2019年3月14日、スウェーデン王カール16世グスタフ陛下(Carl XVI Gustaf of Sweden : His Majesty The King)とスウェーデン王妃シルヴィア陛下(シルビア王妃 : Queen Silvia of Sweden : Her Majesty The Queen)は、議会関係者・政府関係者らが参列する晩餐会に臨席しました。
スウェーデン皇太子ヴィクトリア殿下(ヴェステルイェートランド女公爵 : Victoria : Her Royal Highness The Crown Princess of Sweden, Duchess of Västergötland)と夫のスウェーデン王子ダニエル殿下(ヴェステルイェートランド公爵 : His Royal Highness Prince Daniel of Sweden, Duke of Västergötland)
スウェーデン王子カール・フィリップ殿下(ヴェルムランド公爵 : His Royal Highness Prince Carl Philip of Sweden, Duke of Värmland)とスウェーデン王子妃ソフィア殿下(ヴェルムランド公爵夫人 : Her Royal Highness Princess Sofia of Sweden, Duchess of Värmland)
も同席
今回のさらなる再埋葬の件ですが、キリスト教/東方正教会/ルーマニア正教会の聖職者らが、王は代々の王陵に埋葬されることが望ましいという見解を述べていたことや、孫で現在のルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下(Her Majesty Margareta, the Custodian of the Crown of Romania : ルーマニア皇太子マルガレータ殿下 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)は、おそらくそのようなことを積極的に望んではいなかっただろうこと(カロル2世の息子で、マルガレータ陛下の亡父である旧ルーマニア王ミハイ1世陛下はカロル2世とは会おうとせず、当時の再埋葬にも臨席せず)。そして、カロル2世の年長系統の男系の孫の“ルーマニア王子パウル殿下”にはこのような要望はあるでしょうが、2015年の違法な不動産取引の件以降、もともと大きくなかった発言権はほぼゼロになっており(公式サイトも消滅しました)、まとめるとルーマニア正教会主導の出来事なのではないかと思います。
礼拝はルーマニア正教会の、
トゥルゴヴィシュテ大主教ニフォン座下(個人の称号として府主教 : His Eminence Hon Metropolitan Nifon, Archbishop of Targoviste)、
アルジェシュ・ムスチェル大主教カリニク座下(His Eminence Archbishop Calinic of Argeș and Muscel)
ヴルチャ大主教ヴァルサヌフィエ座下(His Eminence Archbishop Varsanufie of Vâlcea)、
らが執り行いました。
参列者ですが、マルガレータ陛下の名代として、夫のルーマニア王子ラドゥ殿下(His Royal Highness Prince Radu of Romania)、妹のルーマニア王女ソフィア殿下(Her Royal Highness Princess Sophia of Romania)、妹のルーマニア王女マリア殿下(Her Royal Highness Princess Maria【Marie】 of Romania)が参列しています。
一方、マルガレータ陛下及びすぐ下の妹で王位継承順位第1位のエレーナ王女殿下は参列していません。エレーナ王女殿下の子息ながら、一度与えられた「ルーマニア王子」の称号と「殿下」の敬称、そしてルーマニア王位継承権を剥奪された”元ルーマニア王子”のニコラエ・メドフォース=ミルズ氏(Nicolae Medforth-Mills : ニコラス・メドフォース=ミルズ氏 : Nicholas Medforth-Mills)とアリナ夫人は参列していますが、今のところの継承順位では将来的に王室当主となることになるエリサベタ・カリナ・デ・ロムニエ・メドフォース=ミルズ嬢(Elisabeta Karina de Roumanie Medforth-Mills)は参列していません。
そして、ルーマニア王室公式ニュース配信サイト掲載の写真では、なるべくニコラエ氏をのせないように写真を選んでいるようにも思え、同王室は今後どうしたいのかと首をかしげる次第(いつものことですが)。
そして、ルーマニア王子パウル殿下(ポール王子 : His Royal Highness Prince Paul of Romania)を称するパウル・ホーエンツォレルン氏(パウル=フィリップ・ホーエンツォレルン : Paul-Philippe Hohenzollern : パウル・ランブリノ : Paul Lambrino)とリア夫人、子息のカロル・フェルディナンド・ホーエンツォレルン(Carol Ferdinand Hohenzollern)が、カロル2世の孫夫妻及び曾孫として参列しています。
カロル2世は、父フェルディナンド1世らに内密で1回目の結婚をし、その間に生まれたのが故カロル・ランブリノ氏で、パウル氏はその長男です。この結婚は強制的に無効化されましたが、数十年後に各国の裁判所が有効と認め(ただしこれは生まれた子供へルーマニア王室に関する権利を認めたわけではありません)、またルーマニア正教会の教会法上合法な結婚であったことから教会内部に立場を支持する主教らも存在しました。
故カロル氏は自らの出自に関する承認を求めたわけですが、一方子息のパウル氏は、自らがルーマニア王室当主と称するようになります。この主張に関しては細かいところで一定していませんでした。王室当主は自分ただ一人とする場合と、叔父である故ルーマニア王ミハイ1世陛下が王位についていたことは事実であることから王室当主の座は二つあると称する場合とがありました。
