訃報(2025年9月22日):ハンガリーのエステルハージ家当主エステルハージ=ガランタ公アンタル2世(アントン2世)殿下が薨去(1936~2025)

 2025年9月22日、ハンガリー貴族のエステルハージ家当主/第13代エステルハージ=ガランタ公アンタル2世殿下(アントン2世Esterházy II. AntalAnton II : His Serene Highenss The Prince Esterházy-Galántha)が薨去したようです。
 1936年12月27日生まれの89歳。
 フェルテード市名誉市民のようです。

 ハンガリーで幼少期を過ごしますが、共産主義政権の成立により国外で生活。
 伯父の第12代公パール5世の1989年の薨去により当主の地位を継承。
 共産主義政権崩壊により、ハンガリーに戻ります。

 伯父パール5世の未亡人メリンダ公妃が財産を継承し財団を設置、その公妃の薨去後その甥の人物(エステルハージ家とは直接血縁関係のない人物)が財団を継承しています。
 これにより、同家の財産に関して係争が発生しました。

 同家は複数の宮殿(エステルハージ宮殿)を所有していましたが、今回の薨去に関しても、財団が管理している(オーストリアの)エステルハージ宮殿関連のアカウントでは触れられていません。
 ハンガリーにおける同家の財産に関しても係争がありましたが、結末の詳細は不明。フェルテード城(フェルテードのエステルハージ宮殿)とフェルテード市の公式アカウントは訃報を出しています。

 薨去に伴い、子息のパール=アンタル殿下(Pál-Antalパウル=アントン殿下 : Paul-Anton)が、エステルハージ家当主および第14代エステルハージ=ガランタ公パール6世となります。

 

 (ハンガリー語【マジャル語】)Index – Kultúr – Meghalt Esterházy II. Antal herceg
 (ハンガリー語【マジャル語】)Kult: Meghalt Esterházy Antal

 

フェルテード城(フェルテードにあるエステルハージ宮殿) 公式Facebook:
Mély fájdalommal… – Esterházy-kastély Fertőd – Hivatalos | Facebook

 

フェルテード市 公式Facebook:
Mély fájdalommal tudatjuk,… – Fertőd Város Hivatalos Oldala | Facebook

結婚予定発表(2025年10月予定):フランツェスカ・ティッセン=ボルネミッサ男爵女(元・ハプスブルク家当主カール大公殿下の妻)と、マルクス・ライマン氏が結婚することが発表される(2025年5月)

 フランツェスカ・ティッセン=ボルネミッサ男爵女(Francesca Thyssen-Bornemisza)が、マルクス・ライマン氏(Markus Reymann)と10月にヴェネツィアで結婚すると発表されました。

 フランツェスカ・ティッセン=ボルネミッサ男爵女は、元・ハプスブルク家の当主カール大公殿下の妻であり、今回が二度目の結婚となります。
 美術収集家の家に生まれ、現在も美術コレクションに関わっています。
 1958年6月7日生まれで現在 64 歳。結婚時点では 65歳 になります。

 マルクス・ライマン氏(Markus Reymann)は、ドイツ生まれで、1976年6月24日生まれの 48 歳。 結婚時点では 49歳 になります。
 俳優・ミュージシャンで、現在では、ティッセン=ボルネミッサ現代美術財団に関わっているようです(代表?)。

 

 (フランス語)Francesca Thyssen-Bornemisza va se remarier ! | Point de Vue

 (スペイン語)Francesca Thyssen anuncia su boda para octubre con Markus Reymann: así es el actor y músico que se enamoró del mar en la casa de verano de su abuela en Escocia | Vanity Fair

ブルガリア王フェルディナンド1世の再埋葬(2024年5月)曾孫のカリナ王女殿下の筋肉が一部で話題に……

 ブルガリア王フェルディナンド1世の再埋葬がおこなわれました。

 フェルディナンド1世は、ドイツのザクセン=コーブルク=ゴータ家の出身で、ブルガリア公→初代ブルガリア王となりました。
 第一次世界大戦にブルガリア王国が敗戦側となったため、退位しドイツのコーブルクへ。
 崩御後は、ブルガリアへの埋葬を望んでいましたが、共産主義政権が拒否したらしく、ドイツのコーブルクにある聖アウグスティン聖堂(ザクセン=コーブルク=ゴータ家の埋葬地)に葬られていました。

