戴冠式(2022年7月21日):マーシャル諸島 伝統的君主/クワジェリン大首長マイケル・カブアの戴冠式がおこなわれる。大統領一族

 2022年7月21日、マーシャル諸島共和国の伝統的君主の一人、クワジェリン大首長マイケル・カブアMichael Kabua, Iroijlaplap of Kwajalein)の戴冠式がおこなわれました。

 大首長の単語の表記として「Iroijlaplap」や「Iroojlaplap」がありますが、どちらが正しいのかよくわかりませんが、マーシャル諸島共和国憲法では前者です。
 また、マーシャル語では日本の天皇に対してもこの単語が使われるようです。

 

 記事などによりますと、この大首長の地位は、
 ジョバ・カブアJoba Kabua)という人物が1970年代には継承しており、1982年に薨去。
 初代大統領でもある弟のアマタ・カブアAmata Kabua)が継承し、1996年に薨去。
 その後、いとこで第二代大統領のイマタ・カブアImata Kabua)が継承し、2019年に薨去。
 そして、弟のマイケル・カブアが2019年に継承しているということになるようです。
※現(第9代)大統領のデイビッド・カブア閣下(His Excellency Mr David Kabua)は上記初代大統領アマタ・カブアの子息です。

 この50年で初めての戴冠式、とのことです。

 

 (英語)Marshall Islands celebrate first coronation of paramount chief in 50 years | RNZ News
 (英語)Marshall Islands celebrate first 'Iroojlaplap' chief coronation in 50 years
 (英語)Marshall Islands celebrate first 'Iroojlaplap' chief coronation in 50 years

New Straits TimesさんはTwitterを使っています: 「#NSTworld The coronation, held on the small island of Ebeye, is known as a "Kailoojoj" in Marshallese — a ceremony reserved only for paramount chiefs. https://t.co/PXtC3AKY2u」 / Twitter

相馬野馬追、初日が開催される(2022年7月)陸奥相馬氏当主の孫の相馬言胤 氏(14歳)が総大将

 2022年7月23日、相馬野馬追が始まりました。開催は25日まで。
 今年の総大将は、陸奥相馬氏第33代当主の孫の、相馬言胤氏(そうま としたね)です。
 14歳で、22日に元服式がおこなわれた模様。

 

相馬野馬追執行委員会:
相馬野馬追 2022年(令和4年)1日目 オンライン配信 – YouTube

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
威風堂々と騎馬武者出陣 「相馬野馬追」3年ぶり開催(2022年7月23日) – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=9ypjd3ixa68

 

0:38~0:50 に 相馬言胤氏の訓示/
ANNnewsCH(ANN NEWS):
騎馬武者が勇壮に 無形民俗文化財「相馬野馬追」3年ぶり本格開催(2022年7月23日) – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=OORvYK0Ru4I

 

時事通信映像センター:
相馬野馬追、3年ぶり通常開催 福島 – YouTube

 

 総大将は14歳、堂々と進軍 福島・相馬野馬追開幕 | 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS

河北新報オンラインニュースさんはTwitterを使っています: 「総大将は14歳、堂々と進軍 福島・相馬野馬追開幕 https://t.co/I6kvnnK0qi」 / Twitter

 

 総大将14歳言胤さん元服、いざ出陣 相馬野馬追きょう幕開け:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
 総大将は数え年で15歳!一千年以上の歴史を誇る相馬野馬追は3年ぶりに通常規模で開催へ【福島発】:ニュース – FTV 福島テレビ


 二日目。

相馬野馬追執行委員会:
相馬野馬追 2022年(令和4年)2日目 オンライン配信 – YouTube


 三日目。

相馬野馬追執行委員会:
相馬野馬追 2022年(令和4年)3日目 オンライン配信 – YouTube

インタビュー動画(インタビュー部分は英語):現在セルビア王室を称するユーゴスラビア皇太子アレクサンダル2世殿下のスロベニア訪問時のインタビュー(2022年6月)

 現在セルビア王室を称する(旧)ユーゴスラビア王室当主/ユーゴスラビア皇太子【セルビア皇太子】アレクサンダル2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Alexander II of Yugoslavia / Serbia)のスロベニア共和国訪問時のインタビュー映像です。
 冒頭は英語字幕付き、インタビュー部分は英語です。

 

RoyalSerbianChannel(セルビア王室 公式チャンネル):
Crown Prince Alexander interview with Slovenia Television – YouTube

訃報(2022年7月15日):ブラジル帝室ヴァソウラス系統当主ルイス殿下が薨去(1938~2022)ブラジル大統領府は公式服喪の宣言

 2022年7月15日、(旧)ブラジル帝室ヴァソウラス系統当主オルレアン=ブラガンサ公子ルイス殿下(His Imperial and Royal Highness Prince Dom Luiz of Orleans-Bragança, Head of the Imperial House of Brazil : ドンルイス・デ・オルレアンス・イ・ブラガンサDom Luiz de Orleans e Bragança)が薨去した模様です。
 1938年6月6日生まれの84歳。