教会内部以外にもその主張を支持する人々もいたのですが、上述した通り、2015年に違法な不動産取引で自宅軟禁に置かれ、以後ふるわない状態です。
なお、妻のリア夫人との間に今回同席した子息がいるわけですが、リア夫人の生年の情報が誤りでなければ60歳での出産ということになり、なんといいますか、疑問視する意見もあります。
Regele Carol al II-lea a murit în exil, în Portugalia, pe 4 aprilie 1953 şi este singurul Rege al României care a fost înhumat până acum în afara unei biserici. https://t.co/2A4CJMUKdM
„Mutarea sicriului cu osemintele Regelui Carol al II-lea dintr-o capelă izolată și așezarea acestuia în noua Catedrală Arhiepiscopală şi Regală de la Curtea de Argeș reprezintă un moment de recuperare istorică şi de integrare în tradiția monarhică… https://t.co/DWLkEAZznL
2018年12月3日、第3代プリモ・デ・リベラ公爵ミゲル・プリモ・デ・リベラ・イ・ウルキホ閣下(Miguel Primo de Rivera y Urquijo, 3rd Duke of Primo de Rivera : The Most Excellent The Duke of Primo de Rivera : 第5代エステーリャ侯爵(既に譲渡済み?) : 5th Marquis of Estella)が薨去したようです。
1934年8月17日生まれの84歳。
スペインの近現代史でもっとも重要な一族の一つであるプリモ・デ・リベラ家の一員で、前スペイン王ファン・カルロス1世陛下(His Majesty King Juan Carlos I of Spain)と親交が深く、王政復古の推進役の一人でした。
祖父の第2代エステーリャ侯爵ミゲル・プリモ・デ・リベラ・イ・オルバネハ閣下(Miguel Primo de Rivera y Orbaneja)はスペイン首相を務め(首相の職名は途中で変わりますが)、一般的に軍事独裁政権の独裁者とされます。
※なお、ソブレモンテ伯爵という称号を保有しているとする情報もありますが、ちょっとこの称号については真偽・存在含めてわかりません。
また、伯父の第3代エステーリャ侯爵ホセ・アントニオ・プリモ・デ・リベラ・イ・サエンス・デ・ヘレディア閣下(José Antonio Primo de Rivera y Sáenz de Heredia)はファシズム運動の指導者で、ファランヘ党初代党首。スペイン人民戦線政府により、裁判なしで銃殺されました。
死後かなり経って、フランシスコ・フランコ総統の時代に、初代プリモ・デ・リベラ公爵に叙されています。
なお、ホセ・アントニオとフランコ総統の支持者は現在では完全にわかれている傾向にありますが、どちらの命日も 11月20日 です。ファランヘ党支持者は現在でも 11月20日 にデモ行進をおこないますが、キャプションなどが適当だとどちらの支持者なのかわからない場合があります(おそらくはホセ・アントニオの支持者だと思いますが……)。
ホセ・アントニオの系統のファランヘ党の組織の後裔は、現在では(主にカタルーニャ問題の対応のためか)連邦制などを主張しているようですが、大昔の思想の名残がどの程度あるのかはわかりません。また、現在のスペイン王室に対しては、主に失態などについて批判的です。
2018年10月31日、アフリカの西部三ヶ国を歴訪する予定の、英国王室【イギリス王室】のウェールズ公チャールズ皇太子殿下(Prince Charles : His Royal Highness The Prince of Wales)とコーンウォール公爵夫人カミラ妃殿下(Camilla : Her Royal Highness The Duchess of Cornwall)は、ガンビア共和国を訪問しました。
ガンビア共和国大統領アダマ・バロウ閣下(His Excellency Adama Barrow)夫妻と会見、同夫妻の主催する晩餐会に臨席しました。
The Prince also visited the Gambian Armed Forces Training School meeting the Chief of Defence Staff, junior soldiers and joining a lesson on International Human Rights. #RoyalVisitTheGambia 🇬🇲 pic.twitter.com/fMgSp6cCXU
The Prince of Wales and The Duchess of Cornwall are tonight attending a State Dinner hosted by President Adama Barrow and Mrs Bah-Barrow. #RoyalVisitTheGambia 🇬🇲 pic.twitter.com/U9wIjOPizS
Earlier, The Prince visited The Gambia Armed Forces Training School, and the. Chief of Defence Staff was there to receive him. pic.twitter.com/4dLiTuzCCE
The Prince revealed that visiting The Gambia was a childhood dream, since he was 13, inspired by the visit of the Queen and the Duke in 1961. #RoyalVisitTheGambiapic.twitter.com/1xfdVSOkh2