訃報(2025年11月27日):タイ王国のチュルチャルーム・ユコン王子殿下が薨去(1947~2025)ラーマ5世の曾孫、映画監督チャトリーチャルーム・ユコン王子殿下の弟

 2025年11月27日、タイ王国のチュルチャルーム・ユコン王子殿下(His Serene Highness Prince Chulcherm Yugala : タン・チャイ・マイ : Than Chai Mai)が薨去したようです。
 1947年生まれの78歳。

 ラーマ5世の曾孫で、タイ王室では傍系です。
 有名な映画監督であるチャトリーチャルーム・ユコン王子殿下の弟。
 軍の役職を歴任し、ラーマ10世の皇太子時代に警護官を務めていました。
 本人が王室の一員であることに加え、熱心な(批判者からは強硬的な)王室支持者とされています。
 また、兄のように有名ではありませんが、映画界でも活動していたようです。

 本人の王位継承順位は、薨去時に 10位 となっているはずです(回復の見込みはないと見られているパッチャラキッティヤパー王女殿下を含む建前上の順位)。
 また、タイの王党派の中には、ルール上では女子に継承権があることになっていても、実際に女子が即位することはないと考えている人々もおり、そのような人々にとっては、王位継承順位第6位であったということになります。

 

 (英語)Bangkok Post – Prince Chulcherm passes away aged 78

Thenationthailand on X: "On November 27, 2025, the Facebook page of Momchao Chulcherm Yugala posted a message reporting that Major General Momchao Chulcherm Yugala passed away peacefully at his residence in Mae Rim District, Chiang Mai Province, at the age of 78. https://t.co/bQOYGQJpbD" / X

90歳(2025年11月28日):常陸宮(正仁親王)殿下が90歳を向かる

 2025年11月28日、常陸宮殿下(正仁親王 : まさひと : Prince Masahito : His Imperial Highness Prince Hitachi)は、 90歳 を迎えました。

 

皇室のニュース FNNプライムオンライン:
常陸宮さま90歳卒寿の誕生日 ミニチュアダックスの愛犬「福ちゃん」と穏やかな日々 大谷翔平選手らの活躍も喜ばれ – YouTube

宮内庁によりますと、常陸宮さまは天気の良い日には愛犬「福姫」と共にご夫妻で庭を散策し、野鳥の観察をされているということです。

 

TBS NEWS DIG Powered by JNN:
【常陸宮さま卒寿90歳に】上皇さまの弟で皇位継承順位3位 歩行訓練継続|TBS NEWS DIG – YouTube

 

日テレNEWS:
【常陸宮さま】28日90歳・卒寿に テレビでスポーツ番組やドラマも ワールドシリーズ日本人3選手の活躍喜ぶ 健康維持に努め – YouTube

英国の富豪サー・ベンジャミン・スレード準男爵(第7代)が、遠縁の親戚に資産を継承させるための相続税対策として、ある程度若い妻を募集(2025年11月)

 報道によりますと、英国の連合王国準男爵/サー・ベンジャミン・スレード準男爵【第7代】(Sir Benjamin Slade, Bt : 7th Baronet)が、遠縁の親戚に資産を継承させるための相続税対策として、ある程度若い妻を募集しているそうです。

 

 (英語)Somerset millionaire lists his needs for a potential bride | Somerset County Gazette

 

 サー・ベン・スレード準男爵は、現在 79歳 で、二つの城と地所などを保有している富豪です。
 自身より20年は若い妻を募集しています。
 なお、準男爵位には継承者がいないようですが……遠縁の親戚が誰なのかはわかりません。

 同・準男爵は、数年前にも妻を募集しており、その時は自身の子孫を残すためというのが主要な目的のようでしたが、今回はそれをまだあきらめてはいないものの、主要な目的としては遠縁の親戚に資産を継承させるための相続税対策として、若い妻を募集しているようです。

