ヨルダン王アブドッラー2世陛下の一週間(2018年2月11日~2月15日)

※この記事はキリスト教 高位聖職者のニュースと重複します。

 ヨルダン・ハシェミット王国国王アブドッラー2世・イブン・アル・フセイン陛下(アブドゥッラー2世アブドラ国王 : King Abdullah II bin Al-Hussein : His Majesty the King of the Hashemite Kingdom of Jordan)の、この一週間くらいの公務などの様子です。

 

RHC JO(ヨルダン王室ハーシム家公式チャンネル):
زيارة عمل إلى موسكو في ملخص نشاطات جلالة الملك عبدالله الثاني 11 – 15 شباط 2018 | RHCJO – YouTube

RHCさんのツイート: "ملخص نشاطات جلالة الملك عبدالله الثاني "زيارة عمل إلى موسكو" 11 – 15 شباط 2018 The weekly wrap up of His Majesty King Abdullah II key activities during the week 11 – 15 February 2018 #الأردن #Jordan… https://t.co/ghg4qazkeE"

 

  • ロシア連邦を訪問し、ロシア連邦大統領ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン閣下(His Excellency Mr Vladimir Vladimirovich Putin)およびイスラム教スンナ派指導者“シャイフ”・ラヴィル・ガイヌッティン師(Sheikh Ravil Gaynutdin)、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会の首座/モスクワ・全ロシア【ルーシ】総主教キリル聖下(キリール総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】)らとそれぞれ会談。
  • アメリカ合衆国国務長官レックス・ティラソン閣下(The Honourable Rex W. Tillerson)と会見
  • キリスト教/プロテスタント/ヨルダン・聖地福音ルター派教会監督サニ・イブラヒム・アザル座下(The Reverend Bishop Sani Ibrahim Azar)と会見
  • 軍の高官らと会見

 

関連記事:
ヨルダン王アブドッラー2世陛下がロシア大統領プーチン閣下を訪問(2018年2月) – 世界の王室ニュース

ヨルダン王アブドッラー2世陛下が、キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教キリル聖下を訪問(2018年2月) – 世界の王室ニュース
キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教キリル聖下が、ヨルダン王アブドッラー2世陛下と会見(2018年2月) – キリスト教 高位聖職者のニュース

 

ラヴィル・ガイヌッティン師との会談:
RHCさんのツイート: "جلالة الملك عبدالله الثاني يلتقي رئيس مجلس الإفتاء في #روسيا الشيخ راوي عين الدين في مسجد الجامع في موسكو #الأردن His Majesty King Abdullah II meets Chairman of the #Russia Mufties Council Sheikh Ravil Gaynutdin at the Moscow Cathedral Mosque #Jordan… https://t.co/i97lH0NMQF"

 

レックス・ティラソン閣下との会見:
الخارجية الأمريكيةさんのツイート: "#تيلرسون: لقد كان جلالة الملك عبد الله منذ فترة طويلة قائدا إقليميا وعالميا وصوتا ضد الإرهاب، وهو أمر حاسم لجهودنا في مكافحة الإرهاب. وأعتقد أن هذا يتضح عبر مشاركة #الأردن الفعالة في الائتلاف العالمي لهزيمة داعش. @StateDept @USEmbassyJordan @KingAbdullahII… https://t.co/iloZvzuYJl"

RHCさんのツイート: "جلالة الملك عبدالله الثاني يستقبل وزير الخارجية الأمريكي ريكس تيلرسون #الأردن His Majesty King Abdullah II receives #US Secretary of State Rex Tillerson #Jordan… https://t.co/7s4fdHjaGj"

 

サニ・イブラヒム・アザル座下との会見:
RHCさんのツイート: "جلالة الملك يستقبل المطران سني إبراهيم عازر، مطران الكنيسة الإنجيلية اللوثرية في فلسطين و #الأردن، والوفد المرافق من أعضاء الكنيسة His Majesty receives Reverend Ibrahim Azar, Bishop of the Evangelical Lutheran Church in #Jordan and the Holy Land, and the accompanying delegation… https://t.co/r7eUoyBgZ8"

ヨルダン王アブドッラー2世陛下が、キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教キリル聖下を訪問(2018年2月)

※この記事はキリスト教 高位聖職者のニュースと重複します。

 2018年2月15日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会の首座/モスクワ・全ロシア【ルーシ】総主教キリル聖下(キリール総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】)は、ロシア連邦を訪問中のヨルダン・ハシェミット王国国王アブドッラー2世・イブン・アル・フセイン陛下(アブドゥッラー2世アブドラ国王 : King Abdullah II bin Al-Hussein : His Majesty the King of the Hashemite Kingdom of Jordan)と聖ダニロフ修道院で会見しました。
 モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下(His Eminence Metropolitan Hilarion of Volokolamsk, chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))らが同席したようです。

 

 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)(Russian) Состоялась встреча Предстоятеля Русской Православной Церкви с Королем Иордании | The Russian Orthodox Church

 

russianchurch(ロシア正教会モスクワ総主教庁公式チャンネル):
Состоялась встреча Предстоятеля Русской Православной Церкви с Королем Иордании – YouTube

