッセージ映像です。

 

Food and Agriculture Organization of the United Nations(国際連合食糧農業機関 公式チャンネル):
Remarks by His Majesty King Letsie lll – on the occasion of #WorldFoodDay & #FAO75 – YouTube

 

関連:
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ナイジェリアのオスン州裁判所が、ナイジェリア伝統的君主/イグバイエ王エジオル4世陛下の正統性を認めたところ、反対派が抗議活動・対立王を擁立(2020年10月)

 2020年10月13日(?)、ナイジェリア連邦共和国オスン州のイキルンにある州高等裁判所が、イグバイエ王エジオル4世陛下(ジョセフ・モロンフォイエ・オクノラ=オニ : His Royal Majesty Oba Joseph Moronfoye Okunola-Oni JPIL, (Ejiolu IV), the Onigbaye of Igbaye)の正統性をを認める判断を示したところ、反対派が抗議活動を開始、“アルハッジ”・ガニユ・オイエニケAlhaji Ganiyu Oyenike)という人物を擁立したそうです。

 

 (英語)Tension In Igbaye As Indigenes Install Parallel Monarch — OsunDefenderOsunDefender
 (英語)Tension In Igbaye As Indigenes Install Parallel Monarch – Bioreports

 

 この対立王(?)として擁立された人物は、同地の三つの王家の一つに所属しており、裁判所が認めたエジオル4世はいずれの家の出身でもないため資格が無いとしています。

 また、エジオル4世は、2007年に即位してよりオニグイバエ宮殿(Onigbaye palac)に入っていないということです(その割には普通に活動している記事とか出ていたような気もしますが……)。宮殿は先代王ソレドル3世エリシャ・オドゥオイエ・オイエヤンジュOba Elisha Oduoye Oyeyanju, Soledolu III)の崩御以来荒れているようですが、館としての規模はわかりません。

 

 余談というか関連する話題ですが、同地周辺では対立王として名の出ているオイエニケという家は複数の地で君主の家として認識されており、また今回王として認定されたモロンフォイエという名称(人物?)も(王よりは格下として)度々出てきます。

 判断するには情報が少なすぎるのでなんとも言いかねますが、格としてはもともとは上だった方の家が君主の地位を維持できていないために反抗しているのかもしれません。

 

ガーナ伝統的君主:アシャンティ王オトゥムフオ・オセイ・トゥトゥ2世陛下が、コートジボワール(元)大統領アンリ・コナン・ベディエ閣下と会見(2020年10月)今月末のコートジボワール大統領選挙に向けた動きとの観測

 2020年10月12日、ガーナ共和国の伝統的君主/アシャンティ王オトゥムフオ・オセイ・トゥトゥ2世陛下(アシャンティ皇帝 : His Royal Majesty Otumfuo Osei Tutu II, King【Emperor】 of the Ashanti Kingdom【Empire of Ashanti】【Asantehene of Asante】, Kumasehene of Kumasi)は、コートジボワール共和国の元・大統領アンリ・コナン・ベディエ閣下(His Excellency Henri Konan Bédié)と会見しました。

※マンヒヤ宮殿【マンヒア宮殿】=アシャンティ王国側が「閣下(His Excellency)」を使用しているので、コートジボワールが元の大統領に敬称を使用しているかはわかりませんが、アシャンティに従っておきます。

 コートジボワール共和国では、10月31日に大統領選挙がおこなわれる予定となっており、ベディエ閣下や現職のアラサン・ウワタラ閣下(ワタラ大統領 : His Excellency Mr Alassane Ouattara)を含む四人が立候補しています。
 この選挙戦自体も話題になっているギニアと同じ状況で、すなわち現職が「憲法改正前の任期は、現行の憲法が規定する大統領は二選までにカウントしない」と主張。
 ただし、コートジボワールでは、現職が指名していた後継が病気で急死し、次に指名していた人物は逮捕(?)され、仕方なく現職が立候補したというような、よくわからない状態になっています。
 激しい選挙戦になっているようで、特に野党・ベディエ閣下側の行動について政権与党側が平和な選挙戦をしていないと批判しているとの情報も見えます。

 この状況下での、アシャンティ王とベディエ閣下の会見の経緯はいまひとつはっきりしません。
 コートジボワールの最大民族はアカン人(アカン族)、またはその中の一部であるバウレ人(バウレ族)であるそうです。ベディエ閣下はその出身となります。
 バウレ人はかつてアシャンティ人(アシャンティ族)に追われ、現在のガーナを離れたらしいですが、アカン人の中の最大勢力アシャンティ人の最高権威“黄金の床几”(=アシャンティ王)の影響を甘く見ることはできない模様。
 この見方からすると、ベディエ閣下は、自身の選挙戦のためにガーナのアシャンティ王に会いにいったかのように思えますが……。

