2019年10月7日付の発表で、スウェーデン王室より、スウェーデン王子カール・フィリップ殿下(ヴェルムランド公爵 : His Royal Highness Prince Carl Philip of Sweden, Duke of Värmland)とスウェーデン王子妃ソフィア殿下(ヴェルムランド公爵夫人 : Her Royal Highness Princess Sofia of Sweden, Duchess of Värmland)の子供たち、およびスウェーデン王女マデレーン殿下(ヘルシングランド・イェストリークランド女公爵 : Her Royal Highness Princess Madeleine of Sweden, Duchess of Hälsingland and Gästrikland)とクリストファー・オニール氏(Christopher O’Neill)の子供たちが狭義のスウェーデン王室(Royal House)からはずされたことが発表されました。
(英語:スウェーデン王室公式サイト)Communiqué on changes to The Royal House – Sveriges Kungahus
はずされた五人は、広義の王室「Royal Family」には留まり王子・王女ではあるものの、もはや殿下「His/Her Royal Highness【HRH】」は使用されません。
- スウェーデン王子アレクサンダー(セーデルマンランド公爵 : Prince Alexander, Duke of Södermanland)
- スウェーデン王子ガブリエル(ダーラナ公爵 : Prince Gabriel of Sweden, Duke of Dalarna)
- スウェーデン王女レオノール(ゴットランド女公爵 : Princess Leonore, Duchess of Gotland)
- スウェーデン王子ニコラス(オンゲルマンランド公爵 : Prince Nicolas of Sweden, Duke of Ångermanland)
- スウェーデン王女アドリエンヌ(ブレーキンゲ女公爵 : Princess Adrienne of Sweden, Duchess of Blekinge)
今回の決定は、将来的な公務への関与の可能性の低さからおこなわれたもののようです。
なお、ベルナドッテ王朝開祖のカール14世ヨハン陛下は、もともとポンテコルヴォ公として殿下「His Serene Highness」の敬称を使用していましたが、男系子孫がこの敬称を使用できる可能性は今のところ指摘されていません。