天皇(徳仁)・皇后(雅子)両陛下が文化功労者と会見(2020年12月)

 2020年12月3日、天皇陛下(徳仁なるひと : Emperor Naruhito : His Majesty【His Imperial Majesty】 The Emperor)と皇后陛下(雅子まさこMasako : Her Majesty【Her Imperial Majesty】 The Empress)は、文化功労者と会見しました。

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
両陛下 西川きよしさんら文化功労者と面会(2020年12月3日) – YouTube

 

 (記事の掲載が終了しています)両陛下 文化功労者の拝謁受けお祝いの言葉 | 皇室 | NHKニュース
掲載時URL:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201203/k10012744501000.html

 

信濃飯嶋氏【飯島氏】第29代当主 飯島紘 氏が著書「信州飯島氏800年のミステリー」を自費出版とのこと(2020年12月)清和源氏・片切氏の分家

 清和源氏・片切氏の分家にあたる信濃飯嶋氏【飯島氏】第29代当主飯島紘氏が著書「信州飯島氏800年のミステリー」を自費出版したとのことです。

 

 (記事の掲載が終了しています)飯島氏800年の歴史知って 29代目・紘さん、先祖の生き様を本に(中日新聞Web) – goo ニュース
掲載時URL:https://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-163049.html

中世に飯島町で活動したという豪族「飯島氏」の二十九代目当主にあたる飯島紘さん(77)=同町飯島=が、六十年にわたる研究をまとめた著書「信州飯島氏800年のミステリー」を自費出版した。

飯島さんは「飯島氏の歴史や飯島城跡など、地元ではあまり知られていない。私に後継者がいないこともあり、今こそ、八百年続いてきた歴史を知ってほしい」と話している。A5判三百二十ページ、二千円。限定五百部。

 

続報:
 信濃飯嶋氏【飯島氏】第29代当主 飯島紘 氏が、昨年の「信州飯島氏800年のミステリー」に続いて「ひろし物語~六歳の私~」を自費出版とのこと(2021年5月)清和源氏・片切氏の分家

2020年【令和2年】11月:1947年【昭和22年】の11宮家皇籍離脱以来、皇室のもっとも不思議なひと月

 2020年【令和2年】11月は、1947年【昭和22年】の11宮家の皇籍離脱以来、皇室のもっとも不思議なひと月となってしまったように思います。

 以下、時系列を確認の上、なにがどうなってしまったのかということを考えていきましょう。

 

2020年11月8日:「立皇嗣の礼」
関連:
 立皇嗣の礼(2020年11月8日):「立皇嗣宣明の儀」「賢所皇霊殿神殿に謁するの儀」「朝見の儀」がおこなわれる。秋篠宮皇嗣(文仁親王)・同妃(紀子)両殿下は今後は宮中祭祀で宮中三殿の殿舎にあがって拝礼する模様

 「立皇嗣の礼」がおこなわれ、秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下が、伝統的な皇太子と同じ立場となりました。

 

2020年11月10日 と 12日:「超党派の議員連盟が男系維持(旧11宮家の男系男子の皇室復帰)を求める」
 個別記事を出しませんでしたが、各報道によりますと、11月10日に加藤官房長官に、12日に菅(すが)内閣総理大臣に提言・申し入れをおこなったようです。
 おこなったのは、古屋圭司衆議院議員を代表とする超党派の議員連盟だそうですが、一部報道では日本会議国会議員懇談会とされています(ただし日本会議国会議員懇談会の有志議員とも)。

 

2020年11月13日:「お気持ち」
 個別記事を出しませんでしたが、秋篠宮家の眞子内親王殿下が「お気持ち」を公表。

 

2020年11月20日:収録日
 後述の秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下による記者会見の収録日。

 

2020年11月23日:「新嘗祭」
関連:
 天皇(徳仁)陛下が新嘗祭に臨む(2020年11月)秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下も「神嘉殿」の殿舎に上がり拝礼との報道

 天皇(徳仁)陛下が新嘗祭に臨みました。
 宮内庁が映像を公開していないため詳細までは断言できませんが、報道から推測すれば、秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下は歴代の皇太子と同じ役割を担ったと思われます。

 

2020年11月24日:「皇女」創設案の報道
 政府内で「皇女(こうじょ)」という呼称で国家公務員として公務をおこなってもらうという案があるとの報道(2020年11月)

 複数のメディアが、2020年11月24日の加藤官房長官のはっきりしない発言を引きつつなんとも珍妙な政府案があることを報道をしました。
 報道関係の内容は最終段階の記事で分かれていて、政府はいわゆる女性宮家を断念したかどうかということになります。

 

2020年11月29日:「議会開設百三十年記念式典」
 天皇(徳仁)・皇后(雅子)両陛下と秋篠宮家の眞子内親王殿下が、議会開設百三十年記念式典に臨席しました。

関連:
 天皇(徳仁)・皇后(雅子)両陛下、秋篠宮家の眞子内親王殿下が、議会開設百三十年記念式典に臨席(2020年11月)

