訃報(2024年11月13日):英国の第14代マセリーン子爵ジョン・スケフィントン閣下が卒去(1940~2024)

 2024年11月13日、英国の第14代マセリーン子爵ジョン・スケフィントン閣下(John Skeffington, 14th Viscount Massereene : The Right Honourable The Viscount Massereene)が卒去した模様です。
 1940年6月3日生まれの84歳。

 マセリーン子爵以外にも複数の爵位を保有していました。

 卒去に伴い、長男のチャールズ・スケフィントン閣下(The Honourable Charles Skeffington)が各爵位を継承。また、さらにその長男のジェームス・スケフィントン閣下(The Honourable James Skeffington)が法廷推定相続人である継嗣となっています。

 

 (英語)MASSEREENE AND FERRARD The Telegraph Announcements
 (英語)Peerage News: The 14th Viscount Massereene & (7th) Ferrard 1940-2024

エディンバラ公爵国際賞フォーラムの開会式に、英国王室のウェセックス伯爵エドワード王子殿下、ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下夫妻が臨席(2022年10月)

 2022年10月11日、英国王室のウェセックス伯爵エドワード王子殿下(Prince Edward : His Royal Highness The Earl of Wessex)、ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下(Her Majesty Margareta, the Custodian of the Crown of Romania : ルーマニア皇太子マルガレータ殿下 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)と夫のルーマニア王子ラドゥ殿下(His Royal Highness Prince Radu of Romania)が、エディンバラ公爵国際賞フォーラムの開会式に臨席しました。

 

 (英語:英国王室 公式サイト)The Earl of Wessex visits Romania | The Royal Family

Throughout the week, The Earl was joined at events by, Her Majesty Margareta, Custodian of Romanian Crown and HRH Prince Radu of Romania, HRH The Prince Guillaume of Luxembourg, The Rt. Hon. Lord Boateng, International Trustee and Chair of the Award’s International Council and Vice-mayor, Dan Tarcea, of Cluj Napoca.

 英国王室公式サイトにも「Her Majesty Margareta, Custodian of Romanian Crown」と「マルガレータ陛下」記載となりました。
 なお、ルクセンブルク大公子ギヨーム殿下(大公世子ではない方)、一代貴族のポール・ボアテング男爵閣下も来訪しているようです。

 (ルーマニア語:ルーマニア王室 公式サイト)Vizită regală la Cluj-Napoca, 11 octombrie 2022 – Casa Majestății Sale
 (ルーマニア語:ルーマニア王室 公式ニュース配信サイト)Vizită regală la Cluj-Napoca, 11 octombrie 2022 | Familia Regală a României / Royal Family of Romania

 

エドワード王子殿下のスピーチ:
The Royal FamilyさんはTwitterを使っています: 「The Earl of Wessex speaks at the Welcoming Ceremony for The Duke of Edinburgh’s @intaward Forum in Romania. HRH is Chairman of the @DofE International Award, which has helped millions of young people across the world take part in the youth achievement programme. #WorldReady https://t.co/dQl1FL1Gjd」 / Twitter

 

Familia Regală(ルーマニア王室 公式チャンネル):
Discursul Majestăţii Sale la „Duke of Edinburgh International Award” Cluj-Napoca – YouTube

 

Familia Regală(ルーマニア王室 公式チャンネル):
Ceremonia Gold Award a The Duke of Edinburghs International Award la Universitatea Babeș Bolyai – YouTube

 

În seara de marți, 11… – Familia Regala a Romaniei | Facebook

結婚式2回目(2021年9月10日):ティモシー・ヴェスターバーグ氏と、英国王位継承順位 第59位 のフローラ・オギルヴィ嬢が2回目の結婚式

 2021年9月10日、ティモシー・ヴェスターバーグ氏(Timothy Vesterberg)と、フローラ・オギルヴィ嬢(Flora Ogilvy)の2回目の結婚式がおこなわれました。
 フローラ嬢は英国王位継承順位 第59位。
 祖母のアレクサンドラ王女殿下は、英国女王エリザベス2世陛下の従妹にあたります。

 二人は昨年9月26日に挙式していましたが、新型コロナウイルス感染症【COVID-19】のパンデミックの中、非常に制限があったため、今回2回目をおこなったということになるようです。
関連:
 結婚(2020年9月26日):ティモシー・ヴェスターバーグ氏と、英国王位継承順位 第56位 のフローラ・オギルヴィ嬢が結婚

