ウガンダ共和国内のトロ王国が、中央政府にさらなる資産返還を求めている模様(2018年8月)

 (英語)Uganda: Return Our Properties, Tooro Tells Govt – allAfrica.com

 

 ブガンダ共和国内の王国のひとつ、トロ王国が、中央政府にさらなる資産返還を求めているようです。
 他の王国にくらべて返還されている割合がかなり少ないのだと思います。

 ちなみにトロ王国などの「トロ」の綴りですが、「Tooro」と「Toro」が混在しているように見受けられますが、詳細はわかりません。

 

ナイジェリア伝統的君主:約70年間空位だったトゥオモ王の選出がおこなわれ、ジョゼフ・ボソン陛下【エスク2世】が戴冠。別勢力が元・最高裁判所裁判官のタバイ判事閣下を選出しこちらも戴冠した模様(2018年8月)

 ナイジェリア連邦共和国デルタ州のトゥオモ王国で、ジョゼフ・ボソン氏(Commissioner Joseph Boson)が、トゥオモ王(Ebenanaowei of Tuomo Kingdom)に選出された模様です。
 記事では、ジョゼフ・ボソン陛下【エスク2世】(His Royal Majesty, Joseph Boson, Esuku II)と記述されています。

 

 (英語)BREAKING: Boson coronated as Esuku II in Tuomo Kingdom, Delta State  – Liberator News  | The Liberator Nigeria
 (英語)​Joy in Tuomo Kingdom as Boson emerges King elect 69 years after – Liberator News  | The Liberator Nigeria

 

 こちらの記事によれば、1949年より空位であり、69年ぶりの君主ということです。

 

 いっぽう、別の勢力(別の地域?)が、元・最高裁判所裁判官フランシス・フェドデ・エモモティミ・タバイ判事閣下(The Honourable Justice Francis Fedode Emomotimi Tabai CON)を選出し、戴冠。こちらを報じる記事は空位期間を72年としているようです(情報がどちらも正しいとすると、その頃から対立があった可能性も)。

GBARAMATU VOICE TELEVISION:
HOW JUSTICE TABAI WAS SELECTED BY KINGMAKERS AS NEW PERE OF TUOMO (WATCH VIDEO) – YouTube

 (英語)Supreme Court Justice emerges Paramount Ruler of Tuomo Kingdom – GbaramatuVoice Newspaper
 (英語)Retired Supreme Court Justice Emerges Paramount Ruler Of Tuomo Kingdom – The Metro Lawyer
 (英語)Delta community without ruler for 72 years gets ex-Supreme Court justice as king – Daily Post Nigeria

GbaramatuVoice Newsさんのツイート: "HOW JUSTICE TABAI WAS SELECTED BY KINGMAKERS AS NEW PERE OF TUOMO (WATCH VIDEO) https://t.co/jBJroSJdV5 via @GbaramatuVoice Newspaper"

The Metro Lawyerさんのツイート: "Retired Supreme Court Justice Emerges Paramount Ruler Of Tuomo Kingdom https://t.co/Yhx6cWSV4M… "
https://twitter.com/themetrolawyer/status/1029451000246149121

Daily Post Nigeriaさんのツイート: "Delta community without ruler for 72 years gets ex-Supreme Court justice as king https://t.co/nwJdRzgCG7… "

 

 これらはいずれもローカルの組織(というか集団というか)が「正しい手続きにのっとって王を選んだ」と主張しているものであり、デルタ州知事の承認が必要です。
 また、もちろんのことですが、その判定に対し、関連法に基づいて司法へ提訴することが可能です。
 前者のほうの記事によると、裁判までいくことを想定しているようなので、長い戦いになるかもしれません。

 

