トルコ訪問中:三笠宮家の彬子女王殿下がトルコ外相チャヴシュオール閣下と会見した際に日本国旗とトルコ国旗で手の爪を装飾していたことが原因で、ネイルサロンでトルコ国旗を爪に描いてもらう人達が出ているという記事(2018年9月)「モナコ公妃グレース・ケリーからウェールズ公妃ダイアナまで、王族は常にファッションと美を先導してきた - 日本の三笠宮家の彬子女王も例外ではない」

 トルコ共和国訪問中の三笠宮家の彬子女王殿下(あきこ : Her Imperial Highness Princess Akiko of Mikasa)がトルコ共和国外務大臣メヴリュット・チャヴシュオール閣下(メブリュト・チャブシオール外相 : His Excellency Mevlüt Çavuşoğlu)と会見した際に、日本国旗とトルコ国旗で手の爪を装飾していたことが原因で、ネイルサロンでトルコ国旗を爪に描いてもらう人達が出現しているという記事が出ています。
 今回の訪問は、(四年前に比べて)なんだか盛り上がりすぎのような気がするんですが……。

 

もつ(motsu)/モツさんのツイート: "今日は更新できないので英語記事へのリンク https://t.co/2aKMnPzBvJ 彬子女王殿下がトルコ外相訪問時に爪に国旗→ネイルサロンいくトルコ人続出 「モナコ公妃グレース・ケリーからダイアナ皇太子妃まで王族は常にファッションと美を先導してきた-日本の三笠宮家の彬子女王も例外ではない」 ……!"

 下記の euronews トルコ語版の動画より:

Finger flags: Japanese princess sparks new nail art trend in Turkey – Daily Sabah

From Grace Kelly, the Princess of Monaco, to Diana, the Princess of Wales, royals have always blazed a trail in fashion and beauty — and Japanese Princess Akiko of Mikasa is no exception.

「モナコ公妃グレース・ケリーからウェールズ公妃ダイアナまで、王族は常にファッションと美を先導してきた - 日本の三笠宮家の彬子女王も例外ではない」

 ……!

 

euronews (Türkçe):
Tırnaklarıyla dikkat çeken Japonya Prensesi Akiko Mikasa Türkiye'de – YouTube

euronews Türkçeさんのツイート: "Tırnaklarıyla dikkat çeken Japonya Prensesi Akiko Mikasa Türkiye'de ▶️ https://t.co/cNoIis4fCS… "

Euronews Türkçe – Tüm dikkatler Japon prensesin tırnaklarında | Facebook

 

関連:
 (2018年9月)三笠宮家の彬子女王殿下のトルコ共和国訪問関連記事

 

デンマーク皇太子メアリー殿下がフィンランドを訪問(2018年9月)

 2018年9月13日~9月14日の日程で、デンマーク皇太子妃メアリー殿下(モンペザ伯爵夫人 : Mary : Her Royal Highness The Crown Princess of Denmark, Countess of Monpezat)がフィンランド共和国を訪問しているようです。
 夫のデンマーク皇太子フレデリク殿下(モンペザ伯爵 : Frederik : His Royal Highness The Crown Prince of Denmark, Count of Monpezat)は、手術に関連して公務をキャンセルしています。
関連:
 デンマーク皇太子フレデリク殿下が椎間板ヘルニア(?)の手術とのこと(2018年9月)

 なお、ややこしいことに、デンマーク女王マルグレーテ2世陛下は現在(おそらく私的休暇で)デンマークを離れているという話で、そうなるとフレデリク殿下は公務をキャンセルしたのに、日本でのいわゆる「国事行為臨時代行」、向こうのルール上では「Rigsforstander」という状態にあると思います。
 「Rigsforstander」は、英語で雑に「Regent」(つまり「摂政」)と書かれることもありますが、過去のデンマークの長期の摂政は「Regent」(英語と同綴り)やそれを組み込んだ別の単語が使われているのではないかと思います。

 

Det danske kongehus(デンマーク王室公式チャンネル):
H.K.H. Kronprinsessen i Finland – YouTube

 

H.K.H. Kronprinsessen besøger krydstogtskibet Mein Schiff 2 – YouTube

 

 (デンマーク語)H.K.H. Kronprinsessen i Finland – dag 1 | Kongehuset
 (デンマーク語)VIDEO: Erhvervsfremstød i Finland | Kongehuset
 (英語)Crown Princess Mary starts work visit in Finland – Royal Central

 

DET DANSKE KONGEHUSさんはInstagramを利用しています:「I Finlands hovedstad Helsinki indledte H.K.H. Kronprinsessen tidligere i dag et erhvervs- og kulturfremstød, hvor en større dansk…」

 

DET DANSKE KONGEHUSさんはInstagramを利用しています:「Frokost hos parlamentsformand Paula Risikko, et besøg hos en leverandør af vedvarende løsninger og en netværksbegivenhed med fokus på dansk…」

 

Det danske kongehus – Officiel middag i Finlandia Hall | Facebook

 

Et besøg hos en leverandør af vedvarende… – Det danske kongehus | Facebook

 

