47歳(2020年1月20日):ベルギー王妃マティルド陛下が47歳を迎える

 2020年1月20日、ベルギー王妃マティルド陛下(Queen Mathilde of Belgium : Her Majesty The Queen of the Belgians)が47歳を迎えました。

 

Belgian Royal PalaceさんはTwitterを使っています: 「Merci pour vos vœux d'anniversaire !⁣ Bedankt voor uw verjaardagswensen!⁣ Danke für Ihre Geburtstagswünsche!⁣ Thank you for your birthday wishes!⁣ https://t.co/RUC4wdLjUN⁣ ⁣#BelgianRoyalPalace #MonarchieBe https://t.co/u08Ra5Stl7」 / Twitter

 

Belgian Royal Palace(@belgianroyalpalace) • Instagram写真と動画

 

ルクセンブルク大公アンリ殿下、大公世子ギヨーム殿下、大公世子妃ステファニー殿下、大公女アレクサンドラ殿下が新年を祝う催しに臨席(2020年1月)大公妃マリア・テレサ殿下は弟が集中治療室に入ったため公務をキャンセルと発表

 2020年1月16日、ルクセンブルク大公アンリ殿下(Henri : His Royal Highness The Grand Duke of Luxembourg)、ルクセンブルク大公世子ギヨーム殿下(ギヨーム皇太子Guillaume : His Royal Highness The Hereditary Grand Duke of Luxembourg)、ルクセンブルク大公世子妃ステファニー殿下(ステファニー皇太子妃Stéphanie : Her Royal Highness The Hereditary Grand Duchess of Luxembourg)、ルクセンブルク大公女アレクサンドラ殿下(Her Royal Highness Princess Alexandra of Luxembourg, Princess of Nassau, Princess of Bourbon-Parma)は新年を祝う催しに臨席しました。

 

 (フランス語:ルクセンブルク大公室 公式ウェブサイト)Réception du Nouvel An au Palais grand-ducal – Cour Grand-Ducale de Luxembourg – Janvier 2020

※重要追記として、ルクセンブルク大公妃マリア・テレサ殿下(Maria Teresa : Her Royal Highness The Grand Duchess of Luxembourg)は、弟のルイス・メストレ氏(Luis Mestre)が集中治療室【ICU】に入ったため、公務をキャンセルしているとしています。これはこの追記がなければ、余計な憶測が起きかねないということでしょう(すでに起きていますが)。

関連:
 今のところまともに受け取られていない噂:ルクセンブルク大公アンリ殿下に退位の可能性ありとの報道(2020年1月)大公妃マリア・テレサ殿下の行動と政権との衝突

 また、この記事の公開後、ツイッターとフェースブックにそれぞれこの記事へのリンクのある投稿が追加されましたが、どちらも削除されました(現在は写真を減らし再度投稿されています)。
 削除されたのは、どちらも、四人の写真の他は、ローマ・カトリック教会の司教らと会見する三枚の写真が添付されたもので、正直削除理由がよくわかりません。
 退位うんぬんはともかく、大公室が少し落ち着きがないのは確かなようです。

 

※ ↓ 再投稿されたもの:

Cour Grand-DucaleさんはTwitterを使っています: 「A l’occasion du Nouvel An, le Grand-Duc, le Couple héritier et la Princesse Alexandra ont reants de l’ordre judiciaire et le corps diplomatique. ©CGD / M. Dessard https://t.co/SXLF85b3XC」 / Twitter

 

A l’occasion du Nouvel An, Leurs… – Cour Grand-Ducale | Facebook

 

今のところまともに受け取られていない噂【追記:深刻になってきている気配があります】:ルクセンブルク大公アンリ殿下に退位の可能性ありとの報道(2020年1月)大公妃マリア・テレサ殿下の行動と政権との衝突

 週刊誌(Lëtzebuerger Land)が、ルクセンブルク大公アンリ殿下(Henri : His Royal Highness The Grand Duke of Luxembourg)に退位の可能性ありと報じた、という記事が出ました。

 その理由は、以前少しだけ記事にした、ルクセンブルク大公妃マリア・テレサ殿下(Maria Teresa : Her Royal Highness The Grand Duchess of Luxembourg)の行動に関する問題と、現在の政権との衝突などです。
関連:
 ルクセンブルク政府が大公室人事問題の調査へ(2019年8月)大公妃マリア・テレサ殿下が人事に大幅に介入していた結果問題が生じているという情報

 

 (英語)RTL Today – Waringo report: Allegations surrounding the Grand Duchess as internal report publication looms

RTL TodayさんはTwitterを使っています: 「As the Waringo report looms, an article in Letzebuerger Land claims no one dares confront the Grand Duchess of #Luxembourg https://t.co/KNoAAivetD」 / Twitter

 文末で、

The weekly paper also speculated on the possibility of Grand Duke Henri’s abdication following the publication of the report, based on internal sources at the Palace. It claimed the Hereditary Grand Duke and his wife, who are expecting their first child this spring, would almost be ready to assume their future responsibilities.

