おそらくブルガリアの雑誌のインタビュー記事をブルガリア王室公式サイトに転載したものだと思いますが、ブルガリア王室のプレスラフ公/ブルガリア王子キリル殿下(ザクセン=コーブルク=ゴータ公子 : ザクセン公子 : His Royal Highness Prince Kyril of Bulgaria, The Prince of Preslav, Prince of Saxe-Coburg and Gotha, Duke in Saxony)へのインタビューが掲載されています。
※キリル殿下は、旧ブルガリア王シメオン2世陛下(His Majesty King【Tsar】 Simeon II of the Bulgarians : 元ブルガリア共和国首相シメオン・サクスコブルクゴツキ : Simeon Saxe-Coburg-Gotha : Simeon Sakskoburggotski)の次男です。
(ブルガリア語:ブルガリア王室公式サイト)Интервю на Н.Ц.В. Княз Кирил Преславски за списание “Космос” « Н.В. Цар Симеон II
Тук можете да прочетете интервюто на… – Н.В. Цар Симеон ІІ | Facebook
※ブルガリア語の上に長かったので流し読みしただけです。
キリル殿下は金融機関などで勤務していますが(リーマンブラザーズ系の会社にいたことがあったと思いますが……)、どうやら(初めて知りましたが)欧州の王室成員で最も物理学に興味があるらしいです。
量子力学、ストリング理論(スーパーストリング理論)、四つの基本相互作用、ブラックホール、ダークマター、ダークエネルギー、物理学者などについて、割と普通に感想というか見解を述べているものです。
物理学の発展が“神”に与える影響についても、(宗教と科学の)「バランスが必要だ」という、これまた割と普通のコメントですが(立場上それ以外に言いようがないと思いますが)、ブルガリア語の上に長いことが気にならなければ、読んでみてもいいかもしれません。
一つ興味があるところは、子息のブルガリア王子タシロ殿下(ザクセン=コーブルク=ゴータ公子 : ザクセン公子 : His Royal Highness Prince Tassilo of Bulgaria, Prince of Saxe-Coburg and Gotha, Duke in Saxony)は、黒海の汚染に関する問題について学ぶか取り組むかしているようです。
単なる個人的な興味の問題なのか、「この世界はどうなっているのか」「神は存在するかしないか」というどうでもいい大問題より環境問題を重視するという世代的傾向が出ているのか、そんなことを思いました。