 今回の結婚式は2回目ということになりますが……。
 そもそも宗教的にいえば、去年、規模を大幅に制限したとはいえ、キリスト教/英国国教会の正しい手続きで宗教婚をおこなっているので、今回のものは結婚式ではありません
 日本人の多くの結婚式は、信じてもいないキリスト教の聖堂を模した建物の中で何者だかわからない白人男性の説教を受けておこなう、不思議なイベントです。なので、何回おこなおうとお財布と相談するだけの話ともいえますが、自らをキリスト教信者としている人々や聖職者にとってこの“2回目”の結婚式というのはなんなのかというのは難しい問題です。断言してしまえば、さきほど書いた通り結婚式ではありませんが、それはともかくとして、別にお祝いということでいいんじゃないのかとそういう話でもあります。

※すでに結婚しているので、式前からフローラ・ヴェスターバーグ夫人になりますが、とりあえず今回の記事中ではフローラ・オギルヴィ嬢で通します。

 

 なお、2021年に、英国王位継承順位では上位に三人の子供(リリベット・マウントバッテン=ウィンザーオーガスト・ブルックスバンクルーカス・ティンダル)が生まれ、フローラ嬢の英国王位継承順位は 第56位 から 第59位 に後退しています。

 

 (英語)A royal wedding! Princess Alexandra's granddaughter Flora Ogilvy celebrates nuptials with blessings | Daily Mail Online

 (写真)画像と写真 – Getty Images
 (写真)Flora Ogilvy – Timothy Vesterberg wedding- London – PA Images
 (写真)Queen Elizabeth's Cousin Flora Ogilvy & Timothy Vesterberg Royal Wedding Photos

 

主な参列者:
 アレクサンドラ王女殿下(オギルヴィー令夫人閣下 : Her Royal Highness Princess Alexandra, The Honourable Lady Ogilvy)
 ケント公爵エドワード王子殿下(Prince Edward : His Royal Highness The Duke of Kent)
 ケント公爵家マイケル王子殿下(His Royal Highness Prince Michael of Kent)とマリー・クリスティン妃殿下(Marie Christine : Her Royal Highness Princess Michael of Kent)
 ウェセックス伯爵エドワード王子殿下(Prince Edward : His Royal Highness The Earl of Wessex)とウェセックス伯爵夫人ソフィー妃殿下(Sophie : Her Royal Highness The Countess of Wessex)

※後で少し追記します。

訃報(2021年8月15日):英国のサイモン子爵ジャン・サイモン閣下が卒去(1940~2021)継嗣なく、同子爵位は消滅。労働党の世襲貴族の貴族院(上院)議員

 2021年8月15日、英国の連合王国貴族、サイモン子爵ジャン・サイモン閣下(Jan Simon, 3rd Viscount Simon : The Right Honourable The Viscount Simonh)が卒去した模様。
 1940年7月20日生まれの81歳。
 故・子爵には娘しかいないため、卒去に伴い、同子爵位は消滅しました。

 また、同子爵は貴族院(上院)に議席を保有する世襲貴族で、少数の労働党所属の議員でした。
 欠員に伴い、補充選挙が年内か来年におこなわれるものと思います。

 

 (英語)Peerage News: 3rd and last Viscount Simon 1940-2021

 (英語:英国議会 公式サイト)Parliamentary career for Viscount Simon – MPs and Lords – UK Parliament

訃報(2021年7月21日):英国の第9代アントリム伯爵アレクサンダー・マクドネル閣下が薨去(1935~2021)

 2021年7月21日、英国のアイルランド貴族/第9代アントリム伯爵アレクサンダー・マクドネル閣下(Alexander McDonnell, 9th Earl of Antrim, FRSA : アントリム卿 : Lord Antrim)が薨去した模様です。
 1935年2月3日生まれの86歳。

 薨去に伴い、子息のダンルース子爵ランダル・マクドネルRandal McDonnell, Viscount Dunluce)が第10代伯爵となります。
 また、その子息のアレクサンダー・マクドネルが儀礼称号として新たにダンルース子爵を称するでしょう。

 なお、現在のアントリム伯爵の男系は、ロージアン侯爵などを保有するケアー家の傍系なので、同侯爵位などの継承順位に並んでいます。

 

 (英語)9th Earl of Antrim passes away after short illness – BelfastTelegraph.co.uk

Belfast TelegraphさんはTwitterを使っています 「9th Earl of Antrim passes away after short illness https://t.co/9C6TCyO5d4」 / Twitter

 

 (英語)Peerage News: The 9th Earl of Antrim 1935-2021