オルレアン=ブラガンサ公子ルイス・フィリペ殿下がブラジル下院議員に当選した模様(2018年10月)ブラジル皇帝位継承権は保有せず

 2018年10月7日のブラジル連邦共和国総選挙で、オルレアン=ブラガンサ公子ルイス・フィリペ殿下(His Royal Highness Prince Luiz Filipe of Orléans-Braganza : : ルイス・フィリペ・デ・オルレアンス・イ・ブラガンサLuiz Philippe de Orleans e BragançaLuís Filipe de Orléans e Bragança)が下院議員(代議院)に当選したようです。

 

Canal Monarquia no Brasil por Debora Settim:
LIVE – Príncipe eleito! Comemoração em família… – YouTube

 

 (ポルトガル語)Luiz Philippe O. Bragança 1702 (Deputado Federal) – Eleições 2018
 (ポルトガル語)Alexandre Frota e tataraneto de D. Pedro II são eleitos deputados federais por SP | Eleições 2018 em São Paulo | G1

 

 ルイス・フィリペ殿下は1969年4月3日生まれの49歳。職業は政治学者、とあります。
 ブラジル帝室(ヴァソウラス系)当主のブラジル皇子/オルレアン=ブラガンサ公子ルイス殿下(His Imperial and Royal Highness Prince Luiz of Brazil, Prince of Orléans-Braganza, Head of the Imperial House of Brazil)の甥。父ウード殿下(Eudes : ポルトガル語及びブラジルでの一般的な発音不明)はルイス殿下(子供はいません)のすぐ下の弟で、その長男がルイス・フィリペ殿下です。
 しかし、父のウード殿下は(1回目の)結婚前に自身と子孫のブラジル皇帝位継承権を放棄しています(貴賤結婚のためでしょう)。
 よって、ルイス・フィリペ殿下は、ヴァソウラス系でもっとも年長系統の人物ですが、ブラジル皇帝位継承順位に並んでおらず、ブラジル帝室の一員でもありません(しかし、オルレアン=ブラガンサの称号・敬称は権利放棄をした構成員及びその子孫にも引き続いて使用されています)。
 ルイス・フィリペ殿下の妻、フェルナンダ殿下(Fernanda Hara Miguita : フェルナンダ・ハラ・ミギタ?)は日系人という話もありますが……(Miguitaが父系の姓)。2012年に二人の間に子息のマクシミリアン殿下が誕生しています。

 

3分インタビュー動画(ポルトガル語):ブラジル帝室(ヴァソウラス系統)当主の弟で継嗣のブラジル皇太子ベルトランド殿下が君主政の利点を語る動画(2018年9月)

 ブラジル帝室(ヴァソウラス系)のブラジル皇太子ベルトランド殿下(オルレアン=ブラガンサ公子 : Prince Bertrand of Orléans-Braganza : His Imperial and Royal Highness The Prince Imperial of Brazil)が、君主政の利点について語る3分インタビュー動画が公開されていました。

 

3 Minutos com Armando MERCADANTE:
Entrevista com o Príncipe Imperial do Brasil – Dom Bertrand – YouTube

 

動画(ポルトガル語):ブラジル帝室(ヴァソウラス系統)当主の弟で継嗣のブラジル皇太子ベルトランド殿下が質問に答える動画(2018年9月)

 ブラジル帝室(ヴァソウラス系)当主のブラジル皇子/オルレアン=ブラガンサ公子ルイス殿下の弟、ブラジル皇太子ベルトランド殿下(オルレアン=ブラガンサ公子 : Prince Bertrand of Orléans-Braganza : His Imperial and Royal Highness The Prince Imperial of Brazil)が、質問に答える形の動画が公開されています。

 

Pró Monarquia – Casa Imperial do Brasil:
DOM BERTRAND RESPONDE A ALUNOS DO ESPÍRITO SANTO – YouTube

 

Pró Monarquia – Dom Bertrand responde alunos do Espírito Santo | Facebook

 

ブラジル帝室(ヴァソウラス系統)当主/ルイス殿下が、ブラジル独立宣言196周年のメッセージ(2018年9月)

 2018年9月7日、ブラジル帝室(ヴァソウラス系)当主のブラジル皇子/オルレアン=ブラガンサ公子ルイス殿下(His Imperial and Royal Highness Prince Luiz of Brazil, Prince of Orléans-Braganza, Head of the Imperial House of Brazil)によるブラジル独立宣言196周年のメッセージが公開されています。

 

Pró Monarquia – MENSAGEM OFICIAL DO CHEFE DA CASA IMPERIAL… | Facebook

 

インタビュー記事(ポルトガル語):フランス王室オルレアン派のアンジュー公妃/第11代カダヴァル女公爵ディアナ・アルヴァレス・ペレイラ・デ・メロ殿下へのインタビュー(2018年8月)

 ブラジルのメディア「Globo」が、ポルトガル貴族の第11代カダヴァル女公爵で、フランス王室オルレアン派のアンジュー公妃ディアナ・アルヴァレス・ペレイラ・デ・メロ殿下(Diana Álvares Pereira de Melo, 11th Duchess of Cadaval : Her Royal Highness The Duchess of Anjou)へインタビューをおこなったようです。

 

 (ポルトガル語)Duquesa e escritora Diana de Cadaval ensina como tradição e modernidade podem reinar juntas – Jornal O Globo

 

 かなりの長文ですが、内容は、夫のオルレアン公子シャルル=フィリップ殿下の話(最後のほうに一緒に旅行するとえらいめにばかり遭うという話が)や、居城であるカダヴァル宮殿や同家(カダヴァル家(名称がいまいちよくわかりませんが)はブラガンサ王朝分家)の歴史や、現在の妃殿下の活動などです。

 ディアナ妃殿下は、2001年の父の薨去に伴い、異母姉と爵位などの相続を争いましたが、ポルトガル王室(ブラガンサ家)当主のブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下(His Royal Highness Duarte Pio, Duke of Braganza)の裁定によりカダヴァル公爵位を継承しています。