 また、これもまた前者の記事からですが、トゥオモ王国関係者の中に Chief (首長としておきましょう)が数名(Chief David Ebikeme、Chief Gilbert Mezeh、Chief S.O Emokpo)いる中に、
 ジョニー・オクパンベニ王子閣下(The Honourable Prince Johnny Okpanbeni)、
 と Prince の称号で言及されている人物がいます(とりあえず王子と書きましたが、本当にプリンスなのかも含めて詳細不明:ぶっちゃけ「プリンス」という名前の可能性もあります)。
 約70年空位だったことから、前の王の子供ということは考えにくいのではないかと思います。
 また、二人の候補に関して(今までの王との)系譜関係に関する言及がまったくないことから、トゥオモ王国は王統というような概念がない場所のように思えますが、だとすると、この Prince 称号がなんなのか気になります。
 また、敬称に The Honourable (閣下)が使われていますが、これが Prince とセットのものなのか(違和感はありますが)、他の地位に付随するものなのかもよくわかりません。

 

白河藩主阿部家第22代当主 阿部正靖 氏が、特別企画展「戊辰戦争と白河 武士と庶民、それぞれの戦いと慰霊」のオープニングセレモニーに(2018年8月)

 白河口の戦い紹介、企画展開幕 銃や軍旗、絵巻など展示:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet

 

 2018年8月11日、福島県白河市の「白河集古苑」で、特別企画展「戊辰戦争と白河 武士と庶民、それぞれの戦いと慰霊」がはじまり、白河藩主阿部家第22代当主阿部正靖氏(あべ まさやす)らがオープニングセレモニーにてテープカットをおこなったようです。

 なお、「白河藩主阿部家」「第22代当主」ですが、この系統は大名として初代(白河藩ではない)の阿部忠秋を初代として考えると、現在の正靖氏は第21代当主になるのではないかと思いますが……忠秋の父阿部忠吉を初代としているのか、別の事情があるのか、よくわかりません。
 また、最終的にこの系統は棚倉藩の藩主として大名を終えているので(その後、華族の子爵)、棚倉藩の阿部家として表記されることもあります。

 

特別企画展については:
 特別企画展「戊辰戦争と白河」開催中(10月8日まで) | 白河市公式ホームページ

 

訃報(2018年8月10日):ザクセン王女マリア・ヨーゼファ殿下が薨去との情報が(1928~2018)アルベルティン系ヴェッティン家の最後の男系女子

 2018年8月10日に、ザクセン王女マリア・ヨーゼファ殿下(Her Royal Highness Princess Maria Josefa【Maria Josepha】 of Saxony, Duchess in Saxony : マリア・ヨーゼファ・プリンツェッシン・フォン・ザクセン・ヘルツォーギン・ツー・ザクセンMaria Josepha Prinzessin von Sachsen Herzogin zu Sachsen)が薨去したとの情報が出ています。
 1928年9月20日生まれの89歳。

 

 (英語)Eurohistory: + Princess Maria Josepha of Saxony (1928-2018)

 

Requiescat In Pace Maria Josefa… – Der Deutsche Adel | Facebook

 

Almanach de Gothaさんのツイート: "HRH Princess Maria Josefa of #Saxony, Duchess in Saxony, born Bad Wörishofen 20-9-1928, died Bad Wiessee 10-8-2018 #requiescatinpace #sachsen"

 

 今年【2018年】3月18日の妹のザクセン王女マティルデ殿下の薨去に伴い、アルベルティン系ヴェッティン家の最後の男系女子になっていました。

 

訃報(2018年8月12日):カメルーン伝統的君主/バロンド人の首長イトー・エソー殿下が、銃撃され薨去(?~2018)

 カメルーンの報道によりますと、2018年8月12日、カメルーン共和国南西州エコンド・ティティのバロンド人の首長、イトー・エソー殿下(His Royal Highness Itoh Esoh)が、教会を出たところで銃撃され薨去したとのことです。
 犯人(複数)は不明。

 カメルーンでは、ナイジェリアと同じく、身代金目当てで伝統的君主が誘拐されたり、動機は事件ごとに違うものの襲撃を受けたり、ということが連続して起こっているようです。

 

 (英語)Gunmen kill traditional ruler in Ekondo Titi – Journal du Cameroun

Journal du Camerounさんのツイート: "Gunmen kill traditional ruler in #Ekondo Titi. Read more 👉https://t.co/wPv1e9Io5i #Cameroon #AnglophoneCrisis… "

 

※バロンド人の首長は他にも存在するかもしれません。