ジンバブエ伝統的君主/結婚式(2020年10月11日):ロズウィ帝国(ロズウィ王国)の後裔、マムボ王マイク・モヨが二人目の妻と結婚。「ロズウィ文化では王は結婚し続けるのを止めてはいけない。来年も結婚する」

 2020年10月11日、ジンバブエ共和国の伝統的君主で、ロズウィ帝国【ロズウィ王国】の後裔であるマムボ王マイク・モヨ(King Mambo : Mike Moyo)が二人目の妻ンドロウカズィ王妃(Queen Ndlovukaziプリシラ・パーシー・ンドロヴPriscilla Percy Ndlovu)との結婚式を挙げたようです。

 マムボ王は昨年【2019年】即位したはずですが、ジンバブエ共和国は憲法・法律上に伝統的君主を認める条文を保有しておらず、公的地位は持っていない模様。
 来賓した議員は、共和国内に複数の君主を持つための議論を開始すべきと発言したようです(アフリカではそれなりの数の国が、なんらかの形で公的な地位を自国内の複数の伝統的君主に与えています)。

 マムボ王は、「ロズウィ文化では王は結婚するのは止めてはいけない」とし、来年も挙式することを宣言。
 また、エイズ【HIV】との戦いにも一夫多妻の伝統が役立つと述べています。
 加えて、離婚の増加による伝統の崩壊を心配し、文化を守ることを要求しているようです。

 マムボ王の本拠地はジンバブエ共和国/南マタベレランド州/ウムジングワネ地区のマワベニという村のようなところらしいですが、影響力がどの程度あるのかは不明。

 参列者として、上記議員の他、国全体から80人の首長が来たとのことです。
 ここで首長というのは、さほど大きくない村の村長くらいではないかと思うのですが、それにしても80人というのはかなりの数です。
 下記記事で名前が挙がっているのは、シロベラ首長マリサ(Chief Malisa of Silobela)、ルサペ首長マコニ(Chief Makoni of Rusape)、といった人たちですが、このうちマリサ首長は(複数の)君主の地位を認める憲法改正への議論の必要性を述べています。

 

 (英語)Royal wedding in Mawabeni | The Chronicle

 

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The ChronicleさんはTwitterを使っています 「A traditional dancer entertains guests during King Mambo's wedding ceremony held in Mawabeni in uMzingwane District on Sunday. https://t.co/TpxBQ9BzSc」 / Twitter

 

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