 詳細な英国の法律については専門家でないので間違っているかもしれませんが、準男爵が自身の死亡時に遠縁の親戚に資産を継承させると相続税がかかりますが、妻であれば相続税はなく、またその妻が夫の死亡後に遠縁の親戚に資産を贈与し 7年 生存すると同様に相続税が発生しない、ということのようです。
 若い妻である理由は、 7年 生存してもらわないと困る、という、なんともいえないもののようです( 7年 経過せずに未亡人が死亡してしまった時に備えて、保険をかけるわけですが、若ければ保険もかけやすいという……)。
 もちろん、妻側は資産を相続してしまえばそれを自由にできますが、それを避けるために準男爵は結婚前に強い契約を結んで確実に実行させるようにします。また、妻には報酬が支払われます。

 また、準男爵は、妻に次のようなものを求めているようです。

  • 準男爵の城や地所、ライチョウ狩猟場などの資産を管理する能力
  • 法律および会計の訓練(を受けていることが役に立つ)
  • ショットガンのライセンス保有
  • 運転免許(ヘリコプターの免許があるとなお良い
  • 紋章(家紋)の保有
  • (子孫を残すケースの場合の想定として)息子を 2人 産めること(出産歴があれば可)
  • 個人的な財産や収入があれば良いが、多額であれば助かる

 ……と、なかなかのものを求めています。

 また、次のような人々を除外しています。

  • 新聞「ガーディアン」紙の読者
  • 蠍座の女
  • 薬物使用者
  • アルコール依存症患者
  • スコットランド人
  • 身長5フィート6インチ未満の人(身長 約 168cm 以上を望んでいるということ)
  • 国名が「I」で始まり、国旗に緑色が含まれる国の人(まわりくどいですが、アイルランド人)
  • 冬にオーバーコートを着ない国の人

 なお、以前の募集で除外条件としていた「レズビアン」「共産主義者」はありません。

会津松平家第14代当主 松平保久 氏が、野出蕉雨の掛け軸「孔雀」を会津若松市に寄贈(2025年11月)

 2025年11月25日、会津松平家第14代当主松平保久氏(まつだいら もりひさ)は、野出蕉雨の掛け軸を会津若松市に寄贈したようです。

 野出蕉雨は会津藩出身で、掛け軸「孔雀」は大正時代のものとみられ、高木龍一郎氏が保管。同家が掛け軸の保管を任されていたようです。
 同氏の父・故高木厚保氏(若松ガス社長・会津若松商工会議所会頭などを歴任)は、先代当主の松平保定(子爵)と親しかったとのこと。
※名前に「保」の字が含まれているのは、たまたまではないような気がしますが……。
 
 市役所新庁舎完成記念の寄贈とのことで、室井照平市長出席で市役所で寄贈式があったようです。

 

 会津藩ゆかりの掛け軸、若松市へ 市役所新庁舎完成記念、松平家当主が寄贈:地域ニュース:福島民友新聞社

 会津藩絵師が描いた掛け軸 福島県会津若松市に寄贈 会津松平家14代当主・松平保久さん 市が展示を検討 | 福島民報

Xユーザーの福島民報さん: 「会津藩絵師が描いた掛け軸 福島県会津若松市に寄贈 会津松平家14代当主・松平保久さん 市が展示を検討 https://t.co/ngTSdPAik4 福島民報  #fukushima #福島」 / X

訃報(2025年7月16日):オディーリア・ロイス公子妃殿下(カステル=カステル伯女)が薨去(1939~2025)

 2025年7月16日、オディーリア・ロイス公子妃殿下(Her Serene Highness Princess Odylia Reuss : カステル=カステル伯女)がオランダで薨去したようです。
 1939年10月26日生まれの85歳。

 カステル=カステル家出身。
 1964年に、1919年生まれのロイス公子ハインリヒ3世と結婚。(ハインリヒ3世は再婚)
 一子・ハインリヒ17世(Heinrich XVII : “エリコス” : “Erricos”)が1968年に生まれています。

 

 (オランダ語)Postuum: Odylia, prinses Reuss van Beverweerd