クリスマスメッセージ(2024年):ルクセンブルク大公アンリ殿下が退位の日付を発表。2025年10月3日に、長男のギヨーム大公世子殿下に譲位の予定

 ルクセンブルク大公アンリ殿下(Henri : His Royal Highness The Grand Duke of Luxembourg)による、降誕祭(クリスマス)と新年に向けたメッセージ動画が公開されています。

 ルクセンブルク語です(フランス語キャプション)。

 スピーチ内にて、2025年10月3日に、アンリ殿下は長男のルクセンブルク大公世子ギヨーム殿下(ギヨーム皇太子Guillaume : His Royal Highness The Hereditary Grand Duke of Luxembourg)に譲位すると発表されました。

 アンリ大公は、1955年4月16日生まれの69歳。来年4月に70歳となるので、退位時には70歳ということになります。2000年10月7日より約25年の統治となります。

 ギヨーム大公世子は、1981年11月11日生まれの43歳。
 即位時も43歳となります。
 大公世子は、2024年10月8日より、摂政(ルクセンブルク大公権限代行者 : Lieutenant-Représentant of the Grand Duke)となっています。即位時まで摂政として統治を代行することになります。
 ルクセンブルク大公として、ギヨーム5世Guillaume V)と呼ばれると思われます。

 また、ギヨーム大公世子の長男、シャルル大公子が、新たにルクセンブルク大公世子となります。2020年5月10日生まれの4歳。父の即位時には5歳となっていることになります。

 

 (サイト自体はフランス語:ルクセンブルク大公室 公式ウェブサイト)Discours de Noël 2024 de S.A.R. le Grand-Duc | Cour grand-ducale
※フランス語、英語、ルクセンブルク語でのスピーチ内容テキストあり

 (ルクセンブルク政府 公式ウェブサイト)Discours de Noël 2024 de S.A.R. le Grand-Duc – Le gouvernement luxembourgeois

 (英語)RTL Today – End of an era: Grand Duke Henri reflects on 25 years of reign in emotional Christmas speech, announces succession date

 

🇱🇺👑 Mat vill Emotioun huet de Grand-Duc um Dënschdegowend, am Kader vun der traditioneller Chrëschtried, den Datum vu senger Ofdankung zu Gonschte vu… | By Cour Grand-Ducale | Facebook

 

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訃報(2024年12月16日):ヴァルデック=ピルモント公ヴィッテキント殿下が薨去(1936~2024)ヘッセン州首相ボリス・ライン閣下が弔意を表明

 2024年12月16日、ヴァルデック=ピルモント公ヴィッテキント殿下(Wittekind : His Serene Highness The Prince of Waldeck and Pyrmont : ヴィッテキント・フュルスト・ツー・ヴァルデック・ウント・ピルモントWittekind Fürst zu Waldeck und Pyrmont)が薨去しました。
 1936年3月9日生まれの88歳。

 1967年よりヴァルデック=ピルモント公室の当主となり、史跡の保存などに力を尽くしました。
 2000年にドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章しています。

 薨去に伴い、長男のカール=アントン公世子殿下(Carl-Anton)が地位を継承。

 また、ヘッセン州首相ボリス・ライン閣下(His Excellency Boris Rhein)が弔意を表明。

 

 (ドイツ語:ヘッセン州首相官邸 公式サイト)„Wir trauern um eine herausragende Persönlichkeit“ | hessen.de

XユーザーのBoris Rheinさん: 「Wittekind Fürst zu Waldeck und Pyrmont hat sich mit viel Engagement dafür eingesetzt, das kulturelle Erbe zu bewahren und seine Heimat zu stärken. Hessen verliert einen prägenden Charakter, der nicht nur die Region, sondern das gesamte Land geprägt hat.」 / X

訃報(2024年12月30日):旧ザンジバル・スルタン【国王】ジャムシード・ビン・アブドッラー陛下が崩御(1929~2024)

 2024年12月30日、旧ザンジバル・スルタン【国王】 “サイイド”・ジャムシード・ビン・アブドッラー・アル・サイード陛下(His Majesty Sultan Sayyid Jamshid bin Abdullah Al Said, Sultan of Zanzibar)が崩御したようです。
 1929年9月16日生まれの95歳。

 1964年のザンジバル革命により亡命し、その後は英国に居住、2020年には同族が統治するオマーン国への入国が認められていました。
 記事のひとつによれば、2025年1月9日から Isles(諸島)へ戻る準備をしている最中であったようです。この Isles がザンジバルのことであれば、タンザニアやザンジバル自治政府の了解がありそうですが、探してみたところ、情報が見つかりませんでした(もし状況が判明したら追記します)。