 

RHCさんのツイート: "حديث جلالة الملك عبدالله الثاني وبطريرك موسكو وعموم #روسيا كيريل الأول خلال لقائهما اليوم #الأردن Remarks by His Majesty King Abdullah II and Patriarch Kirill of Moscow and All #Russia during their meeting today #Jordan… https://t.co/WIUn8XidAR"

 

RHCさんのツイート: "جلالة الملك عبدالله الثاني يلتقي بطريرك #موسكو وعموم روسيا كيريل الأول #الأردن His Majesty King Abdullah II meets with Patriarch of #Moscow and All Russia Kirill #Jordan… https://t.co/xmNk8FRNwj"

ロシアの君主政主義者党党首アントン・バコフ“公”“閣下”が大統領選挙から撤退した理由。「私はロシア連邦と“ロマノフ帝国”の二重国籍なので大統領になれない」。話題作りだったように思えますが完全に失敗しているのでは(2018年1月)

 2018年3月の大統領選挙に、自らの政党「君主政主義者党」から立候補を表明していたアントン・アレクセーヴィチ・バコフ氏(Anton Alexeevich Bakov)ですが、先月(2018年1月)人知れず(?)撤退していた模様。
 撤退理由は、「私はロシア連邦と“ロマノフ帝国”の二重国籍者なので大統領になれない」というもの。
 事情をご存じない方には、このオッサンはなにをいうとるのか、という話ですが、以下、なるべく簡潔に説明します。
 ちなみにこの人。ロシア連邦は国として出場できなくなったオリンピックには、ロシア帝国の旗などをつかえ!、と主張していました。

 さて。このバコフ氏は、金持ちの変人なのですが、なぜかロシア帝国を復興するためにロマノフ王朝の後継者を擁立しようと考えました。
 そこで、白羽の矢が立てられた一人が、ロマノフ家当主ロシア女大公マリヤ殿下なのですが、マリヤ殿下には婉曲に断られます。
 ここでとっととあきらめればいいのですが、なぜかさらに突き進み、ロシア帝室の厳しい同等身分結婚をマリヤ殿下もその他の男系子孫も満たしておらず、その条件を満たすロシア帝位継承者はロマノフ家女系子孫のライニンゲン家直系だ、といいだしました。補足しますと、この考え自体は(あくまで仮定としてですが)たまにそういう意見を表明する人がいたことはいます(現実的にいうとゲフンゲフンもいいところですが)。
 そしてライニンゲン男系直系のライニンゲン公子カール・エミッヒ殿下(His Serene Highness Prince Karl Emich of Leiningen)をキリスト教のルター派から東方正教会の信徒に改宗(洗礼名ニコライ・キリロヴィチ)させて皇帝候補として担ぎます。これが“ロシア皇帝ニコライ3世”です。ちなみにカール・エミッヒ殿下は、二度目の結婚が貴賤結婚とされてライニンゲンの跡継ぎからはずされてしまった人です。

 いっぽう、バコフ氏は、どこぞの貧乏な国からそこそこのサイズの島を買い取って、その島を独立国としてその貧乏な国に認めさせようという金の力で独立国を作るという計画を発動します。
 当初、この“国”は、まんま“ロシア帝国”と呼ばれていましたが、その後“帝座”と名称を変更します。概念的にもローマ教皇聖座を意識したものへ変更をしようとしますが、ムチャやん……。
 そして、南太平洋のキリバス共和国に狙いが定められ、政治家の中にも乗り気になる愉快な人も出たのですが、専門家からの否定的な声などもあり、結局破談となります。
 その後、アフリカ西部のガンビア共和国が狙われ、バコフ氏とガンビアの間で協定が交わされます。率直な話、この協定の内容は独立国うんぬんとは到底呼べないようなものだと思うのですが、「その一歩だ!」といわれればさようですかというほかありません。
 ここでなぜか名前が“ロマノフ帝国”になります。
 ともあれ、バコフ氏は、“ニコライ3世”から与えられた称号などを含め、大法官アントン・バコフ公殿下(His Serene Highness Prince Anton Bakov, The Archchancellor of Romanov Empire)と名乗っていたのですが、ロマノフ帝国では単に首相になったりといろいろ忙しいですが、ともあれ本人の脳内ではすでに帝国は成立しているようです。脳外ではリゾート地としての整備が始まっているだけのようですが。ただリゾート地としての整備は本格的なものを目指しているとの分析もあり、いったいこの人はなにがしたいのかハテナマークが頭に浮かぶばかりです。

 そしてロシア大統領選挙の話に戻りますが、以上の状況からすると、最初から「“ロマノフ帝国”との二重国籍だから無理だったわ」といって“ロマノフ帝国”の宣伝をおこなうだけのつもりだったのではないか、という気がします。

 

 (ロシア語)Лидер Монархической партии заявил, что снимается с выборов – Политика – ТАСС

ロシア帝室【ロマノフ家】のマリヤ女大公殿下とゲオルギー大公殿下の新年と降誕祭のメッセージ(2018年1月)

 ロシア帝室【ロマノフ家】当主/ロシア女大公マリヤ・ウラジーミロヴナ殿下(Her Imperial Highness the Grand Duchess Maria Wladimirovna of Russia, The Head of the Russian Imperial House)と、
 継嗣のロシア大公ゲオルギー殿下(His Imperial Highness the Heir, Tsesarevich, and Grand Duke George of Russia)
 の、新年と降誕祭のメッセージが掲載されています。

 

 (ロシア語:ロシア帝室公式サイト)Российский Императорский Дом – С РОЖДЕСТВОМ ХРИСТОВЫМ И НОВОЛЕТИЕМ!

