訃報(2025年1月5日):タイ王国のウタイティアン・チャヤーングン王女殿下が薨去(1930~2025)シャム王ラーマ4世の、生存していた最後の孫娘

 2025年1月5日、タイ王国のウタイティアン・チャヤーングン王女殿下(Her Serene Highness Princess Uthaitiang Jayankura)が薨去しました。
 1930年6月1日生まれの94歳。

 シャム王ラーマ4世の、生存していた最後の孫娘。

 同王女の父は、ラーマ4世と側室の一人の息子ポンサーディソンマヒッブ公チャイヤーヌシット王子。
※ラーマ4世には多数の子孫が存在します。

 

子息のアカウント?:
กราบถวายอาลัย… – Jayankura M. R. Bhakapol | Facebook

 

XユーザーのRoyal World Thailand 🇹🇭さん: 「🇹🇭 #Thailand’s Princess Uthaitiang Jayankura has passed away on 5 Jan. 2025 aged 94. She was the last surviving granddaughter of King Rama IV, and was the eldest female royal minor member until her death. Link: https://t.co/qu4Mw6Hu2B #PrincessUthaitiang #ThaiRoyalFamily https://t.co/TcqqG97IVI」 / X

ナイジェリア伝統的君主:ラゴス王リルワン・アキオル陛下が、ナイジェリア大統領ボラ・ティヌブ閣下の訪問を受ける(2025年1月)

 2025年1月3日、ナイジェリア連邦共和国の伝統的君主の一人、ラゴス王リルワン・アキオル陛下(His Royal Majesty Oba Rilwan Akiolu, The Oba of Lagos)は、ナイジェリア連邦共和国大統領ボラ・アハメド・ティヌブ首長閣下(His Excellency Asiwaju Bola Ahmed Tinubu GCFR, Asiwaju of Lagos, Jagaba of Borgu)の公式訪問を受けました。

 ティヌブ大統領は、ラゴス王より、王の麾下の首長の称号のひとつである Asiwaju に叙されているようです。

 

 (英語)Tinubu Visits Oba Of Lagos, Seeks Partnership With Traditional Rulers • Channels Television
 (英語)Tinubu seeks traditional rulers' support — News — The Guardian Nigeria News – Nigeria and World News

 

XユーザーのPresidency Nigeriaさん: 「President Bola Tinubu paid a visit to the Oba of Lagos, His Majesty Rilwan Akiolu, at the Iga Idunganran palace in Lagos Island today https://t.co/kFrRNYKtIm」 / X

 

XユーザーのBola Ahmed Tinubuさん: 「Today, I had the honour of visiting His Majesty, Oba Rilwan Akiolu of Lagos, at the historic Iga Idunganran Palace, a site rich in culture and tradition. During my visit, Kabiyesi and I engaged in meaningful conversations about the role traditional institutions play in shaping https://t.co/vn452Qz701」 / X

ベルギー王子オスカル殿下の姓が、オヘア(O’Hare)から、オヘア・ド・サクス=コブール(O’Hare de Saxe-Cobourg)に変更された模様(2024年11月)

 2024年12月6日のベルギー王国官報によりますと、2024年11月20日に、ベルギー王子オスカル殿下(His Royal Highness Prince Oscar of Belgium : オスカル・オヘア : Oscar O’Hare)の姓を、オヘア(O’Hare)から、オヘア・ド・サクス=コブール(O’Hare de Saxe-Cobourg)に変更する許可が出たようです。

 オスカル殿下の母は、ベルギー王女デルフィーヌ殿下(Her Royal Highness Princess Delphine of Belgium)で、デルフィーヌ殿下は、アルベール2世の婚外子です。
関連:
 前ベルギー王アルベール2世陛下の娘であることが確定したデルフィーヌ・ボエルがベルギー王女に(2020年10月)子供二人もジョゼフィーヌ王女殿下とオスカル王子殿下に

 デルフィーヌ殿下は、親子関係の確定後、ド・サクス=コブール(de Saxe-Cobourg)を姓としていましたが、子供たちは父方のオヘア(O’Hare)のままでした。
 今回、第二子のオスカル殿下の姓が組み合わせ式のオヘア・ド・サクス=コブール(O’Hare de Saxe-Cobourg)となったようです。
 姉のジョゼフィーヌ殿下の姓の変更も申請されているようですが、特に問題はないと思われ、申請時に成年に達しているかどうかで手続きが違うのではないかと思います(ジョゼフィーヌ殿下は21歳、オスカル殿下は16歳)。