 崩御に伴い、スルタン位の継承者は、長男の “サイイド”・アリー・ビン・ジャムシード・アル・サイードSayyid Ali bin Jamshid Al Said)となりそうです。

 

 (英語)Last Sultan of Zanzibar, Sayyid Jamshid bin Abdullah Al Said dies at 95 in Oman – Daily News

XユーザーのDaily News Tanzaniaさん: 「MUSCAT: The last Sultan of Zanzibar, Sayyid Jamshid bin Abdullah Al Said,  passed away on Monday, at Sultan Qaboos Hospital in Muscat, Oman, at the age of 95. Read more on:- https://t.co/f0fUKVJt4O https://t.co/5biakS4FOQ」 / X

 

 (英語)Last reigning Sultan of Zanzibar Sayyid Jamshid bin Abdullah dies at 95 years old in Oman | The Citizen
 (英語)Jamshid bin Abdullah, the last Sultan of Zanzibar, passes away at 95

モナコ公アルベール2世殿下一家のクリスマス向けフォトが公開(2024年12月)

 モナコ公アルベール2世殿下(His Serene Highness Prince Albert II, Sovereign Prince of Monaco)一家のクリスマス向けフォトが公開されています。

 

Palais Princier de Monaco(@palaisprincierdemonaco) • Instagram写真と動画

 

こちらは少し前の別の写真:
Palais Princier de Monaco(@palaisprincierdemonaco) • Instagram写真と動画

ボツワナ伝統的君主:元ボツワナ大統領イアン・カーマ閣下が、マングワト王カーマ4世陛下として帰還(2024年11月)100年の摂政時代が終了。式典には副大統領ンダバ・ハオラテ閣下やエスワティニ王子グドゥザ殿下が参列

 2024年11月30日、元ボツワナ共和国大統領イアン・カーマ閣下(Ian Khama)が、マングワト王カーマ4世陛下(His Majesty Kgôsikgolo Khama IV)として、マングワト部族の元に戻り、式典が行われました。
※政界に入っていたため、摂政が立てられ、また、その後の国外逃亡(亡命)などもありまして、今回地元に戻って、王として活動するということのようです。

 式典には、ボツワナ共和国大統領ンダバ・ハオラテ閣下(Ndaba Gaolathe)ら同共和国内の要人や、エスワティニ王子グドゥザ殿下(His Royal Highness Prince Guduza of eSwatini【Swaziland】)が参列ということです。
※このグドゥザ王子ですが、過去の日本の外務省の記事で(The Honourable Prince Guduza)と書かれている人物ではないでしょうか。敬称が His Royal Highness ではないのは、大臣の敬称が The Honourable なのでそうしたのでしょうが、疑問。

 マングワト部族は、1925年のセコマ2世崩御後から、常時のように摂政が立てられていたようで、100年の摂政の時代が終わるということになります。

 ただ、摂政を務めていたセラゴラ・セレツェSerogola Seretse)のかわりに、カーマ4世はセレツェ・ピーター・カーマSeretse Peter Khama)という人物を自らの補佐をする副王的地位に就けたようで、これまでの経緯を含めて、一族全体・部族全体を含めて、どの程度の人々が納得しているのかはよくわからないところです。

 

 (英語)PressReader.com 世界の新聞 | KGOTLA FOR WHO? Kgosi Khama IV will not sit at the kgotla like

 

XユーザーのPublic Interest BWさん: 「BREAKING: Kgosi Khama IV appoints Seretse Peter Khama his deputy. https://t.co/ovc140Rbhh」 / X

 

XユーザーのBotswana Polls and Updates 🇧🇼❤️さん: 「Gammangwato Kgosi, Khama IV, was received back to his seat today at the Gammangwato headquarters in Serowe surrounded by his family, national leadership, Bagammangwato and guests from elsewhere. https://t.co/NrwK045Br3」 / X

 

Note To Men & Women:
𝐓𝐇𝐄 𝐑𝐄𝐈𝐍𝐒𝐓𝐀𝐓𝐄𝐌𝐄𝐍𝐓 𝐎𝐅 𝐊𝐆𝐎𝐒𝐈 𝐊𝐇𝐀𝐌𝐀 𝐈𝐕- BANGWATO WELCOME KGOSI IAN KHAMA – YouTube

 

LORATO TV:
Former President Ian Khama Becomes Paramount Chief of the Bangwato Tribe in Botswana – YouTube

 

BtvNews Channel BW:
KGOSI KGOLO OF BANGWATO RECEPTION – YouTube