 

2020年11月30日:「記者会見に関して報道」
関連:
 55歳(2020年11月30日):秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下が55歳を迎える。11月20日収録の記者会見で眞子内親王殿下の結婚について言及

 11月20日収録の記者会見の内容が報道され……残念ながら評判は芳しくありません。

 


 

 さて、以上がだいたいの出来事です(他にもあるのですが、他は不思議ではないように思うので割愛)。

 

 1. 秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下は皇太子になった
 まず最初に不思議なのは、秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下に関する「立皇嗣の礼」と「新嘗祭」の役割において、殿下は完全に伝統的な皇太子の役割を継承したことが挙げられるでしょう。
 これをいつ誰がはっきりと決めたのかさっぱりわからないのですが、立太子の儀式をおこなってからすぐに廃太子するなどという個人攻撃をおこなう必要などない以上、秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下が次の天皇に決まったと示されたように思えます(あるいは当面の間、これを変更することはないと)。
 東京大学の御厨教授は、「これで皇室の新体制が整ったのでこれからの議論を開始すべき」と発言していましたが、いやその……。
 そもそもの議論のポイントは、男系男子継承の維持でいくのか、敬宮(愛子内親王)殿下を女帝にするのかというところだったはずで、秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下を次の天皇に決めたと示した後で議論すると言われましても……。
 何を議論すべきなんでしょうか。
 まずそこから曖昧になりました。

 

 2. 超党派議員連盟による旧11宮家の男系男子の皇室復帰要求
 秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下が次の天皇になるなら、その次は悠仁親王殿下となりますし、常陸宮(正仁)親王殿下が高齢な以上、旧11宮家の男系男子の復帰は「皇位の安定的継承」に必要、というのは当たり前の結論になります。
 いやもちろん、敬宮(愛子内親王)殿下を女帝にするという案が生きているならば、対抗案はあるのですが、1.によりその可能性が事実上しぼんでいます。
 とすると、旧宮家男系男子の皇籍復帰か、あるいは一部報道にあった、悠仁親王殿下までは男系男子でそのあとは女子・女系にも、というセミ・サリカ法的な案になるでしょう。
 ちなみにセミ・サリカ法は非常にややこしく争いの種にしかなりません。やるべきではありません

 

 3. 眞子内親王殿下による「お気持ち」の発表
 結婚したいというのは非常によくわかりましたが、結婚に反対する人々への苛立ちもはっきりと感じられ、これはマズい…というのが当時の感想です。

 

 4. 秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下の会見収録とその後の「皇女」創設案
 一部報道では、秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下が11月20日の収録時に結婚反対を明言しなかったために、政府は女性継承を諦めて(珍妙なる)案に走ったとの見方もあります。
 その場合、政府に主体性はないのか、という大問題もあります。
 2017年~2018年に、安倍政権は内親王と女王が結婚した後も称号を保持する案を宮内庁に提示し、宮内庁(の誰?)が内親王(当時の天皇(明仁)陛下の孫)のみにするべきと反論し、その後に眞子内親王の一件が問題となり、止まっていたという話もあります(詳細は知りません)。
 今回、「皇女」という単語が採用されたことで、対象は眞子内親王殿下と佳子内親王殿下、それに敬宮(愛子内親王)殿下と見るべきでしょう。「女王」から「皇女」は昇格になりますのでこれは宮内庁案が通ったと見ていいでしょう。政府の主体性は……。とはいえ政府が対象を適当に考えている可能性もあります。別に昇格させてもいいじゃないか、と。
 そして、眞子内親王殿下が対象からはずれることも確実に思えます。
 そうすると、なんのことはない、佳子内親王殿下と敬宮(愛子内親王)殿下の二人しか対象にならないのでは。
 しかも二人とも、残ってくれる可能性が保証されているわけではありません(本人が望まなかったり、結婚相手が……だったりで)。
 不安定限りない案です(誰も対象者が出ないかもしれません)。
 じゃあどうするんだと言われると困りますが。

 

 5. 議会開設百三十年記念式典
 天皇(徳仁)・皇后(雅子)両陛下と秋篠宮家の眞子内親王殿下が臨席しました。
 すでに政府は翌11月30日に「爆弾」が落ちるとわかっているはずですが、なぜ眞子内親王殿下の臨席を決定したのか。
 もう公務をしていただくのは難しくなってきたから有終の公務ということなのか。

 

 6. 秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下の会見の内容が報道される
 なぜ事前に誰も殿下に発言内容を助言しなかったのか……。あるいはしてもこうなってしまったのか……。
 世の中には「演出」というものが必要で、同じことを言っても表現次第で結果は変わるものです。

 


 