Det danske kongehus – H.K.H. Kronprinsessen i Finland | Facebook

 

ヨルダン王アブドッラー2世陛下の一週間(2018年9月9日~9月13日)

 ヨルダン・ハシェミット王国国王アブドッラー2世・イブン・アル・フセイン陛下(アブドゥッラー2世アブドラ国王 : King Abdullah II bin Al-Hussein : His Majesty the King of the Hashemite Kingdom of Jordan)の、この一週間くらいの公務などの様子です。

 

RHC JO(ヨルダン王室ハーシム家公式チャンネル):
استقبال وفد من مجلس أمناء جمعية الشؤون الدولية في ملخص نشاطات جلالة الملك 9 – 13 أيلول 2018 – YouTube

 

 今週は特筆すべきことはなかったようです。

 

インタビュー記事:ロシア帝室ロマノフ家当主/ロシア女大公マリヤ殿下がウクライナに独立正教会を設置しようとしているキリスト教/コンスタンティノープル全地総主教庁を批判「首位性は儀礼的なもの」「あそこはアンティオキア総主教庁から独立したが今は指示を受けたりしない」「自らが独立を認めた教会へ介入する権利はない」(2018年9月)

※この記事はキリスト教 高位聖職者のニュースと重複します。

 

 ロシア帝室ロマノフ家当主/ロシア女大公マリヤ殿下(Head of the Russian Imperial House : Her Imperial Highness The Grand Duchess Maria Wladimirovna of Russia)が、Interfax のインタビューを受けた模様です。
 元が英語なのか、そのロシア語版の翻訳なのかわかりませんが、英語記事がロシア帝室公式サイトに掲載されています。

 

 (英語:ロシア帝室公式サイト)Russian Imperial House – Grand Duchess Maria of Russia: Constantinople’s position will lead to the splintering of the very foundations of Orthodoxy

 

 キリスト教/東方正教会/全地総主教庁(コンスタンティノープル)が、ウクライナの管轄権を持つロシア正教会モスクワ総主教庁の許諾なしに一方的に「ウクライナへの独立正教会設置準備」を始めたことについて聞かれ、それを批判している内容です(「非常に悲しんでいる」というような言葉もありますが)。

 自らは、聖職者でも歴史家でもないため専門家ではないと前置きしつつも、全地総主教庁(コンスタンティノープル)の首位性は儀礼的なものであり実質はないとし、コンスタンティノープルはもともとはアンティオキア総主教庁から独立したが(大昔ですが)その後に指示を受けたりしていないことを例示し(これは微妙です。少なくとも初期の総主教らはアンティオキアに叙任されていたという話もあります。とはいえ現在はもちろんそうではありません)どの教会であれ独立正教会と認めた教会へは介入する権利は持っていないと述べています。

 また、東方正教会の理論としてどうなのかはわかりませんが、「母なる教会」(Mother Church)と「娘である教会」(Daughter Church)は、母が娘の独立を認めたら「姉妹教会」(Sister Church)になる、という表現を用いています(あくまで表現です。この表現は初めて見ましたが……通常は独立を認めても「母なる教会」は「母なる教会」と表現されます)。

 結論として、コンスタンティノープル全地総主教庁の行動は、東方正教会を分裂させるものだ、としています。

 

 全体の話の流れはロシア正教会側の主張とほぼ同じですが、「母なる教会」関連の表現ではさらに踏み込んでおり、これはあるいはロシア正教会モスクワ総主教庁とは立場が違うかもしれません(この理屈であれば、ロシア正教会モスクワ総主教庁が独立を認めた教会側はロシア正教会を「母なる教会」と呼ぶ必要はないことになりますので)。

 

ナイジェリア伝統的君主:イバダン王【90歳】が、王の許諾なしにオヨ州政府に新たに“王”として認められた首長らの一人【80歳以上?】の発言を批判(2018年9月)「80歳を超えても年上を侮辱せずに意見を言えんのか」みたいな年長者有利な理屈も

 すでにお伝えしている、ナイジェリア連邦共和国オヨ州で、イバダン王国内の多数の首長がイバダン王の許諾なしに“王”になった件ですが、

関連:
 ナイジェリア伝統的君主:イバダン王サリウ・アカンム・アデトゥンジ陛下の90歳祝賀式典がおこなわれる(2018年8月)
 ナイジェリア伝統的君主:イバダン王国で昨年【2017年】オヨ州政府に新たに“王”として認められた多数の首長(21人?)が、これを認めた現職州知事らを批判している元・州知事の上院議員(かつ同王国の上位の首長のひとり)を非難「嫉妬だ!」(2018年9月)

 余波はまだまだ続いているようです。

 イバダン王“オバ”・サリウ・アカンム・アデトゥンジ陛下(His Royal Majesty【His Imperial Majesty】 Oba Saliu Akanmu Adetunji, the Olubadan of Ibadan)は、文化的活動をおこなっている若者ら(?)との会見で、“王”の一人を批判したようです。

 

