訃報(2022年12月29日):バーデン辺境伯マクシミリアン殿下(マックス・フォン・バーデン)が薨去(1933~2022)英国王チャールズ3世陛下のいとこ

 2022年12月29日、バーデン辺境伯マクシミリアン殿下(マックス・フォン・バーデン : His Royal Highness MaximilianMax】, Margrave of Baden : Max von Baden)が薨去した模様。
 1933年7月3日生まれの89歳。

 母親の故ギリシャ・デンマーク王女セオドラ殿下が、故エディンバラ公爵フィリップ王子殿下の姉なので、英国王チャールズ3世陛下のいとこにあたります。

 薨去に伴い、継嗣のベルンハルト殿下(Bernhard)が、当主などの地位を継承。
 また、ベルンハルト殿下の長男、レオポルト殿下(Leopold)がバーデン大公世子となります。

 (ドイツ語)Haus Baden

 

 (英語)Maximilian, the son of Prince Philip's sister Theodora of Greece and Denmark, passes away  | Daily Mail Online

 

クリスマスメッセージ映像(2022年):ルクセンブルク大公アンリ殿下による降誕祭(クリスマス)へのメッセージ(2022年12月)

 ルクセンブルク大公アンリ殿下(Henri : His Royal Highness The Grand Duke of Luxembourg)による、降誕祭(クリスマス)と新年に向けたメッセージ動画が公開されています。

 ルクセンブルク語です。

 

 (サイト自体はフランス語ですが、今回のメッセージはルクセンブルク語:ルクセンブルク大公室 公式ウェブサイト)Discours de Noël 2022 de S.A.R. le Grand-Duc | Cour grand-ducale

🎄 Regardez le discours de Noël 2022 de… – Cour Grand-Ducale | Facebook

ルクセンブルク大公妃マリア・テレサ殿下と大公室職員が口論、この職員は異動、別職員一人も異動(2022年12月)

 (ややはっきりしない記事ですが)報道によりますと、ルクセンブルク大公妃マリア・テレサ殿下(Maria Teresa : Her Royal Highness The Grand Duchess of Luxembourg)が、大公室職員と口論をし、その後、その職員が(自分の安全のために)異動しているそうです。
 要するにパワハラの類を受けたという感じの記事ですが……。

 

 (英語)RTL Today – Grand Ducal Court: Employee transferred after verbal altercation with Grand Duchess Maria Teresa

 

 政府側の担当者は、この出来事について「受け入れられない」としています。
 また、異動は「for her own protection.」となっているので、職員は女性のようです。

 これに加え、別の従業員一名が異動を求めて許可されているようですが、詳細は不明。

 ワリンゴ報告書が出てから3年近く経過しています。
 今回、こういう報道が出ているということは、この期間の状況などの情報公開がおこなわれてもおかしくありません。

 

関連:
 ルクセンブルク:ワリンゴ報告書が公開される。全般的に他の君主国と比較したシステムの分析や問題点の洗い出しをする生真面目なもの(2020年1月)劣悪な就業環境に関する言及はあるものの、「退位」とか言い出したメディアも大幅にトーンダウン

神聖ローマ皇帝カール5世(スペイン王カルロス1世)からフランス大使に送られた暗号の手紙が解読される(2022年11月)

 神聖ローマ皇帝カール5世(スペイン王カルロス1世)から、フランス王国を駐箚していた大使ジャン・ド・サン=モーリスJean de Saint-Mauris)に送られた暗号の手紙が解読されたと報道されています。

 手紙は、1547年(1543年のクレピーの和約の4年後)に書かれたもので、フランスによるカール5世に対する暗殺計画があるというフランスでの噂に関連する話題があった模様。

 

 (英語)Spain's King Charles V's secret code cracked after five centuries | Euronews

euronews:
Spain's King Charles V's secret code cracked after five centuries – YouTube

婚約発表(2022年11月):ルクセンブルク大公女アレクサンドラ殿下と、ニコラ・バゴリー氏。結婚式は来年【2023年】春の予定

 2022年11月7日、ルクセンブルク大公女アレクサンドラ殿下(ナッサウ公女 : ブルボン=パルマ公女 : Her Royal Highness Princess Alexandra of Luxembourg, Princess of Nassau, Princess of Bourbon-Parma)とニコラ・バゴリー氏(Nicolas Bagory)の婚約が発表されました。
 結婚式は来年【2023年】の春の予定です。

 アレクサンドラ殿下は、1991年生まれの31歳。
 ルクセンブルク大公アンリ殿下夫妻の第4子でただ一人の娘。
 2022年11月7日現在、ルクセンブルク大公位継承順位は第6位です。

 

 (フランス語:ルクセンブルク大公室 公式サイト)Fiançailles de la Princesse Alexandra avec M. Nicolas BAGORY | Cour grand-ducale

 

Cour Grand-DucaleさんはTwitterを使っています: 「💍 Leurs Altesses Royales le Grand-Duc et la Grande-Duchesse ont la très grande joie d’annoncer les fiançailles de Leur fille, Son Altesse Royale la #PrincesseAlexandra, avec Monsieur Nicolas BAGORY. 📅 Le mariage aura lieu au printemps. ©MGD/S.Margue https://t.co/SjwcoAGXKs」 / Twitter

 

💍 Leurs Altesses Royales le Grand-Duc… – Cour Grand-Ducale | Facebook

 

追記(2022年12月30日):

– Le mariage civil aura lieu le 22 avril 2023, à la Mairie de la Ville de Luxembourg.
– Le mariage religieux sera célébré le 29 avril 2023 en l’église Saint Trophyme de Bormes-les-Mimosas.

 民事婚は2023年4月22日。
 宗教婚は2023年4月29日の予定と発表されました。