 今回、フェルディナンド1世の遺骨を納めた棺が、ブルガリアに帰国し、葬儀と、ヴラナ宮殿への再埋葬がおこなわれました。

 孫である旧ブルガリア王シメオン2世陛下(His Majesty King【Tsar】 Simeon II of the Bulgarians : 元ブルガリア共和国首相シメオン・サクスコブルクゴツキSimeon Saxe-Coburg-GothaSimeon Sakskoburggotski)ら王族の参列がありました。
 シメオン2世の娘で、フェルディナンド1世の曾孫にあたる、ブルガリア王女カリナ殿下(ザクセン=コーブルク=ゴータ公女 : ザクセン公女 : ムラニー女伯爵 : Her Royal Highness Princess Kalina of Bulgaria, Princess of Saxe-Coburg and Gotha, Duchess in Saxony, Countess of Murany)の筋肉がたくましい様子になっていたのが、一部で話題となっているようです。

 

Bulgarian News Agency:
Тленните останки на цар Фердинанд вече са в България – YouTube

 

 

00:54あたりからカリナ王女殿下が映っています/

Bulgarian News Agency:
Ковчегът с тленните останки на цар Фердинанд I беше положен в царския дворец „Врана“

 

 (英語)BTA :: Mortal Remains of Bulgarian King Ferdinand I Brought to Bulgaria from Germany
 (英語)BTA :: King Ferdinand I Laid to Rest in Vrana Palace Crypt

カリナ王女の筋肉に触れている短文記事・写真は記事下部:
 (ブルガリア語)Не е за вярване: Вижте как изглежда княгиня Калина – Клюки – Новини Бг

再埋葬などの告知:
 (ブルガリア語:シメオン2世 公式ウェブサイト)ТЛЕННИТЕ ОСТАНКИ НА ЦАР ФЕРДИНАНД СЕ ЗАВРЪЩАТ В БЪЛГАРИЯ НА 29 МАЙ 2024 ГОДИНА « Н.В. Цар Симеон II

 

XユーザーのBulgarian News Agencyさん: 「#King Ferdinand’s Remains to Be Transported from Germany to #Bulgaria by Military Plane⬇️ https://t.co/FLsqaUhmST https://t.co/o8bsJRDbSS」 / X
https://x.com/BTAnewsENG/status/1795711671140503885

 

XユーザーのBulgarian News Agencyさん: 「Procession with King Ferdinand's Remains Begins in Vrana Park, Coffin to Be Placed in Royal Palace's Central Lobby ⤵️ https://t.co/nJ6mxUv7I2 https://t.co/vJFhJbIxrH」 / X
https://x.com/BTAnewsENG/status/1795796687132254439

 

XユーザーのBulgarian News Agencyさん: 「A funeral procession in Vrana Park will carry the remains of King Ferdinand I to the Vrana Palace. The procession started from the main entrance of the park after the hearse with the remains arrived from Sofia Airport. 📷 BTA https://t.co/mofeeYx6q2」 / X
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XユーザーのBulgarian News Agencyさん: 「Coffin with King Ferdinand's Mortal Remains Placed in Vrana Palace's Central Lobby ⤵️ https://t.co/Ap1qhaFfHK https://t.co/kXaMjMQm4t」 / X
https://x.com/BTAnewsENG/status/1795812586778218731

 

XユーザーのBulgarian News Agencyさん: 「Return of King #Ferdinand I to Bulgaria Points to Another Reading of History, Says Grandson Simeon Saxe-Coburg-Gotha ⤵️ https://t.co/dnpdTugO1Y https://t.co/UTAJ91x53m」 / X
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XユーザーのBulgarian News Agencyさん: 「Former President Plevneliev: King #Ferdinand Deserves His Objective Assessment ⤵️ https://t.co/xWGVkjRlBl https://t.co/7XalIn3x3T」 / X
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訃報(2023年10月6日):エステルハージ・デ・ガランタ伯爵子夫人クリスタが薨去(1928~2023)

