動画:ルクセンブルク大公アンリ殿下が新型コロナウイルス感染症【COVID-19】に関するメッセージ映像(2020年10月)危機感を表明し、隣人や医療従事者を守るためにも規制を尊重するよう要請

 ルクセンブルク大公アンリ殿下(Henri : His Royal Highness The Grand Duke of Luxembourg)が新型コロナウイルス感染症【COVID-19】に関するメッセージ映像を公開しています。

 パンデミックに危機感を表明し、隣人や医療従事者など他の人々を守るためにも、規制を尊重するよう呼び掛けています。

 

Message de S.A.R. le Grand-Duc au sujet de la pandémie de COVID-19 on Vimeo

 

Cour Grand-Ducale – Message de S.A.R. le Grand-Duc au sujet de la pandémie de COVID-19 | Facebook

 

Cour Grand-DucaleさんはTwitterを使っています 「S.A.R. le Grand-Duc s’exprime via un message vidéo sur l’évolution inquiétante du COVID-19 à travers le pays. Regardez l'intégralité de son message en cliquant sur ce lien : https://t.co/b32YovLIUQ https://t.co/VKJnQUTw83」 / Twitter

 

レベッカ・ベッタリーニ嬢がキリスト教/ロシア正教会に改宗(2020年7月)ロシア帝室ロマノフ家継嗣/ロシア大公ゲオルギー殿下の恋人

 2020年7月12日に、レベッカ・ベッタリーニ嬢(Rebecca Bettarini)がキリスト教/東方正教会/ロシア正教会に改宗し、ヴィクトリア・ロマノヴナVictoria Romanovna)を洗礼名(聖名)として選んだようです。
 同日、ロシア正教会/サンクトペテルブルク・ラドガ府主教ヴァルソノフィー座下(His Eminence Metropolitan Varsonofy of St. Petersburg and Ladoga)の礼拝に参列した模様。

 ヴィクトリア・ロマノヴナ・ベッタリーニ嬢は、ロシア大公ゲオルギー殿下(His Imperial Highness The Heir, Tsesarevich, and Grand Duke George of Russia : プロイセン王子 : Prince of Prussia)の恋人です。
 ロシア帝室は結婚に関する身分要件に極めて厳しく、昨年にはロシア帝室ロマノフ家当主/ロシア女大公マリヤ殿下(Head of the Russian Imperial House : Her Imperial Highness The Grand Duchess Maria Wladimirovna of Russia)がキリスト教/東方正教会/ロシア正教会の首座/モスクワ・ロシア全土【ルーシ全土】総主教キリル聖下(キリール総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】)に継承法の変更の承認を求めているという情報が出ました。
 今回の改宗で、二人の婚約発表が近づいたのではないかと思われます。

※今回、マリヤ殿下自身は、新型コロナウイルス感染の予後(?)のため、参列していません。

 

 (ロシア語:ロシア帝室公式 フェースブック アカウント)Russian Imperial House of Romanov \ Российский Императорский Дом Романовых公開グループ | Facebook

 

 ロシア正教会サンクトペテルブルク府主教区公式サイトでは、ゲオルギー大公殿下来訪は記載しているもののの、レベッカ嬢に関しては言及はありません。
 ゲオルギー大公殿下とヴァルソノフィー府主教の写真が掲載されています(別の写真が表示されている場合、右端から二枚目と三枚目をご覧ください):
 (ロシア語:サンクトペテルブルク府主教区公式サイト)"День ангела города" – сайт Санкт-Петербургской митрополии

 

 (英語)Royal Musings: Rebecca Bettarini received into Russian Orthodox church
 (英語)Eurohistory: A Russian Imperial Marriage On The Horizon: Rebecca Bettarini Converts to Russian Orthodoxy
 (英語)Visit of the Grand Duke to St. Petersburg with the Director of the Russian Imperial Foundation — The Russian Legitimist

 