 この会見の顛末について、現在、二つの見方があります(どちらも信頼性には欠けるという大問題はありますが……)。
 一つは、アシャンティ王は、ベディエ閣下を「国内(コートジボワール)を騒がすのは良くない」と叱ったというものです。要するに、現職に近いガーナ大統領に側面支援を頼みこまれて牽制したということになるでしょうか。
 もう一つは、アシャンティ王が自身の“臣民”であるベディエ閣下が悲惨な末路に陥るのを心配したが、ベディエ閣下はその心配は無用としたというようなことです(「勝ちます」という意味でしょうか)。

 真実はともかく、にわかにコートジボワール大統領選挙がアシャンティ王に関連する重要な話題として急浮上してきました。

 

United TelevisionはInstagramを利用しています:「#UTVGhana #UTVNews #DespiteGroup」
https://www.instagram.com/tv/CGS5iH4Jehn/

 

 (フランス語:文末のアシャンティ王国側発表文章は英語)Côte d'Ivoire : Les questions « mutuellement avantageuses », au menu de la rencontre entre Bédié et le Roi des Ashanti, selon le palais royal – KOACI
 (フランス語)Les vraies raisons de la visite de Bédié au Ghana | Cotedivoire.News

 

ウガンダ伝統的君主:ブガンダ王ロナルド・ムウェンダ・ムテビ2世陛下に対し、ウガンダ大統領ムセベニ閣下が、ブガンダ王ムテサ2世(ウガンダ初代大統領)の使用したロールス・ロイスを返還(2020年10月)「大統領は法的な争いを面倒がった」「来年の大統領選挙を考慮」との分析

 ウガンダ共和国大統領ヨウェリ・カグタ・ムセベニ閣下(ムセヴェニ大統領 : His Excellency Mr Yoweri Kaguta Museveni)は、所有権について争っていたロールス・ロイスについて、同国の伝統的君主/ブガンダ王ロナルド・ムウェンダ・ムテビ2世陛下(His Majesty Ronald Muwenda Mutebi II, Kabaka【King】 of Buganda)に返還することを決めたようです。

 このロールス・ロイスは、先代のブガンダ王でありウガンダ共和国初代大統領でもある、ムテサ2世Mutesa II)の使用したものだそうです。
 ムテサ2世は、ブガンダ王であり、かつウガンダ大統領でもあったため、これらの車に対し、王の私有物かウガンダ共和国=国家のものかという対立が大統領とブガンダ王の間であったようですが、最終的にブガンダ王に返還となったようです。

 アナリストは、大統領が煩雑な法的争いを避けたがったことと、来年のウガンダ大統領選挙を見すえている可能性(平たく言えばブガンダ王に事実上の支持を受けて再選の可能性を上げたい)を指摘しています。

 

 (英語)The return of Uganda’s royal Rolls Royce – The Mail & Guardian

The ContinentさんはTwitterを使っています 「The Kabaka of Buganda’s fleet of Rolls-Royces was seized in a coup nearly 60 years ago. Now his successor has brought the only known ‘survivor’ home. https://t.co/gClmAfdnZg」 / Twitter

 

ガーナ伝統的君主:アシャンティ王オトゥムフオ・オセイ・トゥトゥ2世陛下を、「殺人事件の黒幕」「イルミナティとフリーメイソンリーのメンバーの可能性がある」と批判(?)していた自称(?)伝道師が40分以上の謝罪動画(2020年10月)「トレンドに乗りたかった」

 アメリカ合衆国を拠点に活動しているらしいガーナの自称(?)伝道師のエマヌエル・クワメ・アッデEmmanuel Kwame Addai)という人物が、自身がガーナ共和国の伝統的君主/アシャンティ王オトゥムフオ・オセイ・トゥトゥ2世陛下(アシャンティ皇帝 : His Royal Majesty Otumfuo Osei Tutu II, King【Emperor】 of the Ashanti Kingdom【Empire of Ashanti】【Asantehene of Asante】, Kumasehene of Kumasi)に対して述べた事柄がソーシャル・メディアによくある誤りだったと謝罪しました。

※なお、見かけた記事によれば、この自称伝道師さんは有名な人物らしいんですが……誰?

 ともあれ、彼は、アシャンティ王が、「Asamponhene(アシャンティ王の関係者の称号??)が殺された事件の黒幕」「イルミナティとフリーメイソンリーのメンバーの可能性がある」などと言っていたようです。
 動機として、40分以上の動画で「ガーナで最も強力な王について言及してトレンドに乗りたかった」などと供述しており、反省の色はあんまりなさそうです(フリーメイソンリーに対しても謝罪をお勧めします)。

 

 (英語)I just wanted to trend- Evangelist Addai apologises to Otumfuo – GhPage

Kwame EliYAHU:
EVANGELIST ADDAI OFFICIALLY APOLOGIZE TO ASANTEHENE OTUMFOUR OSEI TUTU II – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=R9TGMwxrwMQ