 2023年10月6日、エステルハージ・デ・ガランタ伯爵子夫人クリスタ(Countess Christa of Esterházy de Galántha : クリスタ・エステルハージChrista Esterházy)が薨去したようです。
 1928年1月23日生まれの95歳。
 エステルハージ家の伯爵系統の称号を持つ人物と結婚。

 カトリックの女性運動で有名だったそうです。
 また、1990年代のカンボジアの選挙に、国連から監視員として派遣された一人とも記されています。

 

 (ドイツ語)Christa Esterházy – presente! | AG Globale Verantwortung

ヨルダン王アブドッラー2世陛下、カタール首長タミーム殿下らがそれぞれ天皇(徳仁)陛下を訪問。バーレーン皇太子、ブータン王女らは岸田総理と会談(2022年9月)安倍総理国葬に伴う来日

 そろそろ来日していた王室関係の人物の情報も出そろったのではないかと思い、記事にしておきます。
 来日した君主は二人(ヨルダン王とカタール首長)で、天皇(徳仁)陛下との会見がありました。

 

TBS NEWS DIG Powered by JNN:
天皇陛下、国葬参列のヨルダン・アブドラ国王らと会見|TBS NEWS DIG – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Ef4zwptUn7Q

 

TBS NEWS DIG Powered by JNN:
天皇陛下が国家元首らと異例の“マラソン”会見|TBS NEWS DIG – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=n8OKEO8r8-c

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
天皇陛下 国葬で来日のヨルダン国王ら7カ国の元首と相次いで面会(2022年9月28日) – YouTube

 

 天皇陛下 国葬に参列のヨルダン国王ら7か国の元首と相次ぎ会見 | NHK | 国葬

 

 元・内閣総理大臣/従一位安倍晋三あべ しんぞう)の国葬儀に関連して来日していた各国君主および君主の一族は次のようになっています。

  • ヨルダン・ハシェミット王国国王アブドッラー2世・イブン・アル・フセイン陛下(アブドゥッラー2世アブドラ国王 : King Abdullah II bin Al-Hussein : His Majesty the King of the Hashemite Kingdom of Jordan)
    • ヨルダン王の いとこ ガジ・ビン・ムハンマド・ビン・タラール王子殿下(His Royal Highness Prince Ghazi bin Muhammad bin Talal)が同行
  • カタール国首長“シャイフ【シェイク】”・タミーム・ビン・ハマド・アル・サーニー殿下(タミム首長 : His Highness Sheikh Tamim bin Hamad Al Thani, Amir【Emir】 of the State of Qatar)
  • バーレーン皇太子・首相サルマン・ビン・ハマド・ビン・イーサ・アル・ハリーファ王子殿下(サルマーン皇太子 : His Royal Highness Prince Salman bin Hamad bin Isa Al Khalifa, Crown Prince and Prime Minister of Bahrain)
  • サウジアラビア王国外務大臣ファイサル・ビン・ファルハーン・アル・サウード王子殿下(His Highness Prince Faisal bin Farhan Al-Saud
  • クウェート首長の一族/外務大臣“シャイフ【シェイク】”・アフマド・ナーセル・アル・ムハンマド・アル・サバーハ閣下(His Excellency Sheikh Dr. Ahmad Nasser Al-Mohammad Al-Sabah
  • UAE大統領(アブダビ首長)の子息/アブダビ執行評議会委員・アブダビ執行事務局長“シャイフ【シェイク】”・ハーリド・ビン・ムハンマド・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン殿下(His Highness Sheikh Khaled bin Mohamed bin Zayed Al Nayan, member of the Abu Dhabi Executive Council and Chairman of the Abu Dhabi Executive Office)
  • ブータン王室より、王妹/ソナム・デチェン・ワンチュク王女殿下(Her Royal Highness Princess Sonam Dechan Wangchuck

※フランス大統領はアンドラ公国の共同統治公となるため、元・大統領で今回も来日しているニコラ・サルコジ閣下(Nicolas Sarkozy)は元・君主ということになります(本人はハンガリー貴族の家系)。

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