訃報(2018年3月8日?9日?):イタリアの最上級家門のひとつボンコンパーニ・ルドヴィージ家の当主ピオンビーノ公ニコロ・ボンコンパーニ・ルドヴィージ閣下が薨去の模様(1941~2018)

 イタリアの最上級家門のひとつボンコンパーニ・ルドヴィージ家の当主ピオンビーノ公ニコロ・ボンコンパーニ・ルドヴィージ閣下(Don Nicolò Boncompagni Ludovisi, Prince of Piombino, Duke of Sora)が薨去した模様です。
 日付は不明。
 1941年1月21日生まれなので77歳ということになりそうです。

 

 (イタリア語)L'addio di Umberto Pizzi al principe Nicolò Boncompagni Ludovisi. Le foto – Formiche.net

 

追記:
 下記ツイッターによれば、3月9日薨去ということになりそうです。ついでに HSH【His Serene Highness】 の敬称を使用しています。
Almanach de Gothaさんのツイート: "HSH Prince Nicolò #Boncompagni-Ludovisi, 10th Prince of #Piombino, etc., born Rome 21-1-1941, died there 9-3-2018 #requiescatinpace… https://t.co/B9pAzR9Dqp"

 

追記2:
 (イタリア語)si sono celebrati sabato 10 marzo i funerali nicolò boncompagni ludovisi, nella chiesa di sant'ignaz – Cafonalino

 追加の記事です。

 リビア王室の一員で王室当主を称している(最近情報がないので現在も称しているのかどうかはわかりませんが)イドリース・ビン・アブドッラー・エル・サヌーシー王子殿下(His Royal Highness Prince Idris bin Abdullah El Senussi)とアナ・マリア王子妃殿下(Her Royal Highness Princess Ana María El Senussi)の葬儀参列があったようです。

 

追記3:
 記事と動画リンク。
 こちらは3月8日薨去と伝えています。

 (英語)In Memoriam: HSH Prince Nicolò Boncompagni Ludovisi (Rome 21 January 1941—Rome 8 March 2018) – Archivio Digitale Boncompagni Ludovisi

自らの称号を挙げてみるようインタビュワーに求められた生前の殿下の映像が冒頭/
Corey Brennan:
HSH PRINCE NICOLÒ BONCOMPAGNI LUDOVISI (1941-2018) REMEMBERED – YouTube

 

訃報(2018年3月5日):“サー”・チャールズ・ウォーズリー準男爵、卒去(1944~2018)

 2018年3月5日、英国のイングランド準男爵、“サー”・チャールズ・ウォーズリー準男爵(Sir Charles Wolseley, 11th Baronet)が卒去した模様です。
 1944年6月16日生まれの73歳。
 ウォーズリー準男爵位は同族が保有する二つの位がありますが、サー・チャールズは年長系のイングランド準男爵のほうの第11代です。
 サー・チャールズの卒去に伴い、子息のスティーヴン・ウォーズリーStephen Wolseley)が第12代準男爵となっていると思われます。
追記(2018年5月):
 この子息の実在に疑問を呈する情報が出ています。

 もう片方のアイルランド準男爵のほうのウォーズリー準男爵位は、現在の準男爵が法的に確定していません(詳細は不明ですが、現在準男爵とされている/主張している人物よりも年長系統の男系男子が存在する可能性があるのかもしれません。Debrettにもひどく曖昧な書き方がされていました)。

 

 (英語)WOLSELEY – Deaths Announcements – Telegraph Announcements

訃報(2018年3月7日):英国の第3代プリマス伯爵アザー・ウィンザー=クライヴ閣下が薨去(1923~2018)

 2018年3月7日、訃報(2018年3月7日):英国の第3代プリマス伯爵アザー・ウィンザー=クライヴ閣下(Other Windsor-Clive, 3rd Earl of Plymouth : The Right Honourable The Lord Plymouth : プリマス卿)が薨去した模様。
 1923年10月9日生まれの94歳。
 薨去に伴い、子息のウィンザー子爵アイヴァー・ウィンザー=クライヴIvor Windsor-Clive, Viscount Windsor)が第4代伯爵となっているものと思われます。