 (英語)Christmas and New Year Greetings from the Head of the Imperial House — The Russian Legitimist

 

ロシアのアントン・バコフ氏、キリバスをあきらめガンビアにて“ロマノフ帝国”建国を予定(2017年12月)

 (英語)Russian empire plans shift from Kiribati to the Gambia | Radio New Zealand News

 (英語:ロマノフ帝国公式サイト)Romanov Empire |

 

Signing of the Memorandum of Friendship and Cooperation between The Gambia and Romanov Empire – YouTube

背後がタス通信になってますが、タス通信で報道されているのは確認していません(ロシア語のキリル文字の’С’は’S’)。

 

 ロシアのアントン・アレクセーヴィチ・バコフ氏(Anton Alexeevich Bakov)という人は、金持ちの変人ですが、なぜか君主政主義者党という政党を立ち上げて、ロシア帝国を復活しようとし始めました。
 あと、国としての出場がアウトになったオリンピックには「ロシア帝国の旗で出ればいい」と発言しています。
※ちなみに来年(2018年)のロシア大統領選挙出馬予定です……本当に出るのかな??
追記1:
 出ませんでした。
 ロシアの君主政主義者党党首アントン・バコフ“公”“閣下”が大統領選挙から撤退した理由。「私はロシア連邦と“ロマノフ帝国”の二重国籍なので大統領になれない」。話題作りだったように思えますが完全に失敗しているのでは(2018年1月)

 しかし、ロマノフ家当主ロシア女大公マリヤ殿下らに皇帝候補になるのを(婉曲的に)断られたので、ロマノフ家の血を引くライニンゲン公子カール・エミッヒ殿下(His Serene Highness Prince Karl Emich of Leiningen)をキリスト教のルター派から東方正教会の信徒に改宗(洗礼名ニコライ・キリロヴィチ)させて皇帝候補として担いでいます(“ロシア皇帝ニコライ3世”)。
 カール・エミッヒ殿下がなぜこんなことを承知したのかはっきりしたことはわかりませんが、お金に困っていてバコフ氏の献納するお金が欲しかったのか、あるいは二度目の結婚を貴賤結婚とされライニンゲンの跡継ぎからはずされたことで人生を見失ってしまったのか、そういうことであって、ぶっちゃけロシアの皇帝になりたいなどとは思ってないだろうと考えられています。
 また、カール・エミッヒ殿下を候補として推すことの是非ですが、貴賤結婚による厳しい制限があったロシア帝室のルールと、その観点からの継承順位を考えるとまったくありえないことではない(ライニンゲン家を推す人もいる)のですが、本人の二度目・三度目の結婚が貴賤結婚だという問題があります(しかしそうだとしても最初の結婚からの長女であるライニンゲン公女ツェツィーリエ殿下(Her Serene Highness Princess Cäcilie of Leiningen)に権利があると考えることもできないことはないですけど)。
追記2:
 なお、カール・エミッヒ殿下の子供たちにロシアの称号が併記されたのはまだ見たことがありません。
 次の皇帝はどうするのか……。

 ともあれ、バコフ氏は、“ニコライ3世”より敬称と称号をいただき、アントン・バコフ公閣下(His Serene Highness Prince Anton Bakov)および大法官(Archchancellor)となっています。もちろん、まじめに受け取る必要はないのですが、いい続ければ夢はかなうかもしれないので、いい続けるでしょう。

 さて、いっぽう、アイデアマンのバコフ氏は、「どこかの国に土地を確保して、(金の力で)そこの国に独立した帝国として認めてもらう」という計画を立てます。
 この計画、いろいろあってまずは南太平洋のキリバス共和国に狙いが定められるのですが、専門家による「アホか」という趣旨のコメントもあり挫折。
 そして、ガンビア共和国を次に狙っているらしいです。
 ガンビアといえば、アフリカの誇る変人大統領の一人がフェードアウトした国家ですが、やはりほかにも変人がいるようです、としかいえません。とはいえ、最終的に通るとは思っていませんけど。

 なお、このミクロネーション、今の名称は「ロマノフ帝国(Romanov Empire)」となっており、バコフ氏……じゃなくてバコフ公閣下は首相(Prime Minister)のようです。
 人工島を建造して旅行地として開発し、定住者(定住従業員)を確保して、ガンビアから独立を承認されれば、ミクロネーションからミニ国家への昇格も妄想から夢くらいには評価が上がるかもしれませんが、はたして……。