英国王チャールズ3世陛下が、アーガー・ハーン5世となったラヒム・アーガー・ハーン公子に殿下(His Highness)の敬称を授与することを発表(2025年2月)

 2025年2月10日、英国王チャールズ3世陛下(King Charles III : His Majesty The King)は、2月4日のアーガー・ハーン4世殿下の薨去に伴い、後継としてアーガー・ハーン5世Aga Khan V)となったラヒム・アーガー・ハーン公子(Prince Rahim Aga Khan)に、殿下(His Highness)の敬称を授与することを発表しました。

 故アーガー・ハーン4世も故エリザベス2世に殿下の敬称を授与されていました。
 今回の授与もこれまでの伝統の踏襲であり、またアーガー・ハーン4世の葬儀も終了したことにより発表されたものと思われます。

 

 (英語:英国王室 公式ウェブサイト)The King is pleased to grant the new Aga Khan the title “His Highness” | The Royal Family

XユーザーのThe Royal Familyさん: 「The King is pleased to grant the new Aga Khan the title “His Highness”. https://t.co/N1idu5d2eW」 / X

訃報(2025年2月1日):英国の第11代サンドウィッチ伯爵ジョン・モンタギュー閣下が薨去(1943~2025)

 2025年2月1日、英国のイングランド貴族、第11代サンドウィッチ伯爵ジョン・モンタギュー閣下(John Montagu, 11th Earl of Sandwich : The Right Honourable The Earl of Sandwich)が薨去したようです。
 1943年4月11日生まれの81歳。

 1999年貴族法以降も貴族院での議席を維持し、2024年に辞任。
 サンドウィッチチェーン店のアール・オブ・サンドウィッチ創業者の一人。

 薨去に伴い、長男のヒンチンブルック子爵ルーク・モンタギューLuke Montagu, Viscount Hinchingbrooke)が爵位を継承し、第12代サンドウィッチ伯爵となります。
 また、新伯爵の長男ウィリアム・モンタギューが新たにヒンチンブルック子爵の儀礼称号を帯びます。

 

 (英語)Family share heart-warming tribute to Earl of Sandwich | Dorset Echo

 (英語)Peerage News: The 11th Earl of Sandwich 1943-2025
 (英語)SANDWICH The Telegraph Announcements

 (英語:英国議会 公式ウェブサイト)Parliamentary career for The Earl of Sandwich – MPs and Lords – UK Parliament

訃報(2025年1月28日):サー・サイモン・ダニング準男爵(第3代)が卒去(1939~2025)卒去に伴い準男爵位は消滅

 2025年1月28日、英国の連合王国準男爵/サー・サイモン・ダニング準男爵【第3代】(Sir Simon Dunning, Bt : 6th Baronet)が卒去したようです。
 1939年12月14日生まれの85歳。

 継嗣無しのため、卒去に伴い、同・準男爵位は消滅しました。

 

 (英語)DUNNING The Telegraph Announcements

 (英語)Peerage News: Sir Simon William Patrick Dunning, 3rd & last Baronet 1939-2025

訃報(2025年1月6日):サー・トーマス・ダンが卒去(1933~2025)2008年にガーター騎士に叙任。卒去に伴いガーター騎士団の欠員は四人に

 2025年1月6日、サー・トーマス・ダン(Sir Thomas Dunne, KG, KCVO, JP)が卒去したようです。
 1933年10月24日生まれの91歳。

 ヘレフォード・ウスター統監(1977年~1988年)を経て、ヘレフォードシャー統監(1998年~2008年)とウスターシャー統監(1998年~2001年)を兼任。

 1995年に王立ヴィクトリア騎士団ナイトコマンダー、2008年にガーター騎士に叙任(ナンバー1001)。

 スチュアート・レンデル男爵(娘しかいなかったため、初代で男爵位消滅)の曾孫になります。

 卒去に伴い、ガーター騎士団の空席は四になりました。また、ヘレフォードシャー議会は半旗掲揚をしているようです。

 

 (英語)Tributes paid to former Lord Lieutenant of Herefordshire Sir Thomas Dunne | rossgazette.com
 (英語)ay 6 Januar
 (英語)Announcement regarding the death of the former Chairman of the Association of the Lord-Lieutenants and former Lord-Lieutenant of Herefordshire, Sir Thomas Dunne, KG, KCVO. – Herefordshire Council

 (英語)Peerage News: Sir Thomas Dunne, KG, KCVO 1933-2025

 

XユーザーのThe Ross Gazetteさん: 「Tributes paid to former Lord Lieutenant of Herefordshire Sir Thomas Dunne https://t.co/42jVMcgXtU」 / X

 

Facebook

 

 サー・トーマスの子女のうち、
 長女のカミラ・ダンCamilla Dunne)は、ウィンストン・チャーチルの孫ルパート・ソームズ閣下(The Honourable Rupert Soames)と結婚。
 長男のフィリップ・ダンPhilip Dunne)は庶民院(下院)議員。
 次男のニコラス・ダンNicholas Dunne)は、第12代デヴォンシャー公爵の娘ジャスミン・キャヴェンディッシュ令嬢(Lady Jasmine Cavendish)と結婚しているようです。

訃報(2024年12月30日):旧ザンジバル・スルタン【国王】ジャムシード・ビン・アブドッラー陛下が崩御(1929~2024)

 2024年12月30日、旧ザンジバル・スルタン【国王】 “サイイド”・ジャムシード・ビン・アブドッラー・アル・サイード陛下(His Majesty Sultan Sayyid Jamshid bin Abdullah Al Said, Sultan of Zanzibar)が崩御したようです。
 1929年9月16日生まれの95歳。

 1964年のザンジバル革命により亡命し、その後は英国に居住、2020年には同族が統治するオマーン国への入国が認められていました。
 記事のひとつによれば、2025年1月9日から Isles(諸島)へ戻る準備をしている最中であったようです。この Isles がザンジバルのことであれば、タンザニアやザンジバル自治政府の了解がありそうですが、探してみたところ、情報が見つかりませんでした(もし状況が判明したら追記します)。

 崩御に伴い、スルタン位の継承者は、長男の “サイイド”・アリー・ビン・ジャムシード・アル・サイードSayyid Ali bin Jamshid Al Said)となりそうです。

 

 (英語)Last Sultan of Zanzibar, Sayyid Jamshid bin Abdullah Al Said dies at 95 in Oman – Daily News

XユーザーのDaily News Tanzaniaさん: 「MUSCAT: The last Sultan of Zanzibar, Sayyid Jamshid bin Abdullah Al Said,  passed away on Monday, at Sultan Qaboos Hospital in Muscat, Oman, at the age of 95. Read more on:- https://t.co/f0fUKVJt4O https://t.co/5biakS4FOQ」 / X

 

 (英語)Last reigning Sultan of Zanzibar Sayyid Jamshid bin Abdullah dies at 95 years old in Oman | The Citizen
 (英語)Jamshid bin Abdullah, the last Sultan of Zanzibar, passes away at 95