続報:
 婚約~婚約発表~婚約儀式(2020年12月~2021年1月):ロシア帝室ロマノフ家継嗣/ロシア大公ゲオルギー殿下とレベッカ・ベッタリーニ嬢
 ロシア帝室ロマノフ家継嗣/ロシア大公ゲオルギー殿下とレベッカ・ベッタリーニ嬢の結婚式は2021年10月1日、ロシア・サンクトペテルブルクにておこなわれると発表(2021年3月)

ルクセンブルク大公室が、報告書に対する極めて短いメッセージ(2020年1月)

 2020年1月31日付で、ルクセンブルク大公室が、報告書に対する極めて短いメッセージを出しています。
 ジャノ・ワリンゴ氏(Jeannot Waringo)からベッテル首相に提出された報告書によって提案されている、より一層の透明性と近代化の実現に協力するよということです。
 あまりに短いので、ページの読み込みが途中で止まっているのかと思いました。

 

 (フランス語:ルクセンブルク大公室 公式ウェブサイト)Communiqué relatif au rapport de M. Jeannot Waringo – Cour Grand-Ducale de Luxembourg – Janvier 2020

 

関連:
 ルクセンブルク大公アンリ殿下がメッセージを公開(2020年1月)大公妃マリア・テレサ殿下に関する否定的な報道を強く非難するもの。フランス語の他、ルクセンブルク語、英語、スペイン語が用意され異例
 ルクセンブルク:ワリンゴ報告書が公開される。全般的に他の君主国と比較したシステムの分析や問題点の洗い出しをする生真面目なもの(2020年1月)劣悪な就業環境に関する言及はあるものの、「退位」とか言い出したメディアも大幅にトーンダウン

 

ルクセンブルク:ワリンゴ報告書が公開される。全般的に他の君主国と比較したシステムの分析や問題点の洗い出しをする生真面目なもの(2020年1月)劣悪な就業環境に関する言及はあるものの、「退位」とか言い出したメディアも大幅にトーンダウン

 ジャノ・ワリンゴ氏(Jeannot Waringo)からベッテル首相に提出された報告書が公開されました。
  PDF ファイルで44ページ(フランス語)のもので、全般的に他の君主国と比較したシステムの分析や問題点の洗い出しをおこなっています。学術論文みたいなものです。
 劣悪な就業環境に関する言及もあり、それをルクセンブルク大公妃マリア・テレサ殿下(Maria Teresa : Her Royal Highness The Grand Duchess of Luxembourg)と結びつけることも可能である書き方ではありますが、基本的に大公妃本人に直接言及するようなところはほとんどありません(というか、むしろ特定個人に言及することを避けている感すらあります)。
 要するにシステムを改善して問題点を解消することを目指しており、「特別捜査官が大公妃の悪事をあばく」とかそういうものではありませんでした

 

 ……こんな生真面目な報告書からどうやったら大公が退位するという話が生まれるのか……。

 

 もちろんざっと読んだだけなので、見逃しているか勘違いしているかもしれませんが……。
 首相が議会に制度改正をはかって、可決されて終わる話なのでは。

 

 報道したメディアのひとつ RTL は大幅にトーンダウンし、そこをコピペしてちょっと変えて記事にしていた他のメディアは、上記の劣悪な就業環境の部分のみを報じたり、今までのことを完全に忘れて報告書のポイントを記事にしたり(ありがたいっちゃありがたいですけど)と、対応は様々です。

 もちろん、すでにふれたように、劣悪な就業環境についてしっかりと記述されています。つまり、根本的なスキャンダルの存在が否定されたわけではないので、今後タブロイドがなにかまた引き起こす可能性はあるかもしれませんが、それにしても退位がどうとかいっておいてこのオチではなにを言い出しても信用されないのでは……。
 また、以前に公開されたアンリ殿下のメッセージに対して、ルクセンブルクの報道関係者が報道の自由や公共の利益などの観点から大公に批判的な声明を出していたようです。このオチでは彼らの面目も丸つぶれですのでこれから頑張る可能性があります。

 