※英国王室ウィンザー王朝と関係ある血統ではありません。

 プリマス伯爵(第三次叙爵)は、1905年叙爵の連合王国貴族。
 男系先祖がポウィス伯爵のようなので、ポウィス伯爵位の継承順位にも並んでいるはずです。

 

 (英語)Plymouth : Earl of Other Robert Ivor Windsor-Clive – Deaths Announcements – Telegraph Announcements
 (英語)PLYMOUTH, EARL – Death Notices – Shropshire Star Announcements – Shropshire Star

訃報(2018年3月6日)シェンク・フォン・シュタウフェンベルク伯爵女マリー=ガブリエル、薨去(1914~2018)ヒトラー暗殺計画のクラウス・フォン・シュタウフェンベルクの従兄の子で、事件後に収容される

 2018年3月6日、シェンク・フォン・シュタウフェンベルク伯爵女マリー・ガブリエル(Countess Marie-Gabriele Schenk von Stuaffenberg : マリー=ガブリエル・シェンク・グレフィン・フォン・シュタウフェンベルクMarie-Gabriele Schenk Gräfin von Stauffenberg)が、ドイツ連邦共和国バイエルンのイェッティンゲン=シェパッハで薨去したようです。
 1914年7月18日生まれの103歳。

 長い歴史を持つシェンク・フォン・シュタウフェンベルク家のアーメルディンゲン系のうち、バイエルンで伯爵位をえた系統の一員。

 父の従弟が、第二次世界大戦中にアドルフ・ヒトラーAdolf Hitler)暗殺を計画したシェンク・フォン・シュタウフェンベルク伯爵子クラウス(Count Claus Schenk von Stuaffenberg : クラウス・シェンク・グラーフ・フォン・シュタウフェンベルクClaus Schenk Graf von Stauffenberg)で、マリー・ガブリエル伯爵女も事件後に大戦終了まで収容されていたようです。

 

 (ドイツ語)Nachruf: Gräfin von Stauffenberg mit 103 Jahren gestorben – Nachrichten Günzburg – Augsburger Allgemeine

 

追加リンク:
 (ドイツ語:葬儀に関する記事)Jettingen-Scheppach: Gräfin von Stauffenberg: Abschied von einer Zeitzeugin – Nachrichten Günzburg – Augsburger Allgemeine

訃報(2018年3月4日):“サー”・ウィリアム・マカルパイン準男爵閣下、卒去(1936~2018)

 2018年3月4日、“サー”・ウィリアム・マカルパイン準男爵閣下(Sir William McAlpine, 6th Baronet : The Honourable Sir William Hepburn McAlpine Bt FRSE)が卒去した模様。
 1936年1月12日生まれの82歳。
 この三ヶ月、敗血症の治療を受けていたようです。

 卒去に伴い、子息のアンドルー・マカルパイン氏が準男爵位を継承するものと思われます。

 マカルパイン準男爵は、サー・ロバート・マカルパイン社を創設しコンクリート・ボブ(”Concrete Bob”)とあだなされた“サー”・ロバート・マカルパイン準男爵(Sir Robert McAlpine, 1st Baronet)を初代としています。
 “サー”・ウィリアムは、その曾孫にあたるようです。

 “サー”・ウィリアムの父で先代(第5代)準男爵の故エドウィン・マカルパイン閣下(Edwin McAlpine, Baron McAlpine of Moffat)は、一代貴族のマカルパイン・オブ・モファット男爵に叙されていたため、“サー”・ウィリアムは男爵の息子である“The Honourable”をつけて称されます(Honourable系統の単語は当サイトでは“閣下”と訳しています。ほかに日本語の訳語もないため)。
 また、“サー”・ウィリアムの弟アリスター・マカルパインAlistair McAlpine, Baron McAlpine of West Green)も一代貴族のマカルパイン・オブ・ウェスト・グリーン男爵に叙されています。

 

 (英語)Saviour of Flying Scotsman dies – Henley Standard
 (英語)Obituary: Sir William McAlpine – 1936-2018 – Henley Standard
 (英語)Flying Scotsman saviour dies aged 82
 (英語)Tributes pour in for 'gentle and generous' multi-millionaire railway enthusiast Sir William McAlpine | Bucks Free Press

 (英語)McALPINE – The Hon. Sir William Hepburn, Bt. – Deaths Announcements – Telegraph Announcements