スペイン王フェリペ6世陛下が、母の前スペイン王妃ソフィア陛下を、金羊毛騎士団の騎士に叙任していた模様(2025年1月)

 2025年1月10日のスペイン王国官報に、スペイン王フェリペ6世陛下(King Felipe VI : His Majesty The King of Spain)が、母である前スペイン王妃ソフィア陛下(Her Majesty Queen Sofía of Spain)を金羊毛騎士団の騎士に叙任したという情報が出ています。
 叙任日付は2024年10月29日で、ソフィア陛下の誕生日の少し前。
 発表がこれまでおこなわれていなかったのは、スペインで洪水が起こったためかと思われます。

 

 (スペイン語:スペイン官報)BOE-A-2025-442 Real Decreto 1116/2024, de 29 de octubre, por el que se concede el Collar de la Insigne Orden del Toisón de Oro a Su Majestad la Reina Doña Sofía de Grecia.

 (スペイン語)El rey concede el Toisón de Oro a la reina Sofía
 (英語)The King grants Queen Sofia the Order of the Golden Fleece for her “service to Spain and the Crown”

Point de Vue(フランス語)が、ロマノフ家継嗣のロシア大公ゲオルギー殿下夫妻の第二子が春に誕生すると報道しています(2025年1月)

 Point de Vue(フランス語)が、ロシア帝室継嗣のロシア大公ゲオルギー殿下(His Imperial Highness The Heir, Tsesarevich, and Grand Duke George of Russia : プロイセン王子 : Prince of Prussia)とヴィクトリア・ロマノヴナ妃殿下(Her Serene Highness Princess Victoria Romanovna)の間の第二子が、2025年春に誕生すると報じています。

 

 (フランス語)George de Russie et Victoria Romanovna attendent leur deuxième enfant | Point de Vue

 

 今のところ、他で見かけていない情報です。

 

追記:
ヴィクトリア妃のインスタグラムが更新されました:
Instagram

追記2:
ロシア帝室 公式ウェブサイトが更新されました。
 (英語:ロシア帝室 公式ウェブサイト)Russian Imperial House – 2025-01-10 Announcement from the Chancellery of the Imperial Family

 (英語)Happy Announcement from the Imperial House — The Russian Legitimist

 

関連:
 誕生(2022年10月21日):アレクサンドル・ゲオルギエヴィッチ公子殿下。ロシア帝室ロマノフ家継嗣/ロシア大公ゲオルギー殿下夫妻の第一子・長男

デンマーク王フレデリック10世陛下が、デンマーク王室の紋章を変更(2024年12月)カルマル同盟を示す三つの王冠は外される

 2024年12月20日、デンマーク王フレデリック10世陛下(King Frederik X of Denmark : His Majesty The King)は、デンマーク王室の紋章を変更する勅令を発布しました。

 1972年よりの紋章との大きな変更は、カルマル同盟を示す三つの王冠が外されたこと。
 また、グリーンランドを示す白熊、フェロー諸島を示す雄羊が目立つようにそれぞれ独立したクォーターに配置されました。

ウィキメディア・コモンズより/
変更後:
Royal coat of arms of Denmark (2024)

変更前:
Royal coat of arms of Denmark (1972–2024)

 

 (英語:デンマーク王室 公式ウェブサイト)Establishment of new royal coat of arms
 (デンマーク語:デンマーク王室 公式ウェブサイト)Fastsættelse af nyt kongevåben
 (デンマーク語:デンマーク官報)Bekendtgørelse om fastsættelse af det kongelige danske våben

DET DANSKE KONGEHUS 🇩🇰(@detdanskekongehus) • Instagram写真と動画

(旧)ギリシャ皇太子パウロス殿下らが、ギリシャの市民権を回復(2024年12月)

国籍と市民権を混同していたので訂正を入れました。また、曖昧な部分にさらに訂正を入れる可能性があります:

 (旧)ギリシャ王室からの発表および報道によりますと、故ギリシャ王コンスタンティノス2世陛下の五人の子供がギリシャの市民権を回復しました。
 そのうちの一人で現ギリシャ王室当主・(旧)ギリシャ皇太子パウロス殿下(デンマーク王子 : His Royal Highness Crown Prince Pavlos of Greece, Prince of Denmark)の五人の子供は新たにギリシャ国籍を取得しましたギリシャの市民権を取得しました(国籍に関してはよくわかりません)。

 
 1994年に、コンスタンティノス2世と、現在の共和制ギリシャ政府との対立により、(旧)ギリシャ王室の構成員はギリシャの市民権を剥奪されていました。
 その後、コンスタンティノス2世らは、デンマークの外交官パスポートを使用していたようです(コンスタンティノス2世は男系でデンマーク王室子孫、妻のアンナ=マリア陛下はデンマーク王室出身)。
 また、パウロス皇太子の五人の子供は、1994年より後に生まれているため、今回はじめてギリシャの市民権を取得したことになると思われます(国籍は不明)。
※パウロス皇太子の母であるアンナ=マリア陛下は今回の件には興味がないとしてギリシャの市民権を再取得していません。

 現政府との合意の条件の一つは姓を定めることで、デ・グレスDe Grèce)が選ばれたようです。
※そのほかの条件は、現在の共和国憲法に忠誠を誓ったり、王室の権利や称号を主張しないなどです。

 

 (英語版:ギリシャ王室 公式ウェブサイト)Announcement 23/12/2024

 (英語)Greece’s former royal family seeks to reclaim citizenship 50 years after monarchy abolished | AP News
 (英語)Former Greek royal family expresses 'deep emotion' after regaining citizenship – ABC News

ロシア皇帝アレクサンドル3世の騎馬像が、シベリアのケメロヴォに設置される(2024年5月)

 2024年5月31日、ロシア連邦ケメロヴォ州-クズバスのケメロヴォにて、ロシア皇帝アレクサンドル3世の騎馬像が除幕されました。

 

Новости 42:
В Кузбассе открыли памятник императору Александру III – YouTube