Fox News インタビュー映像(英語):ヨルダン王アブドッラー2世陛下へのインタビュー動画(2018年9月)

 ヨルダン・ハシェミット王国国王アブドッラー2世・イブン・アル・フセイン陛下(アブドゥッラー2世アブドラ国王 : King Abdullah II bin Al-Hussein : His Majesty the King of the Hashemite Kingdom of Jordan)は、Fox News のブレット・ベイヤー氏(Bret Baier)のインタビューを受けたようです。
 内容はパレスチナに関わる問題をはじめとした中東情勢全般です。

 

※元の放送にアラビア語キャプションを付けたものです/
RHC JO(ヨルダン王室ハーシム家公式チャンネル):
مقابلة جلالة الملك عبدالله الثاني مع بريت باير كبير مذيعي الشؤون السياسية في محطة فوكس نيوز – YouTube

 

インタビュー記事:ロシア帝室ロマノフ家当主/ロシア女大公マリヤ殿下がウクライナに独立正教会を設置しようとしているキリスト教/コンスタンティノープル全地総主教庁を批判「首位性は儀礼的なもの」「あそこはアンティオキア総主教庁から独立したが今は指示を受けたりしない」「自らが独立を認めた教会へ介入する権利はない」(2018年9月)

※この記事はキリスト教 高位聖職者のニュースと重複します。

 

 ロシア帝室ロマノフ家当主/ロシア女大公マリヤ殿下(Head of the Russian Imperial House : Her Imperial Highness The Grand Duchess Maria Wladimirovna of Russia)が、Interfax のインタビューを受けた模様です。
 元が英語なのか、そのロシア語版の翻訳なのかわかりませんが、英語記事がロシア帝室公式サイトに掲載されています。

 

 (英語:ロシア帝室公式サイト)Russian Imperial House – Grand Duchess Maria of Russia: Constantinople’s position will lead to the splintering of the very foundations of Orthodoxy

 

 キリスト教/東方正教会/全地総主教庁(コンスタンティノープル)が、ウクライナの管轄権を持つロシア正教会モスクワ総主教庁の許諾なしに一方的に「ウクライナへの独立正教会設置準備」を始めたことについて聞かれ、それを批判している内容です(「非常に悲しんでいる」というような言葉もありますが)。

 自らは、聖職者でも歴史家でもないため専門家ではないと前置きしつつも、全地総主教庁(コンスタンティノープル)の首位性は儀礼的なものであり実質はないとし、コンスタンティノープルはもともとはアンティオキア総主教庁から独立したが(大昔ですが)その後に指示を受けたりしていないことを例示し(これは微妙です。少なくとも初期の総主教らはアンティオキアに叙任されていたという話もあります。とはいえ現在はもちろんそうではありません)どの教会であれ独立正教会と認めた教会へは介入する権利は持っていないと述べています。

 また、東方正教会の理論としてどうなのかはわかりませんが、「母なる教会」(Mother Church)と「娘である教会」(Daughter Church)は、母が娘の独立を認めたら「姉妹教会」(Sister Church)になる、という表現を用いています(あくまで表現です。この表現は初めて見ましたが……通常は独立を認めても「母なる教会」は「母なる教会」と表現されます)。

 結論として、コンスタンティノープル全地総主教庁の行動は、東方正教会を分裂させるものだ、としています。

 

 全体の話の流れはロシア正教会側の主張とほぼ同じですが、「母なる教会」関連の表現ではさらに踏み込んでおり、これはあるいはロシア正教会モスクワ総主教庁とは立場が違うかもしれません(この理屈であれば、ロシア正教会モスクワ総主教庁が独立を認めた教会側はロシア正教会を「母なる教会」と呼ぶ必要はないことになりますので)。

 

ドイツ語圏六ヶ国国家元首会合に、ベルギー王フィリップ陛下夫妻、ルクセンブルク大公アンリ殿下夫妻、リヒテンシュタイン公世子アロイス殿下と公世子妃(バイエルン王女)ゾフィー殿下、オーストリア大統領(ロシア貴族の家系)、ドイツ大統領、スイス大統領が出席(2018年9月)