 (フランス語:ルクセンブルク政府 公式ウェブサイト)Rapport du représentant spécial du Premier ministre auprès de la Cour grand-ducale — gouvernement.lu // Le gouvernement luxembourgeois
 (フランス語:ルクセンブルク政府 公式ウェブサイト)Rapport du représentant spécial du Premier ministre auprès de la Cour grand-ducale — gouvernement.lu // Le gouvernement luxembourgeois

 

 (英語)RTL Today – Waringo report officially made public: "The monarchy's functioning must be reformed"
 (英語)RTL Today – RTL exclusive – WARINGO: Unrest at the Grand Ducal Court as Waringo report looms

 

続報:
 ルクセンブルク大公室が、報告書に対する極めて短いメッセージ(2020年1月)

 

続報(2022年):
 ルクセンブルク大公妃マリア・テレサ殿下と大公室職員が口論、この職員は異動、別職員一人も異動(2022年12月)

ルクセンブルク大公アンリ殿下がメッセージを公開(2020年1月)大公妃マリア・テレサ殿下に関する否定的な報道を強く非難するもの。フランス語の他、ルクセンブルク語、英語、スペイン語が用意され異例

 2020年1月26日付で、ルクセンブルク大公アンリ殿下(Henri : His Royal Highness The Grand Duke of Luxembourg)がメッセージ文を出しています。
 大公室 公式ウェブサイトではフランス語で掲載されている他、 PDF ファイルでルクセンブルク語、英語、スペイン語版が用意されており、異例といえます。

 

 (フランス語:ルクセンブルク大公室 公式ウェブサイト)Message de S.A.R. le Grand-Duc – Cour Grand-Ducale de Luxembourg – Janvier 2020

 

 内容は、スイスのジュネーヴにて、ルクセンブルク大公妃マリア・テレサ殿下(Maria Teresa : Her Royal Highness The Grand Duchess of Luxembourg)の弟ルイス・メストレ氏が入っている ICU のベッドサイドでこの文章を書いているということから始まり、首相のグザヴィエ・ベッテル閣下から提案のあった大公妃殿下に関する調査を許したこと、その調査報告書が提出される前に大公妃殿下に関する否定的な報道がなされたことを強く非難するもの、大公妃殿下のこれまでの活動をたたえるもの、これからもあなた方に奉仕し続けること(退位などありえないということでしょう)が書かれています。

 なお、報道では(とこのタイミングで書くとなんですが)、調査にあたっていたジャノ・ワリンゴ氏(Jeannot Waringo)から首相へは報告書が先週の金曜日に提出されており、その後週末にアンリ殿下にその内容が伝わるはずだなどとなっていますが、今回の文章では報告に関しては触れられておらず、伝わっているかはわかりません。

 

Cour Grand-DucaleさんはTwitterを使っています: 「Message de S.A.R. le Grand-Duc. Retrouvez le texte en version anglaise, espagnole et luxembourgeoise : https://t.co/TBNFGR1aSl https://t.co/Xgydy4Rsbx」 / Twitter

 

Message from HRH the Grand Duke : "I… – Cour Grand-Ducale | Facebook

 

Message de S.A.R. le Grand-Duc :… – Cour Grand-Ducale | Facebook

 

Mensaje de S.A.R. el Gran Duque : "Me… – Cour Grand-Ducale | Facebook

 

関連:
 今のところまともに受け取られていない噂【追記:深刻になってきている気配があります】:ルクセンブルク大公アンリ殿下に退位の可能性ありとの報道(2020年1月)大公妃マリア・テレサ殿下の行動と政権との衝突
 ルクセンブルク:ワリンゴ報告書が公開される。全般的に他の君主国と比較したシステムの分析や問題点の洗い出しをする生真面目なもの(2020年1月)劣悪な就業環境に関する言及はあるものの、「退位」とか言い出したメディアも大幅にトーンダウン
 ルクセンブルク大公室が、報告書に対する極めて短いメッセージ(2020年1月)