訃報(2025年11月06日):英国の第3代ブレイン男爵マイケル・ブレイン閣下が卒去(1928~2025)

 2025年11月06日、英国の連合王国貴族/第3代ブレイン男爵マイケル・ブレイン閣下(Michael Brain, 3rd Baron Brain : ブレイン卿 : The Right Honourable The Lord Brain)が卒去したようです。
 1928年8月6日生まれの97歳。
 医学部の教授を務めたことがあるようです。

 卒去に伴い、子息の、トーマス・ブレイン閣下(The Honourable Thomas Brain)が第4代男爵となります。
 新男爵には今のところ子息はいないようで、ブレイン男爵位には継承者が存在しません。

 

 (英語)Peerage News: Professor the 3rd Baron Brain, MA, DM, FRCP 1928-2025
 (英語)Obituary information for Michael Cottrell Brain

 

英国の富豪サー・ベンジャミン・スレード準男爵(第7代)が、遠縁の親戚に資産を継承させるための相続税対策として、ある程度若い妻を募集(2025年11月)

 報道によりますと、英国の連合王国準男爵/サー・ベンジャミン・スレード準男爵【第7代】(Sir Benjamin Slade, Bt : 7th Baronet)が、遠縁の親戚に資産を継承させるための相続税対策として、ある程度若い妻を募集しているそうです。

 

 (英語)Somerset millionaire lists his needs for a potential bride | Somerset County Gazette

 

 サー・ベン・スレード準男爵は、現在 79歳 で、二つの城と地所などを保有している富豪です。
 自身より20年は若い妻を募集しています。
 なお、準男爵位には継承者がいないようですが……遠縁の親戚が誰なのかはわかりません。

 同・準男爵は、数年前にも妻を募集しており、その時は自身の子孫を残すためというのが主要な目的のようでしたが、今回はそれをまだあきらめてはいないものの、主要な目的としては遠縁の親戚に資産を継承させるための相続税対策として、若い妻を募集しているようです。

 詳細な英国の法律については専門家でないので間違っているかもしれませんが、準男爵が自身の死亡時に遠縁の親戚に資産を継承させると相続税がかかりますが、妻であれば相続税はなく、またその妻が夫の死亡後に遠縁の親戚に資産を贈与し 7年 生存すると同様に相続税が発生しない、ということのようです。
 若い妻である理由は、 7年 生存してもらわないと困る、という、なんともいえないもののようです( 7年 経過せずに未亡人が死亡してしまった時に備えて、保険をかけるわけですが、若ければ保険もかけやすいという……)。
 もちろん、妻側は資産を相続してしまえばそれを自由にできますが、それを避けるために準男爵は結婚前に強い契約を結んで確実に実行させるようにします。また、妻には報酬が支払われます。

 また、準男爵は、妻に次のようなものを求めているようです。

  • 準男爵の城や地所、ライチョウ狩猟場などの資産を管理する能力
  • 法律および会計の訓練(を受けていることが役に立つ)
  • ショットガンのライセンス保有
  • 運転免許(ヘリコプターの免許があるとなお良い
  • 紋章(家紋)の保有
  • (子孫を残すケースの場合の想定として)息子を 2人 産めること(出産歴があれば可)
  • 個人的な財産や収入があれば良いが、多額であれば助かる

 ……と、なかなかのものを求めています。

 また、次のような人々を除外しています。

  • 新聞「ガーディアン」紙の読者
  • 蠍座の女
  • 薬物使用者
  • アルコール依存症患者
  • スコットランド人
  • 身長5フィート6インチ未満の人(身長 約 168cm 以上を望んでいるということ)
  • 国名が「I」で始まり、国旗に緑色が含まれる国の人(まわりくどいですが、アイルランド人)
  • 冬にオーバーコートを着ない国の人

 なお、以前の募集で除外条件としていた「レズビアン」「共産主義者」はありません。

訃報(2025年11月11日):英国の第3代ラスカヴァン男爵ヒュー・オニール閣下が卒去(1939~2025)ドニゴール侯爵チチェスター家一族

 2025年11月11日、英国の連合王国貴族/第3代ラスカヴァン男爵ヒュー・オニール閣下(Hugh O’Neill, 3rd Baron Rathcavan : ラスカヴァン卿 : The Right Honourable The Lord Rathcavan)が卒去したようです。
 1939年6月14日生まれの86歳。
 1994年から1999年まで貴族院(上院)議員(クロスベンチ)。

 ドニゴール侯爵のチチェスター家の一族(男系)で、先祖が近親のオニール家の家産を継承して姓をオニールに変更、その後オニール男爵に叙爵されています(現在のオニール男爵はラスカヴァン男爵より年長の系統が継承)。

 卒去に伴い、子息の、フランソワ・オニール閣下(The Honourable François O’Neill)が第4代男爵となります。
 新男爵には今のところ子息はいないようで、ラスカヴァン男爵位には継承者が存在しません。

 

 (英語)Lord Rathcavan, adventurous Northern Irish businessman who started Brasserie St Quentin – obituary

 (英語)Peerage News: The 3rd Baron Rathcavan 1939-2025

 

訃報(2025年2月13日):サー・ロバート・スペンサー=ネアン準男爵(第3代)が卒去(1933~2025)

 2025年2月13日、英国の連合王国準男爵/サー・ロバート・スペンサー=ネアン準男爵【第3代】(Sir Robert Arnold Spencer-Nairn, Bt : 3rd Baronet)が卒去したようです。
 1933年10月11日生まれの91歳。

 卒去に伴い、長男のジェームズ・スペンサー=ネアン氏(James Spencer-Nairn)が準男爵位を継承します。また、その子息のアラステア・スペンサー=ネアン氏(Alastair Spencer-Nairn)が新たな継嗣となります。

※有名なスペンサー家とは特に関係ないはずです。

 

 (英語)SPENCER-NAIRN The Telegraph Announcements

 (英語)Peerage News: Sir Robert Arnold Spencer-Nairn, 3rd Baronet 1933-2025

訃報(2025年1月28日):サー・サイモン・ダニング準男爵(第3代)が卒去(1939~2025)卒去に伴い準男爵位は消滅

 2025年1月28日、英国の連合王国準男爵/サー・サイモン・ダニング準男爵【第3代】(Sir Simon Dunning, Bt : 3rd Baronet)が卒去したようです。
 1939年12月14日生まれの85歳。

 継嗣無しのため、卒去に伴い、同・準男爵位は消滅しました。

 

 (英語)DUNNING The Telegraph Announcements

 (英語)Peerage News: Sir Simon William Patrick Dunning, 3rd & last Baronet 1939-2025