加賀前田家第18代当主 前田利祐 氏が家督を譲る考え(2023年10月)11月に 前田利宜 氏が第19代当主に

 2023年10月、加賀前田家第18代当主前田利祐氏(まえだ としやす)が家督を譲る考えを表明しました。

 

 2023年11月3日、家督継承の奉告祭がおこなわれました。
 11月6日、前田利宜氏(まえだ としたか)が、加賀前田家第19代当主を継承。

 

石川テレビ公式チャンネル:
34年ぶり交代…前田家18代当主・利祐氏が長男の利宜氏に家督譲る考え 尾山神社の神事後に発表 – YouTube

 

北陸朝日放送公式チャンネル:
前田家の当主交代 19代へ – YouTube

 

 県内外から感謝と期待 前田家当主・利宜氏に交代|社会|石川のニュース|北國新聞

 前田家当主34年ぶりに交代 長男・利宜氏へ継承 生前の交代は157年ぶり | TBS NEWS DIG (1ページ)

加賀藩祖から続く前田家の18代当主 前田利祐(としやす)氏が長男の利宜(としたか)氏に家督を継承する奉告祭が3日行われました。

加賀藩祖・前田利家公を祭る金沢市の尾山神社には前田家を支えた加賀八家(かがはっか)の当主も顔を揃えました。

 前田家第19代当主 ・イノダコーヒ社長  前田利宜 氏-加能人

訃報(2023年9月27日):シュレスヴィヒ=ホルシュタイン公クリストフ殿下、薨去(1949~2023)オルデンブルク王朝・グリュックスブルク王朝の現在の最年長系統

 2023年9月27日、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン公クリストフ殿下(Christoph : His Highness The Prince of Schleswig-Holstein : クリストフ・プリンツ・ツー・シュレスヴィヒ=ホルシュタイン=ゾンダーブルク=グリュックスブルクChristoph Prinz zu Schleswig-Holstein-Sonderburg-Glücksburg)が薨去したようです。
 1949年8月22日生まれの74歳。

 オルデンブルク王朝およびグリュックスブルク王朝全体の最年長系統の男系男子で、デンマーク、ノルウェー、英国(チャールズ3世以降)、旧ギリシャ、旧ロシア、旧オルデンブルク大公室は、いずれも男系の傍系にあたります。

 薨去に伴い、子息のシュレスヴィヒ=ホルシュタイン公世子フリードリヒ・フェルディナント殿下(Friedrich Ferdinand : His Highness The Hereditary Prince of Schleswig-Holstein : フェルディナント・エルププリンツ・ツー・シュレスヴィヒ=ホルシュタイン=ゾンダーブルク=グリュックスブルクFerdinand Erbprinz zu Schleswig-Holstein-Sonderburg-Glücksburg)が、新たにシュレスヴィヒ=ホルシュタイン公およびオルデンブルク王朝およびグリュックスブルク王朝の当主となります。また、フリードリヒ・フェルディナント殿下の長男アルフレート殿下が新たな公世子です。

 

 (ドイツ語)So geht es nach dem Tod von Christoph Prinz zu Schleswig-Holstein weiter | Der Nordschleswiger
 (ドイツ語)Trauer um Christoph Prinz zu Schleswig-Holstein
 (ドイツ語)Christoph Prinz zu Schleswig-Holstein ist gestorben | BUNTE.de
 (ドイツ語)Christoph Prinz zu Schleswig-Holstein (†): Ein Verwandter von König Charles ist gestorben | GALA.de
 (ドイツ語)Zum Tode von S.H. Christoph Prinz zu Schleswig-Holstein | Stiftung Louisenlund
 (ドイツ語)Traueranzeigen von Christoph Prinz zu Schleswig-Holstein-Sonderburg-Glücksburg | trauer-anzeigen.de

訃報(2023年9月9日):南アフリカ/ズールー人のブテレジ氏族長マンゴスツ・ブテレジ王子が薨去(1928~2023)インカタ自由党【IFP】創設者

 2023年9月9日、南アフリカ共和国のブテレジ氏族長マンゴスツ・ブテレジ王子(Prince Mangosuthu Gatsha Buthelezi, Inkosi of the Buthelezi clan)が薨去したようです。
 1928年8月27日生まれの95歳。

 南アフリカ内務大臣、国会議員、クワズールー自治区首相を務め、インカタ自由党【IFP】創設者です。
 また、先代のズールー王の おじ で、1954年から薨去に至るまで長期に渡ってズールー王国宰相を務めています。

 南アフリカ共和国大統領マタメーラ・シリル・ラマポーザ閣下(Matamela Cyril Ramaphosa)より、クワズールー・ナタル州のウルンディで、特別公的葬儀のカテゴリー1での葬儀が宣言されています。
 (英語:南アフリカ政府 公式ウェブサイト)President Cyril Ramaphosa declares Special Official Funeral Category 1, to honour Prince Mangosuthu Buthelezi | South African Government
 大統領経験者として、ジェイコブ・ズマカレマ・モトランテタボ・ムベキが、政治家として、ジュリアス・マレマフロイド・シヴァンブバントゥー・ホロミサなど他党の指導者を含む多数が、ナイジェリアよりオルシェグン・オバサンジョ元大統領が参列。

 

SABC News:
Prince Mangosuthu Buthelezi | Political stalwart has passed on – YouTube

 

SABC News:
Funeral Service of Prince Mangosuthu Buthelezi – YouTube

 

SABC News:
Prince Mangosuthu Buthelezi | Remembering Prince Mangosuthu Buthelezi – YouTube

 

SABC News:
Prince Mangosuthu Buthelezi | The Life and Times – YouTube

 

