ダイヤモンド「ボー・サンシー」、約7.7億円で落札。サザビーズ担当者にはヴュルテンベルク公子フィリップ殿下の姿も(2012年5月)

 ダイヤモンド「ボー・サンシー」が約7.7億円で落札されたそうです(旧プロイセン王室のホーエンツォレルン家が出品とのこと)。

 サザビーズ担当者にはヴュルテンベルク公子フィリップ殿下(His Royal Highness Duke Philipp of Württemberg : フィリップ・ヘルツォーク・フォン・ヴュルテンベルク)の姿もありました。
 フィリップ殿下は、ヴュルテンベルク王位継承者のヴュルテンベルク公カール殿下の三男です。

BBCの映像より:
ヴュルテンベルク公子フィリップ殿下

 

記事&映像:
 (英語)BBC News – One of world's oldest diamonds sells for $10m
 (英語)'Royal' diamond Beau Sancy sells for $9.7m – BBC News

記事:
34.98カラットのダイヤモンド、5月に競売へ 落札価格は数億円か 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
35カラットの歴史的ダイヤ「ボーサンシー」、7億7000万円で落札 スイス 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News
フィリップ殿下のコメント部分:

サザビーズ・ヨーロッパのフィリップ・ヘルツォク・フォン・ビュルテンベルク(Philipp Herzog von Wuerttemberg)会長は競売終了後、「あなたが購入するのは単なるダイヤではなく、歴史的芸術品なのです」と語った。

 ボーサンシーを初めて購入した王族は、フランス国王のアンリ4世(Henry IV)。マリー・ド・メディシス(Marie de Medici)王妃にせがまれて1604年に購入し、1610年の戴冠式では王妃の冠にも使用された。

 ボーサンシーは17世紀半ばにオランダに渡り、オラニエ公ウィレム2世(Willem II of Orange Nassau)とイングランド王チャールズ1世(Charles I of England)の娘メアリー・スチュアート(Mary Stuart)の結婚の際に使われた。メアリー・スチュアートは後に、王位を狙う兄のチャールズ2世(Charles II)への支援金を工面するためにこのダイヤを手放した。

 その後1702年に初代プロイセン王がその王冠の最高の位置にボーサンシーを付けて以来、このダイヤはプロイセン王家で代々受け継がれてきた。

 

映像(ROME REPORTS):現在も統治を続けるヨーロッパの王室のキリスト教の宗派(2011年9月)

 ROME REPORTSに、現在も統治を続ける欧州の王室のキリスト教の宗派を紹介する短い映像があったので貼り付けておきます。

 

ROME REPORTS in English:
Royal families and their religion – YouTube

 

 ローマ・カトリック教会:
 スペイン王室
 ベルギー王室
 ルクセンブルク大公室
 モナコ公室
 リヒテンシュタイン公室

 ルター派(ルーテル派):
 ノルウェー王室
 デンマーク王室
 スウェーデン王室
 オランダ王室(オランダ・プロテスタント教会は他の教派も合流したもの)

 英国国教会(イングランド国教会):
 英国王室

 

結婚(2007年2月10日):ヴァルトブルク=ヴォルフェック=ヴァルトゼー伯女ゾフィー殿下とジョヴァンニ・マルファッティ・ディ・モンテトレット男爵子

 2007年2月10日、ヴァルトブルク=ヴォルフェック=ヴァルトゼー伯女ゾフィー殿下(Her Illustrious Highness Countess Sophie of Waldburg zu Wolfegg und Waldsee)とジョヴァンニ・マルファッティ・ディ・モンテトレット男爵子(Barone Giovanni Malfatti di Montetretto)が結婚した模様です。

 リヒテンシュタイン公ハンス=アダム2世殿下(Hans-Adam II : His Serene Highness The Prince of Liechtenstein)夫妻の参列があったようです。

 

誕生(2007年1月16日):ホーエンローエ=エーリンゲン公子クリスティアン=クラフト殿下

 2007年1月16日、ホーエンローエ=エーリンゲン公世子クラフト・コンスタンティン殿下(Kraft Constantin)と、公世子妃カロリン殿下(Carolin)の間の第一子・長男となるホーエンローエ=エーリンゲン公子クリスティアン=クラフト殿下(His Serene Highness Prince Christian-Kraft of Hohenlohe-Öhringen)が誕生された模様。

 将来的にホーエンローエ=エーリンゲン家を継承しそうです。

 ホーエンローエ=エーリンゲン家は、メディアタイズド・ハウス(神聖ローマ帝国領邦国家君主で陪臣化された家)の一つです(元はホーエンローエ=インゲルフィンゲン家)。

 

誕生(2007年1月5日):ホーエンローエ=ヤクストベルク公子カルロス殿下

 2007年1月5日、ホーエンローエ=ヤクストベルク公世子カール殿下(Karl : His Serene Highness The Hereditary Prince of Hohenlohe-Jagstberg)とマリア妃殿下(Maria)の間の第一子・長男となるホーエンローエ=ヤクストベルク公子カルロス殿下(His Serene Highness Prince Carlos of Hohenlohe-Jagstberg)が誕生したようです。

 ホーエンローエ=ヤクストベルク家は、メディアタイズド・ハウス(神聖ローマ帝国領邦国家君主で陪臣化された家)の一つの系統です。