 

 (ベルギー王国官報 2024年12月6日:該当箇所は520ページ目:132098の下部)06_1.pdf
オランダ語:

Bij koninklijk besluit van 20 november 2024 is machtiging verleend aan de genaamde O’Hare, Oscar John Patrick Tobias Léopold Michel, Prins van België, geboren te Ukkel op 28 april 2008, er wonende, om zijn naam in die van “O’Hare de Saxe-Cobourg” te veranderen.

フランス語:

Par arrêté royal du 20 novembre 2024 le nommé O’Hare, Oscar John Patrick Tobias Léopold Michel, Prince de Belgique, né à Uccle le 28 avril 2008, y résidant, est autorisé à substituer à son nom celui de “O’Hare de Saxe-Cobourg”.

デンマーク王フレデリック10世陛下が、デンマーク王室の紋章を変更(2024年12月)カルマル同盟を示す三つの王冠は外される

 2024年12月20日、デンマーク王フレデリック10世陛下(King Frederik X of Denmark : His Majesty The King)は、デンマーク王室の紋章を変更する勅令を発布しました。

 1972年よりの紋章との大きな変更は、カルマル同盟を示す三つの王冠が外されたこと。
 また、グリーンランドを示す白熊、フェロー諸島を示す雄羊が目立つようにそれぞれ独立したクォーターに配置されました。

ウィキメディア・コモンズより/
変更後:
Royal coat of arms of Denmark (2024)

変更前:
Royal coat of arms of Denmark (1972–2024)

 

 (英語:デンマーク王室 公式ウェブサイト)Establishment of new royal coat of arms
 (デンマーク語:デンマーク王室 公式ウェブサイト)Fastsættelse af nyt kongevåben
 (デンマーク語:デンマーク官報)Bekendtgørelse om fastsættelse af det kongelige danske våben

DET DANSKE KONGEHUS 🇩🇰(@detdanskekongehus) • Instagram写真と動画

(旧)ギリシャ皇太子パウロス殿下らが、ギリシャの市民権を回復(2024年12月)

国籍と市民権を混同していたので訂正を入れました。また、曖昧な部分にさらに訂正を入れる可能性があります:

 (旧)ギリシャ王室からの発表および報道によりますと、故ギリシャ王コンスタンティノス2世陛下の五人の子供がギリシャの市民権を回復しました。
 そのうちの一人で現ギリシャ王室当主・(旧)ギリシャ皇太子パウロス殿下(デンマーク王子 : His Royal Highness Crown Prince Pavlos of Greece, Prince of Denmark)の五人の子供は新たにギリシャ国籍を取得しましたギリシャの市民権を取得しました(国籍に関してはよくわかりません)。

 
 1994年に、コンスタンティノス2世と、現在の共和制ギリシャ政府との対立により、(旧)ギリシャ王室の構成員はギリシャの市民権を剥奪されていました。
 その後、コンスタンティノス2世らは、デンマークの外交官パスポートを使用していたようです(コンスタンティノス2世は男系でデンマーク王室子孫、妻のアンナ=マリア陛下はデンマーク王室出身)。
 また、パウロス皇太子の五人の子供は、1994年より後に生まれているため、今回はじめてギリシャの市民権を取得したことになると思われます(国籍は不明)。
※パウロス皇太子の母であるアンナ=マリア陛下は今回の件には興味がないとしてギリシャの市民権を再取得していません。

 現政府との合意の条件の一つは姓を定めることで、デ・グレスDe Grèce)が選ばれたようです。
※そのほかの条件は、現在の共和国憲法に忠誠を誓ったり、王室の権利や称号を主張しないなどです。

 

 (英語版:ギリシャ王室 公式ウェブサイト)Announcement 23/12/2024

 (英語)Greece’s former royal family seeks to reclaim citizenship 50 years after monarchy abolished | AP News
 (英語)Former Greek royal family expresses 'deep emotion' after regaining citizenship – ABC News