 以上のように、なぜこんなことになってしまったのか、と首を傾げる状況です。

 敬宮(愛子内親王)殿下は(短期的には)皇位の継承者とされる可能性はなくなり(本人がしたかったかどうかはともかく)、またどちらにせよ結婚相手に関しては相当な素行調査がおこなわれ、面倒なことになるでしょう。
 佳子内親王殿下もそうなるでしょうが、それよりも姉の運命のほうがこれまでよりもさらに気がかりになるのではないかと思います。
 また、秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下は、伝統的な皇太子になったとはいえ、評判を落とし、また頼りない印象を与えてしまったようにも思います。
 そして、(女性宮家断念=女系継承断念が本当だとすると)もはや政府の議論とは、旧11宮家の男系男子を復帰させるか、せずにこれ以上は(「皇女」創設案以外は)何もしないか、ということくらいしかやることがありません。そして、前者は皇室費の増大が必要なので当面はなんにせよ無理です。旧11宮家の男系男子の皆さんには、相当な年数をお待ちいただいた上で検討します、ということになるでしょう。

 ……と、これはあくまで当方の見解にすぎませんが、「皇女」創設案があまりに珍妙(繰り返しますが、誰が「皇女」の任命権者になるのですか?)に思えたので、政府内のアイディアは枯渇し、もうできることは何もないのではないのかと思ってしまっています。

 

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 55歳(2020年11月30日):秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下が55歳を迎える。11月20日収録の記者会見で眞子内親王殿下の結婚について言及
 秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下の11月30日報道の記者会見(11月20日収録)に残る疑問。殿下は皇室典範や関連法規の改正・変更の可能性をカケラも想像していないのではないか(2020年12月)
 眞子内親王殿下結婚問題:欧州人の困惑「すると日本のプリンセスは皇位継承権がなく、結婚すると称号を失う代わりに結婚は自由なんだね。じゃあ君たちは何を騒いでいるの?」に対する困惑(2020年12月)

 

19歳(2020年12月1日):敬宮(愛子内親王)殿下が19歳を迎える

 2020年12月1日、敬宮殿下(としのみや : 愛子内親王 : あいこ : Princess Aiko : Her Imperial Highness The Princess Toshi)は、19歳を迎えました。

 

 愛子内親王殿下のお誕生日に際してのご近影 – 宮内庁

 
天皇皇后両陛下の長女 愛子さま 19歳の誕生日 | 皇室 | NHKニュース

愛子さまの誕生日にあたって宮内庁が公開した映像には、先月22日、愛子さまが、お住まいのある赤坂御用地を散策された際の様子が収められています。

愛子さまは、愛犬の「由莉(ゆり)」を連れて庭園の池のほとりをゆっくりと歩き、笑顔を見せられていました。

 

KyodoNews(共同通信):
愛子さま19歳、成年へ準備 大学進学、オンライン続く – YouTube

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
愛子さま19歳の誕生日 大学ご入学もオンライン授業(2020年12月1日) – YouTube

 

時事通信映像センター:
愛子さま、19歳に 大学でオンライン授業続く – YouTube

 

Nippon TV News 24 Japan:
Princess Aiko turns 19 – YouTube

 

55歳(2020年11月30日):秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下が55歳を迎える。11月20日収録の記者会見で眞子内親王殿下の結婚について言及

 2020年11月30日、秋篠宮皇嗣殿下(文仁親王 : ふみひと : Prince Fumihito : His Imperial Highness Crown Prince Akishino)は55歳を迎えました。

 11月20日の記者会見の様子が報道などされています。

 

 秋篠宮皇嗣殿下お誕生日に際し(令和2年) – 宮内庁
 令和2年秋篠宮皇嗣殿下お誕生日に際してのご近影(ビデオ) – 宮内庁
 令和2年秋篠宮皇嗣殿下お誕生日に際してのご近影(お写真) – 宮内庁

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
【速報】「結婚を認める」秋篠宮さま 誕生日会見(2020年11月30日) – YouTube

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
【会見抜粋】秋篠宮さま 眞子さまの結婚「認める」(2020年11月30日) – YouTube

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
【会見ノーカット】秋篠宮さま 眞子さまの結婚「認める」(2020年11月30日) – YouTube

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
秋篠宮さま55歳の誕生日 眞子さまの結婚「認める」(2020年11月30日) – YouTube

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
秋篠宮さま誕生日会見 言葉選びながら・・・その様子は(2020年11月30日) – YouTube

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
秋篠宮さま「眞子さまの結婚認める」発言の“意味”(2020年11月30日) – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=rbj5ALq3FEg

 

KyodoNews(共同通信):
眞子さまの結婚「認める」 秋篠宮さま、55歳に – YouTube

 

時事通信映像センター:
眞子さま結婚「認める」 二人の思い「親として尊重」 秋篠宮さま、55歳 – YouTube

 

時事通信映像センター:
秋篠宮さま、55歳に – YouTube

 

Nippon TV News 24 Japan:
Crown Prince Fumihito approves of Princess Mako’s marriage – YouTube

 

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