 (英語)“You are rude, verbally reckless”, Olubadan tells new kings – Daily Trust
 (英語)CHIEFTAINCY CRISIS: Peace moves stalled as Olubadan tackles Oba Olakulehin – Vanguard News
 (英語)Olubadan attacks Oba Olakulehin over comment – Punch Newspapers

 

※報道関係も、州政府が“王”として認定したのだからと第一級伝統的統治者の “Oba” を彼らに使用するところと、なるべくそれを避けようとしているところがあります。

 

 前回の記事で、イバダン王国の11人の上位首長の称号を並べましたが、

 Otun Olubadan
 Osi Olubadan
 Asipa Olubadan
 Ekerin Olubadan
 Ekarun Olubadan
 Balogun
 Otun Balogun
 Osi Balogun
 Asipa Balogun
 Ekerin Balogun
 Ekarun Balogun

 このうちの「Balogun」、すなわち、
 オウォラビ・オラクレヒン陛下(His Royal Majesty Oba Owolabi Olakulehin, The Balogun of Ibadan【Ibadanland】)、
 が、声明を発表していたようで(ニュースを見逃したかもしれません)、イバダン王に対して「誰か私が言っている英語を“翻訳”して彼に伝えてくれればすべて問題はおさまる」と、イバダン王は(英語では)まともなやり取りもできないと受け取られるような表現を使用していた模様です。
 これに対し、イバダン王は、なにも誰かに翻訳してもらわんでもアメリカにもヨーロッパにも仕事でいったことがあるわい、と、売り言葉に買い言葉の様相を呈してはいますが、反応を返しています。

 前回の記事は主に、新しい王様たちのうち、
 レカン・バログン陛下(His Royal Majesty Oba Lekan Balogun, The Otun Olubadan of Ibadan)、
 による、同じ上位首長である元オヨ州知事・上院議員ラシーディ・アデウォル・ラドジャ(High Chief Rashidi Adewolu Ladoja, The Osi Olubadan of Ibadan)への批判の話でしたが、イバダン王「Olubadan」に次ぐ格式らしい「Otun Olubadan」と「Balogun」が先頭に立って(?)、問題を穏健に解決するつもりはまったくなさそうではありますが、意見を表明しているようにみえます。

 

 なお、今回の記事で気になったのは、イバダン王がオラクレヒン陛下(Balogun of Ibadan)への批判として述べた中に、オラクレヒン陛下がラドジャ上院議員のほかにも、多数の人物と過去に対立しているそうで、その相手の中に、
 アミドゥ・アジバデ陛下(His Royal Majesty Oba Amidu Ajibade, The Ekarun Olubadan of Ibadan【Ibadanland】)、
 の名前もあります。
 (イバダン王はもちろんこの人物を王とは認めていませんが)この方は、今回の騒動で新しく“王”になっており、前回の記事でラドジャ上院議員批判声明に名を連ねていました。
 いつのまにやら仲良くなったようですが、王様になれるならと態度を変えたのか、ほかに複雑な事情でもあるのか。

 

 また、11人の上位首長のうち「Ekerin Olubadan of Ibadan」の地位にあるのがビオドゥン・コラ=ダイシ(High Chief Biodun Kola-Daisi)という名前だという情報もあります。
 この人物は最近オラクレヒン陛下に罵られていたようなので、たぶん“王”になっていないと思いますが……。

 

 そんなわけで11人のうち、

 “王”になった:
 レカン・バログン陛下(His Royal Majesty Oba Lekan Balogun, The Otun Olubadan of Ibadan)、
 アミドゥ・アジバデ陛下(His Royal Majesty Oba Amidu Ajibade, The Ekarun Olubadan of Ibadan【Ibadanland】)、
 エッディー・オイェウォレ陛下(His Royal Majesty Oba Eddy Oyewole, The Asipa Olubadan of Ibadan【Ibadanland】)、
 オウォラビ・オラクレヒン陛下(His Royal Majesty Oba Owolabi Olakulehin, The Balogun of Ibadan【Ibadanland】)、
 タジュデエン・アジボラ陛下(His Royal Majesty Oba Tajudeen Ajibola,The Osi Balogun of Ibadan【Ibadanland】)、
 ラテエフ・グバダモシ・アデビンペ陛下(His Royal Majesty Oba Lateef Gbadamosi Adebimpe, The Asipa Balogun of Ibadan【Ibadanland】)、

 たぶん王になっていない:
 ビオドゥン・コラ=ダイシ(High Chief Biodun Kola-Daisi, The Ekerin Olubadan of Ibadan【Ibadanland】)、

 王になっていない:
 ラシーディ・アデウォル・ラドジャ(High Chief Rashidi Adewolu Ladoja, The Osi Olubadan of Ibadan【Ibadanland】)、

 不明:
 「Otun Balogun」、「Ekerin Balogun」、「Ekarun Balogun」

 です。

 イバダン王も含めて全員高齢だと思うのですが、このような批判というかなんというかを繰り返していて、この問題は一年以上続いているのになぜまだ健康なのか逆に不思議になります(そういう方々が生き残るのか……?)。