Eyewitness News:
In memory of Prince Mangosuthu Buthelezi (1928-2023) – YouTube

 

 (英語)IFP founder Mangosuthu Buthelezi has died – The Mail & Guardian
 (英語)This is how Prince Mangosuthu Buthelezi will be buried on Saturday
 (英語)Mangosuthu Buthelezi's burial marks the end of an era | City Press
 (英語)Prince Mangosuthu Buthelezi’s death a ‘big loss’ for Africa, says friend and former Nigerian president Olusegun Obasanjo
 (英語)IFP Memorial Service – Message by HRH Prince Ntuthukoyezwe Zuzifa Buthelezi on behalf of the Buthelezi Family – The Prince Mangosuthu Buthelezi Foundation

 

関連:
 南アフリカ/ズールー人の新たなブテレジ氏族長に先代の子息ズジファ・ブテレジ王子殿下が選出(2023年12月)
 南アフリカ/ズールー王国の宰相にトゥラシズウェ・ブテレジ閣下が任命される(2024年1月)前任の故・マンゴスツ・ブテレジ王子とは血縁関係はない模様

訃報(2023年7月20日):ジュナーガド藩王位継承者ムハンマド・ジャハーンギール・ハーンジ殿下が薨去(1955?1956?~2023)パキスタン首相シャバーズ・シャリフ閣下が弔意を表明

 2023年7月20日、インドのジュナーガド藩王位継承者“ナワーブ”ムハンマド・ジャハーンギール・ハーンジ殿下(His Highness Nawab Mohammad Jahangir Khanji, Nawab of the Junagadh State)が薨去したようです。
 1955年または1956年生まれの67歳と報じられています。

 ジュナーガド藩王国は、インドとパキスタンの分離の際に、当時の藩王(ムスリム)と多数住民(ヒンドゥー)の宗教が食い違っており、藩王はパキスタンへの帰属を宣言したために、現在はインド領となっているものの、パキスタン側が自国領土と主張するケースがあります。
 薨去した殿下も、ジュナーガドの独立や、パキスタンへの帰属を望んでいたようです。

 薨去に伴い、継嗣の“ナワーブザーダ”ムハンマド・アリー・モルタザ・ハーンジNawabzada Mohammad Ali Murtaza【Murtaxa】 Khanji)が新たにナワーブ(Nawab)の称号を引き続き藩王位の継承者となります。

 

 (英語)Nawab of Junagadh, who championed accession, passes away – Pakistan – DAWN.COM
 (英語)Nawab of Junagarh State Jhangir Khanji passes away | Pakistan Today
 (英語)Nawab of Junagarh Jahangir Khanji dies of cancer – Pakistan – Dunya News
 (英語)Nawab of Junagarh Muhammad Jahangir Khanji passes away

 

 パキスタン・イスラム共和国首相シャバーズ・シャリフ閣下が弔意を表明しています。

 (英語)MINISTRY OF INFORMATION AND BROADCASTING (MOIB), PAKISTAN | PM Shehbaz expresses grief over demise of Nawab of Junagarh
 (英語)PM Shehbaz expresses grief over demise of Nawab of Junagarh

 

BOL News:
Sad News For Junagadh State | Nawab Muhammad Jahangir Passed Away | Breaking News – YouTube

 

BOL News:
Nawab of Junagarh Muhammad Jahangir Khanji Funeral Prayers Performed | Breaking News – YouTube

ジョアンヴィル・ポマレがタヒチ王“ポマレ11世”として即位式をおこなう(2023年4月)ニュージーランドのマオリ王ツヘイティア・パキ陛下(ツヘイティア・ポタタウ・テ・フェロフェロ7世)が臨席

 現在のフランス領ポリネシアにあるタヒチ島には、かつてタヒチ王国が存在し、その最後の王はポマレ5世Pōmare V)です。
 その弟のテリイトゥア・トゥアヴィラ・ポマレ王子(ジョアンヴィル公 : Prince Teriitua Tuavira Pōmare, Prince Joinville)をポマレ6世(Pōmare VI)とし(5世より先に薨去)、6世の長男ヒノイ・ポマレ王子(Hinoi Pōmare)をポマレ7世(Pōmare VII)、7世の長男と次男をそれぞれ8世と9世、9世の長男がポマレ10世、この10世が1981年に薨去した後に、弟のレオポルド・ポマレ王子(Léopold Pōmare)がポマレ11世Pōmare XI)として王位継承者となっていたようです。

 しかし、2009年、10世の養子らしき人物(詳細不明)ジョアンヴィル・ポマレ氏(Joinville Pōmare)が自らがポマレ11世であると宣言します。一族からは拒否。血を引いているわけでもないので、当たり前ではあります。

 時を経て、2023年4月17日、同地のヒルトンホテルで、この後者のポマレ11世の即位式のようなものがおこなわれたようです。
 これだけならば、また変な主張をする人物が変なことをおこなっただけなのですが、なぜかニュージーランドのマオリ王ツヘイティア・パキ陛下(Tūheitia Paki : ツヘイティア・ポタタウ・テ・フェロフェロ7世 : Kiingi Tūheitia Potatau Te Wherowhero VII KStJ GCCT KCLJ)がこれに参列。
 マオリ王はニュージーランドでは公的な存在のため(もちろんだからといってフランス領ポリネシアのタヒチに何らかの権限を持つわけではありませんが)、君主が他の人物を君主として承認するということは意味を持つものです。よって、この後者のポマレ11世について以前より正統性のようなものが生じています。

 

 (フランス語)Un roi, Pomare XI, et bientôt une Principauté – La Dépêche de Tahiti %