2018年9月6日夕方、フランツ・ゲオルク・デッペル・フォン・ヒルシュベルク氏(Franz Georg Döpper von Hirschberg)が、ドイツ連邦共和国のウンターヴィルデナウにある自邸で亡くなっているのが発見されたそうです。54歳。
捜査がおこなわれているようですが、最近体調がすぐれていなかったとも報道されています。
同所でおこなわれる予定だった祭典は延期になった模様。
同邸宅の所有者である母の、マリア・ドロレス・カタリナ・フライフラウ・デッペル・フォン・ヒルシュベルク(Maria Dolores Katharina Freifrau Döpper von Hirschberg)は病院に運ばれているとのことですが……。
(1928年8月14日生まれの90歳)。
(ドイツ語)Schlossherr Franz Georg Döpper von Hirschberg tot | Oberpfalz TV
(ドイツ語)Der "Baron" ist tot | Onetz
Onetz – Seit einiger Zeit war der "Baron" gesundheitlich… | Facebook
この邸宅ですが、母方のヒルシュベルク家、「フライヘル(Freiherr)」の称号を持っているところが受け継いできたものではないかと思います。
父の故テオドル・デッペル氏(Theodor Döpper)の家系についてはわかりませんが、貴族であるという情報はありません。
今回亡くなったフランツ・ゲオルク・デッペル・フォン・ヒルシュベルク氏は、記事からは「Baron」というあだ名(?)で呼ばれていたようですが、父方が貴族でない以上、伝統的には彼も貴族とは分類されず、いわゆる「非貴族の貴族風名前所持者」ではないかと思われます(まだデッペルの系統が不明なのではっきりとはいえませんが)。
また、フォン・ヒルシュベルク(またはデッペル・フォン・ヒルシュベルク)という名については、母方の名前を使用することは現在のドイツの法律では問題のないことなので、なにかを詐称しているというわけではありません。