 今年のドイツ語圏六ヶ国国家元首会合がおこなわれ、
 ベルギー王フィリップ陛下(Philippe of Belgium : Philippe de Belgique : Filip van België : Philipp von Belgien : His Majesty The King of the Belgians)とベルギー王妃マティルド陛下(Queen Mathilde of Belgium : Her Majesty The Queen of the Belgians)、
 ルクセンブルク大公アンリ殿下(Henri : His Royal Highness The Grand Duke of Luxembourg)とルクセンブルク大公妃マリア・テレサ殿下(Maria Teresa : Her Royal Highness The Grand Duchess of Luxembourg)、
 リヒテンシュタイン公国国家元首代行のリヒテンシュタイン公世子アロイス殿下(アロイス皇太子アロイス摂政Alois : His Serene Highness The Hereditary Prince of Liechtenstein : His Serene Highness The Prince Regent of Liechtenstein)およびリヒテンシュタイン公世子妃ゾフィー殿下(Sophie : Her Royal Highness The Hereditary Princess of Liechtenstein, Countess of Rietberg : バイエルン王女、バイエルン公女 : Her Royal Highness Duchess Sophie in Bavaria, Princess of Bavaria)、
 オランダ発祥でロシア貴族の家系のオーストリア共和国大統領アレクサンダー・ファン・デア・ベレン博士閣下(His Excellency Dr Alexander Van der Bellen)、
 ドイツ連邦共和国大統領フランク=ヴァルター・シュタインマイヤー博士閣下(His Excellency Dr Frank-Walter Steinmeier)、
 スイス連邦大統領アラン・ベルセ博士閣下(His Excellency Federal President Dr Alain Berset)、
 らが出席しました。

 

 (フランス語:ベルギー王室公式サイト)Rencontre informelle des Chefs d'États de pays germanophones – Suisse | La Monarchie belge
 (フランス語:ルクセンブルク大公室公式サイト)15e réunion informelle des chefs d'État des pays germanophones – Cour Grand-Ducale de Luxembourg – Septembre 2018

 (英語)Royal German-speaking heads of state meet for annual meeting – Royal Central
 (英語)Royals from Belgium, Liechtenstein and Luxembourg conclude annual meeting – Royal Central

 

Belgian Royal Palaceさんのツイート: "Ankunft in Sils Maria, Schweiz, zum jährl. informellen Treffen der Staatsoberhäupter deutschsprachiger Staaten. Gelegenheit um unsere Verbindungen mit Deutschland, Österreich, der Schweiz, Luxemburg und Liechtenstein zu stärken!#Schweiz #Graubünden… https://t.co/M24K4fmmTW"

Aankomst in Sils Maria, Zwitserland,… – Belgische Monarchie Monarchie belge Belgian Monarchy | Facebook

Deelname aan de jaarlijkse informele… – Belgische Monarchie Monarchie belge Belgian Monarchy | Facebook

 

Cour Grand-Ducaleさんのツイート: "Entourés des chefs d’Etat et de leurs épouses de Suisse, de Belgique, d’Allemagne, d’Autriche et du Liechtenstein,le Grand-Duc et la Grande-Duchesse entament la réunion informelle dans le cadre idyllique de Sils-Maria. ©Luxpress/Cour grand-ducale #Suisse #GrandDuc #GrandeDuchesse… https://t.co/YlsbYeKVIN"

Cour Grand-Ducaleさんのツイート: "La culture également au cœur du programme des conjointes : la Grande-Duchesse et les épouses des chefs d’Etat des pays germanophones effectuent une visite guidée du « Nietzsche-Haus » ©Luxpress/Cour grand-ducale #Luxembourg #Suisse #GrandDuc #GrandeDuchesse… https://t.co/JzP5Xk5WF1"

Entourés de Leurs Majestés le Roi et la… – Cour Grand-Ducale | Facebook

La culture également au cœur du… – Cour Grand-Ducale | Facebook

 

Alain Bersetさんのツイート: "#6erTreffen der Staatsoberhäupter der deutschsprachigen Länder. Es ist mir eine grosse Ehre, als #BundespräsidentCH @vanderbellen🇦🇹, @MonarchieBE🇧🇪, BP Steinmeier🇩🇪, Erbprinz Alois von Liechtenstein🇱🇮, @CourGrandDucale🇱🇺 sowie Gattinnen in #SilsMaria zu empfangen. 👑… https://t.co/p1XfMmgqxN"

