訃報(2019年4月3日):バーレーンの“シャイハ”・アイシャ・ビント・サルマン殿下が薨去(?~2019)(おそらく)現バーレーン王の叔母で、AFC会長・FIFA副会長“シャイフ”・サルマン閣下の母

 バーレーン王国の報道によりますと、2019年4月3日、“シャイハ”・アイシャ・ビント・サルマン・ビン・ハマド・アル・ハリーファ殿下(Her Highness Shaikha Aisha bint Salman bin Hamad Al Khalifa)が薨去したようです。
 生年・年齢不明。

 バーレーン首長サルマン・ビン・ハマド・アル・ハリーファ殿下(1894~1961 : 統治1942~1961)の娘です。
※当時の「首長」は(英:Ruler、アラビア語ではハキム)だった模様。
 現在のバーレーン王ハマド陛下はサルマン首長の孫になりますので、故アイシャ殿下は おば(母だと思いますが、確証はありません) ということになります。

 

 (英語)Royal Court mourns death of HH Shaikha Aisha bint Salman

Bahrain TV News Center مركز الأخبار:
البحرين مركز الأخبار : الديوان الملكي ينعى سمو الشيخة عائشة بنت سلمان بن حمد آل خليفة 03-04-2019 – YouTube

 

 夫は“シャイフ”・イブラヒム・ビン・ハマド・ビン・アブドッラー・アル・ハリーファ殿下(His Highness Shaikh Ibrahim bin Hamad bin Abdulla Al Khalifa)。「HH」と上記記事にあるので、「(His Highness)殿下」になると思いますが、系譜不明(生死も不明)。
 また、二人の間の子供の一人はアジアサッカー連盟【AFC】会長・国際サッカー連盟【FIFA】副会長の“シャイフ”・サルマン・ビン・イブラヒム・アル・ハリーファ閣下(His Excellency Shaikh Salman bin Ibrahim Al Khalifa)だと思うのですが、この方は「閣下(His Excellency)」でしか言及されたのを見たことがありません。バーレーンの敬称体系はいまいちはっきりしませんが、父母ともに「殿下」なのに「閣下」になるというのはよくわかりません(男系で君主から何代までのような決まり方なのでしょうか)。
 なお、この“シャイフ”・サルマン閣下ですが、AFC公式サイトやそこからの転載記事の場合、(His Excellency Shaikh Salman bin Ebrahim Al Khalifa)と、父親の名前の部分が「イブラヒム」ではなく「エブラヒム」と書いたほうが良いような表記に変わります。父親の名前の部分だけ表記が揺れるという、これもまたよくわからないところです(もとのアラビア語は同じだと思いますが)。

 

追記:
 BNAの続報によると、“シャイハ”・アイシャ殿下の きょうだい にあたるバーレーン王国首相ハリーファ・ビン・サルマーン・アル・ハリーファ王子殿下(His Royal Highness Prime Minister Prince Khalifa bin Salman Al Khalifa)が葬儀の代表者のような立ち位置として報じられています。

 (英語)HRH Premier performs HH Shaikha Aisha bint Salman funeral prayers

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البحرين مركز الأخبار : سمو رئيس الوزراء يؤدي صلاة الجنازة على جثمان شقيقة سموه 04-04-2019 – YouTube