「その週刊誌(Lëtzebuerger Land)は、大公室内部からの情報をもとにした記事の公表に続いて、アンリ大公が退位する可能性について述べている。
 大公世子と大公世子妃は最初の子供が春に生まれるので、彼らの将来の責任を引き受ける準備がほとんどできている、と主張」

 ……大公妃殿下の話に関する本当のことはわかりませんが、もうすぐ子供が生まれるから大公世子のギヨーム殿下が即位してもいいよねというのはムチャな……。

関連:
 懐妊:ルクセンブルク大公世子ステファニー殿下が、ルクセンブルク大公世子ギヨーム殿下との第一子を懐妊との発表(2019年11月)2020年5月誕生予定

 ルクセンブルク大公アンリ殿下、大公世子ギヨーム殿下、大公世子妃ステファニー殿下、大公女アレクサンドラ殿下が新年を祝う催しに臨席(2020年1月)大公妃マリア・テレサ殿下は弟が集中治療室に入ったため公務をキャンセルと発表

 

追記:
 自らの行動に関する暴露本を発表しようとした人物を脅し(暴露本を出そうとした本人は「地獄を見た」というようなことをコメントしたとか)金を払って口止めをしたり、パワハラの結果で職員が自殺したという疑惑もあるようです。

 捜査に当たっているジャノ・ワリンゴJeannot Waringo)が首相に提出する報告書(フランス語で Rapport Waringo 、 英語で Waringo Report とか書かれています)の最終的な結果が待たれます。いや、待たれますなんていうノンキな状態なのかどうか……。
 もし大公殿下の退位があれば、それは政府による事実上の廃位でしょう。

 

追記2:

 (英語)RTL Today – Grand Ducal Court: Waringo report completed and submitted to PM on Friday

 1月24日に報告書はベッテル首相に手渡されたとされています。

 

続報:
 ルクセンブルク大公アンリ殿下がメッセージを公開(2020年1月)大公妃マリア・テレサ殿下に関する否定的な報道を強く非難するもの。フランス語の他、ルクセンブルク語、英語、スペイン語が用意され異例
 ルクセンブルク:ワリンゴ報告書が公開される。全般的に他の君主国と比較したシステムの分析や問題点の洗い出しをする生真面目なもの(2020年1月)劣悪な就業環境に関する言及はあるものの、「退位」とか言い出したメディアも大幅にトーンダウン
 ルクセンブルク大公室が、報告書に対する極めて短いメッセージ(2020年1月)

 

ベルギー王国大審院が前ベルギー王アルベール2世陛下の DNA 検査の結果公開を決定。デルフィーヌ・ボエルとの親子関係に関する真偽についての最終局面に(2019年12月)

 2019年12月13日、ベルギー王国大審院は、前ベルギー王アルベール2世陛下(His Majesty King Albert II of Belgium)の DNA 検査の結果公開を決定した模様です。
 この後、下級審の上訴裁判所のほうでなにか手続きがあるようですが、アルベール2世の私生児であることを主張しているデルフィーヌ・ボエルDelphine Boël)との親子関係に関する真偽に関して結論が出ます(とっくの昔から娘なんだろうなと確信されていることではありますが……)。

 

 大どんでん返し(実は娘ではなかった)がなければ、親子関係が証明されることになります。
 特にこれによっても、デルフィーヌ・ボエルの身分になにかが生じるわけではありませんが、彼女自身が自らの姓(ボエル)を本当の父親に関連したものに変更することを求めることはできるでしょう(ベルギー由来の名称にするのか、ザクセン=コーブルク=ゴータにするのか、などこの段階でもまだまだ面倒ですが)。

 結果が出れば、軽いノリのタブロイドなどは「“デルフィーヌ王女(Princess Delphine)”」と書いたりもしそうですが、親子関係があるだけでは称号がついたりはしません。
 現君主のベルギー王フィリップ陛下(Philippe of Belgium : Philippe de Belgique : Filip van België : Philipp von Belgien : His Majesty The King of the Belgians)は、称号や敬称を叙したりも可能ですが、そういったことがあるのかも注目です。

 

続報:
 前ベルギー王アルベール2世陛下が弁護士を通じて、 DNA 検査の結果はデルフィーヌ・ボエルの生物学上の父がアルベール2世であることを示していることを発表(2020年1月)

 

懐妊:ルクセンブルク大公世子ステファニー殿下が、ルクセンブルク大公世子ギヨーム殿下との第一子を懐妊との発表(2019年11月)2020年5月誕生予定

 2019年12月6日、ルクセンブルク大公室は、ルクセンブルク大公世子妃ステファニー殿下(ステファニー皇太子妃Stéphanie : Her Royal Highness The Hereditary Grand Duchess of Luxembourg)が、夫のルクセンブルク大公世子ギヨーム殿下(ギヨーム皇太子Guillaume : His Royal Highness The Hereditary Grand Duke of Luxembourg)との間の第一子を懐妊と発表しました。

 同大公室は継承法として絶対長幼制を採用しており、生まれる子供は性別にかかわらず父に次いでルクセンブルク大公位継承順位第二位となります。

 

 (複数言語:ルクセンブルク大公室公式サイト)Communiqué du maréchalat – Cour Grand-Ducale de Luxembourg – Décembre 2019

Cour Grand-DucaleさんはTwitterを使っています: 「Leurs Altesses Royales le Grand-Duc et la Grande-Duchesse ont l’immense joie d’annoncer que le Grand-Duc héritier et la Grande-Duchesse héritière attendent Leur premier enfant pour le mois de mai. https://t.co/hQFZKLdkB7」 / Twitter

De Grand-Duc an d’Grande-Duchesse hunn… – Cour Grand-Ducale | Facebook

 

続報:
 誕生(2020年5月10日):ルクセンブルク大公子シャルル殿下。ルクセンブルク大公世子ギヨーム殿下夫妻の第一子・長男

関連:
 今のところまともに受け取られていない噂:ルクセンブルク大公アンリ殿下に退位の可能性ありとの報道(2020年1月)大公妃マリア・テレサ殿下の行動と政権との衝突