 

サウジアラビア皇太子ムハンマド・ビン・サルマン殿下が、ロシア連邦チェチェン共和国首長ラムザン・カディロフ閣下と会見(2018年8月)

 2018年8月21日、サウジアラビア王国皇太子のムハンマド・ビン・サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウード王子殿下(第一副首相 : 国防大臣 : His Royal Highness Prince Mohammed bin Salman bin Abdulaziz Al Saud, Crown Prince, Vice President of the Council of Ministers and Minister of Defense)は、ロシア連邦チェチェン共和国首長ラムザン・カディロフ閣下(Ramzan Kadyrov)と会見しました。
 会見中にはイスラム教の祝日「イード・アル=アドハー」の祝辞が交わされた模様。

 サウジアラビア王国側より、
 アブドルアジーズ・ビン・サウード・ビン・ナーイフ・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウード王子殿下(内務大臣 : His Royal Highness Prince Abdulaziz bin Saud bin Naif bin Abdulaziz Al Saud, Minister of Interior)、
 アブドッラー・ビン・バンダル・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウード王子殿下(メッカ州副知事 : His Royal Highness Prince Abdullah bin Bandar bin Abdulaziz Al Saud, Deputy Governor of Makkah Region)、
 といった方々が同席した模様。

 

 (英語)HRH Crown Prince Receives President of the Chechen Republic The official Saudi Press Agency

 (英語)IN PICTURES: Saudi Crown Prince receives Chechen President Kadyrov – Al Arabiya English

 

SPAENGさんのツイート: "HRH Crown Prince Receives President of the Chechen Republic. https://t.co/SIyHqqF6eo #SPAGOV… "

 

Al Arabiya Englishさんのツイート: "IN PICTURES: #SaudiCrownPrince receives Chechen President Kadyrov. During the meeting, they exchanged congratulations on the occasion of Eid Al-Adha. https://t.co/Xwy1RIPoQ5"

 

訃報(2018年7月23日):メクレンブルク公子カール・グレゴール殿下、薨去(1933~2018)

 2018年7月23日、メクレンブルク公子カール・グレゴール殿下(His Highness Duke Carl Gregor【Karl Gregor】 of Mecklenburg : カール・グレゴール・ヘルツォーク・ツー・メクレンブルクCarl Gregor Herzog zu Mecklenburg)が薨去した模様です。
 1933年3月14日生まれの85歳。

 

 (英語)News – Death of Duke Carl Gregor | House of Mecklenburg-Strelitz

 (ドイツ語)In Remplin geborener Herzog zu Mecklenburg gestorben – WELT
 (ドイツ語)Nachruf: Mecklenburgischer Prinz in Baden-Württemberg verstorben | Uckermarkkurier.de
 (ドイツ語)Hechingen: Der trommelnde „Jazz-Herzog“ ist tot | Südwest Presse Online
 (ドイツ語)Traueranzeige von Carl Gregor Hetzog zu Mecklenburg | schwaebische.de Trauerportal

 

 メクレンブルク=シュトレーリッツ大公室の貴賤結婚の子孫で、現在この系統が権利を回復して大公室を形成していると見られています。
 が、カール・グレゴール殿下の父ゲオルク・アレクサンダー殿下は、メクレンブルクの称号や敬称は認められたものの大公室の一員としては認められていなかったとする主張もあり(というか大公室の一員として認められたとする根拠が特にない)、その場合メクレンブルク家の男系男子は消滅し、メクレンブルク=シュトレーリッツ大公位およびメクレンブルク=シュヴェリーン大公位の権利は、ホーエンツォレルン家当主/プロイセン王室当主のゲオルク・フリードリヒ殿下にあるとされることが多いようです。

 また、シュトレーリッツ系統の主張を認めた場合、全メクレンブルクの権利が当主のボルヴィン殿下にあることになりますが、現状ではメクレンブルク=シュヴェリーン系統の家産などはシュヴェリーン系統長系の男系女子メクレンブルク公女ドナータ殿下(Her Highness Duchess Donata of Mecklenburg)が管理しているとみられており、またドナータ殿下は子息にメクレンブルクの家祖またはその父とされている人物の名前を付けるなど、将来子息を当主とする気を隠そうとしていないように見受けられます。