 

Pró MonarquiaさんはTwitterを使っています: 「Cumprimos o doloroso dever de comunicar o falecimento de Sua Alteza Imperial e Real o Príncipe Dom Luiz de Orleans e Bragança, Chefe da Casa Imperial do Brasil, ocorrido hoje, dia 15 de julho de 2022, na cidade de São Paulo, aos 84 anos de idade. https://t.co/hi7p3M6QxH」 / Twitter

 

 薨去に伴い、ブラジル連邦共和国大統領府はブラジル帝室当主の死に対して一日間の公式服喪を宣言しています。

 (ブラジル・ポルトガル語)D11134

Declara luto oficial pelo falecimento de Dom Luiz Gastão Maria José Pio Miguel Gabriel Rafael Gonzaga de Orleans e Bragança, Chefe da Casa Imperial do Brasil.

「ブラジル帝室当主ドン・ルイス・ガスタン・マリア・ジョゼ・ピオ・ミゲル・ガブリエル・ラファエル【ハファエル】・ゴンザーガ・デ【ジ】・オルレアンス・イ・ブラガンサの死に対する公式服喪を宣言する」

政府公式ツイッターでもブラジル帝室当主の死に対する追悼を表明:
Secretaria Especial de Comunicação SocialさんはTwitterを使っています: 「O Governo Federal manifesta pesar pela perda de S. A. I. R. Dom Luiz de Orleans e Bragança, chefe da Casa Imperial do Brasil, e deseja consolo ao coração de seus familiares e amigos. Homem de muito respeito, fé e erudição, preservou o modelo de nobreza de seus antepassados. https://t.co/mN8wIvdwkR」 / Twitter
https://twitter.com/gov_dobrasil/status/1548063356891721730

 

ルイス殿下は未婚で子供がいないため、弟のベルトランド殿下があらたにブラジル帝室当主となります。81歳。
Pró MonarquiaさんはTwitterを使っています: 「Sua Alteza Imperial e Real o Príncipe Dom Bertrand de Orleans e Bragança, Chefe da Casa Imperial do Brasil. https://t.co/IyJGjfYrFr」 / Twitter

 

ベルトランド殿下も未婚で子供がいないため、さらに弟のアントニオ殿下が継嗣となります。
※すでにブラジル皇太子(Prince Imperial of Brazil)と表記されています。
Pró MonarquiaさんはTwitterを使っています: 「Sua Alteza Imperial e Real o Príncipe Imperial do Brasil, Dom Antonio de Orleans e Bragança. https://t.co/F8z6hIKvVX」 / Twitter

 

アントニオ殿下の次男(長男は飛行機事故ですでに薨去)ラファエル殿下(ハファエル)がさらにその継嗣となります。
※すでに、グラン=パラ公(Prince of Grão-Pará)と表記されています。
Pró MonarquiaさんはTwitterを使っています: 「Sua Alteza Imperial e Real o Príncipe do Grão-Pará, Dom Rafael de Orleans e Bragança. https://t.co/Bw9CfBNqGN」 / Twitter

訃報(2022年7月2日):ジョー・グラハム(・ブルック?)、急死(?~2022)サラワク王国白人王の子孫

 2022年7月2日に、ジョー・グラハム(・ブルック?)氏(Joe Graham Brooke?)が急死したことが異母兄弟であるジェイソン・デズモンド・アントニー・ブルック氏(Jason Desmond Anthony Brooke FRAS)により明らかになっています。
 生年不明。故人には一子オーウェンOwen)がいるようです。

 現在、マレーシアの一部になっているサラワク州などの領域にあったサラワク王国を統治した白人王の子孫です。

 ジェイソン氏とジョー氏の父親、ジェームズ・ブルック氏はアントニー・ブルック殿下。アントニー殿下の父がベルトラム殿下でその兄がヴァイナー殿下です。
 つまり、
 初代サラワク王ジェームズ・ブルック殿下
 の甥が第二代サラワク王チャールズ・ブルック殿下
 の息子が第三代で最後のサラワク王ヴァイナー・ブルック殿下
 の弟がバートラム・ブルック殿下で推定相続人の称号(Tuan Muda of Sarawak)が使用されていますが、
 一方でバートラム殿下の長男のアントニー・ブルック殿下が法定推定相続人の称号(Rajah Muda of Sarawak)を与えられており、継嗣であるように思われますが、二度、剥奪されています。
 つまるところ、サラワク王位継承のルールがはっきり決まっていないのですが。
 アントニー殿下の子息がジェームズ氏であり、ジェームズ氏の長男がローレンス・ブルック氏、次男がジェイソン・ブルック氏。
 この次男のジェイソン・ブルック氏がサラワクに関わって精力的に活動している模様。今回亡くなったジョー氏は父の婚外子ではないか、ということです。

 

Sending all our love and… – Jason Desmond Anthony Brooke | Facebook