即位(2024年11月8日?):カメルーン伝統的君主の一人/ピンイン王カーンメチ3世陛下【ケネス・カーン・アソボ3世】が即位

 2024年11月8日?、カメルーン共和国の伝統的君主で Fon の称号を保有(それなりに人数がいます)する一人であるピンイン王(The Fon of Pinyin)に、カーンメチ3世陛下(HRM Fon Khanmechi III)またはケネス・カーン・アソボ3世陛下(His Majesty Kenneth Khan Assobo【Asobo】 III)が即位したようです。
※記事によって表記が違いますが、詳細は不明。「HRM」は His Royal Majesty。

 7年間の空位の後の即位とされています。
 一方、記事の一つは、亡父であるアソボ・ヴィクター2世陛下(His Majesty Asobo Victor II)の後継であることや、数十年摂政だけで王はいなかったと整合性が取りにくい情報を伝えています。

 新王の即位により、道路建設の実行、電気や水の安定供給、人身売買や性差別の問題の改善、宮殿群の建設による観光地化の促進などが期待されているようです。

 

 (英語)Pinyin People Welcome New Fon with Pride, Hope – Mimi Mefo Info
 XユーザーのMimi Mefo Infoさん: 「After seven years of waiting, the people of Pinyin, in the North West Region, have welcomed their new paramount ruler, HRM Fon Khanmechi III, with a mix of pride and hope for a brighter future. – https://t.co/XzW1zIbBxu #Pinyin #Tradition https://t.co/qinU2C3uvV」 / X

 (英語)Pinyin Welcomes New FON After Seven Years – City FM Web
XユーザーのCity Webさん: 「Pinyin Clan Welcomes new Fon after seven years of vacancy https://t.co/Jzy1ONB8iH @MenyamSibelle , @NjahTimben ,#pinyinclan」 / X

 (英語)Yaounde: Pinyin People, Behold Your New Monarch!
 (フランス語)Les gens du Pinyin accueillent le nouveau Fon avec fierté et espoir – Laminute.info

戴冠式(2024年10月6日):ナイジェリア伝統的君主/第14代アサバ王 エピファニー・アジンゲ 陛下が戴冠

 2024年10月6日、ナイジェリア伝統的君主の一人で、デルタ州の州都アサバの王、第14代アサバ王エピファニー・アジンゲ陛下(His Royal Majesty Obi (Prof.) Epiphany Azinge OON SAN, 14th Asagba of Asaba)の戴冠式がおこなわれました。

 陛下は法律家であり、法曹界に影響を持っているそうです。

 

Arise News:
AZINGE CROWNED 14TH ASAGBA OF ASABA – YouTube

 

 (英語)Legal Scholar, Epiphany Azinge, Crowned 14th Asagba of Asaba – THISDAYLIVE

 (英語)The Royal Elegance of Tradition: Coronation of His Royal Majesty, the 14th Asagba of Asaba | BN Style

リビア国家高等評議会の議員145名のうち75名が、アントニオ・グテーレス国連事務総長に、君主制復活を支持する書簡を送った模様(2024年8月)

 リビアの国家高等評議会の議員145名のうち75名が、国連事務総長アントニオ・マヌエル・デ・オリヴェイラ・グテーレス閣下(His Excellency Mr António Manuel de Oliveira Guterres)に、君主制復活を支持する書簡を送った模様です。
 書簡は2024年8月5日付。
 国家高等評議会(HCS)はトリポリを拠点とする政権側の機関。

 この書簡は、リビア王室当主/リビア皇太子ムハンマド・エル・サヌーシー王子殿下(His Royal Highness Prince Mohammed El Senussi, Crown Prince and Head of the Royal House of Libya)の即位による王政復古を念頭に置いたものです。

 同国の混乱を収束させるための君主制復活の話題は度々出ます。

 

 (英語)Libyan High Council of State Members Announce Support for Restoration of Constitutional Monarchy
 (英語)EU Closely Following New Developments in Libya as High Council of State Members Express Support for Libya’s Historic Constitutional Monarchy – EU Reporter
 (英語)75 HCS members to UN Secretary General: Solution is to "return to Libyan constitutional monarchy" | The Libya Observer

訃報(2024年6月14日):ナイジェリア伝統的君主/モロア首長タグワイ・サンボ殿下が薨去(1936~2024)58年の統治終わる

 2024年6月14日、ナイジェリア連邦共和国カドゥナ州カウラのモロア首長“アグワム”・タグワイ・サンボ殿下(His Royal Highness Dr Agwam Tagwai Sambo OFR, Chief of Moroa)が薨去したようです。
 1936年12月24日生まれの87歳。

 1966年より同首長の地位にあったようです。

 記事によれば第一級伝統的統治者(First Class Traditional Ruler)のようです。

 

 (英語)Chief of Moroa dies after 58 years on throne – P.M. News
 (英語)Katsina traditional ruler dies after 58 years on throne

南アフリカ伝統的君主:ズールー王 ミスズールー 陛下が、ナザレス・バプテスト・チャーチの洗礼を受ける(2024年6月)

 2024年6月9日、南アフリカ共和国の伝統的君主の一人、ズールー王ミスズールー・シンコビレ・カズウェリティニ陛下(His Majesty King Misuzulu Sinqobile kaZwelithini of Zulu)は、同地の宗教であるナザレス・バプテスト・チャーチ(Nazareth Baptist Church : シェンベ教会 : Shembe Church)の洗礼を受けたようです。

※この教会は、一般的な意味でのバプテストやキリスト教とは異なります。

 ズールー王は、アングリカン(南部アフリカ聖公会)の一員であったはずですが、離脱しているようです。
 ズールー王国宰相のトゥラシズウェ・ブテレジ閣下(The Reverend Thulasizwe Buthelezi)は、王の洗礼は王を聖化することであり、異母兄との王位の争いが今回の洗礼の背景にあるとしているようです。
 一方、シンフィウェ・ズールー王子(Prince Simphiwe Zulu)は、王の洗礼が公開でおこなわれたのは歴史的瞬間としつつも、王位の問題とは異なる領域のものとしています。

 

Newslive SA:
King Misuzulu KaZwelithini Baptized into the Shembe Church by uNyazi LweZulu – YouTube

 

 (英語)King Misuzulu ditches the Anglican Church for Shembe | Scrolla.Africa
 (英語)Zulu king baptised as Shembe church member