2019年3月25日、来日中のバーレーン王国南部県知事【南部州知事】“シャイフ【シェイク】”・ハリーファ・ビン・アリ・ビン・ハリーファ・アル・ハリーファ殿下(His Highness ShaikhKhalifa bin Ali bin Khalifa Al Khalifa)は、東京都知事小池百合子閣下(こいけ ゆりこ : Yuriko Koike)と会見しました。
バーレーン通信社【Bahrain News Agency】によりますと、2019年3月26日、秋篠宮殿下(文仁親王 : ふみひと : Prince Fumihito : His Imperial Highness The Prince Akishino)は、来日中のバーレーン王国南部県知事【南部州知事】“シャイフ【シェイク】”・ハリーファ・ビン・アリ・ビン・ハリーファ・アル・ハリーファ殿下(His Highness ShaikhKhalifa bin Ali bin Khalifa Al Khalifa)と会見した模様です。
2019年3月25日、戦略的実務者招聘【(外務省)戦略的実務者招へい】にて来日中のバーレーン王国南部県知事【南部州知事】“シャイフ【シェイク】”・ハリーファ・ビン・アリ・ビン・ハリーファ・アル・ハリーファ殿下(His Highness ShaikhKhalifa bin Ali bin Khalifa Al Khalifa)は、日本国外務大臣河野太郎閣下(こうの たろう : His Excellency Mr Tarō Kōno)と昼食会で会談しました。
※日本国外務省表記は「南部県」ですが、下記本人のスピーチで「南部州」といっているように思うので併記しておきます。
このハリーファ・ビン・アリ殿下が何者かということについて説明しておきます。
父は、バーレーン王国副首相“シャイフ【シェイク】”・アリ・ビン・ハリーファ・アル・ハリーファ殿下(His Highness ShaikhAli bin Khalifa Al Khalifa)。
祖父は、バーレーン王国首相ハリーファ・ビン・サルマン・アル・ハリーファ王子殿下(His Royal Highness Prime Minister Prince Khalifa bin Salman Al Khalifa)で、現在の世界で首相職にある中で最も在任日数の長い首相といわれています(現時点で83歳という話ですが……)。また、国王・皇太子と共に、同王国での“トロイカ体制”を築いて国政をリードしてます。首相は、血縁では国王の叔父にあたります。したがって首相の孫である、今回来日したハリーファ・ビン・アリ殿下はバーレーン国王の従弟の息子になります。
同王国での王子(プリンス)ですが、この首相のハリーファ王子殿下のほかは、バーレーン王国皇太子・副最高司令官・第一副首相サルマン・ビン・ハマド・アル・ハリーファ王子殿下(His Royal Highness Prince Salman bin Hamad Al Khalifa, Crown Prince)しかいません(つまりバーレーン王国には王子は二人しかいません)。余談ですが、サルマン皇太子殿下は、バーレーンが王国になる前から皇太子(Crown Prince)でしたが、王国になった後しばらくして「Prince」と「His Royal Highness」になっています。
王子が二人しかいないわけなので、今回来日したハリーファ・ビン・アリ殿下も王子ではないということになります。しかし、副首相である父や本人も(格が下ではありますが)殿下(His Highness)と称されています。ここのルールは明文化されているものを見たことはありませんが、現在のバーレーン王国国王ハマド・ビン・イーサ・アル・ハリーファ陛下(His Majesty King Hamad bin Isa Al-Khalifa)の男系男子(「His Royal Highness」である皇太子以外)と、首相の息子の副首相、その副首相の息子のハリーファ・ビン・アリ殿下には「Highness」が使用されているのを確認しており、現国王の男系男子に関しては必ず使用されているのではないかと思います。首相の子孫のほうは、男系男子全員なのか、息子の副首相と孫の南部県知事だけなのか、これはもう少し情報を探らないと確定できないません(ほかの人を報道で見ない)。
2018年10月30日、バーレーン国王の叔父のバーレーン王国首相ハリーファ・ビン・サルマーン・アル・ハリーファ王子殿下(His Royal Highness Prime Minister Prince Khalifa bin Salman Al Khalifa)は、アラブ首長国連邦【UAE】外務・国際協力大臣“シャイフ【シェイク】”・アブダッラー・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン殿下(アブドラ外相 : His Highness SheikhAbdullah bin Zayed Al Nahyan)らと会見しました。
バーレーン王国外務大臣“シャイフ【シェイク】”・ハーリド・ビン・アハマド・ビン・ムハンマド・アル・ハリーファ閣下(His Excellency Shaikhkhalid bin Ahmed bin Mohammed Al Khalifa)、
バーレーン王国駐箚アラブ首長国連邦【UAE】特命全権大使“シャイフ【シェイク】”・スルターン・ビン・ハムダーン・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン殿下(His Highness SheikhSultan bin Hamdan bin Zayed Al Nahyan)、
らが同席。
バーレーン通信社によりますと、同王国の“トロイカ”である、
バーレーン王ハマド・ビン・イーサ・アル・ハリーファ陛下(His Majesty Hamad bin Isa Al Khalifa, King of Bahrain)、
王の叔父のバーレーン王国首相ハリーファ・ビン・サルマーン・アル・ハリーファ王子殿下(His Royal Highness Prime Minister Prince Khalifa bin Salman Al Khalifa)、
王の長男で継嗣のバーレーン皇太子サルマン・ビン・ハマド・ビン・イーサ・アル・ハリーファ王子殿下(サルマーン皇太子 : His Royal Highness Prince Salman bin Hamad bin Isa Al Khalifa, Crown Prince of Bahrain)が、
バーレーン王の二人目の妻との間の長男“シャイフ【シェイク】”・ナーセル・ビン・ハマド・アル・ハリーファ殿下(His Highness ShaikhNasser bin Hamad Al-Khalifa)に、第四子・三男となる子息“シャイフ【シェイク】”・ハムダーン・ビン・ナーセル・ビン・ハマド・アル・ハリーファ(ShaikhHamdan bin Nasser bin Hamad Al-Khalifa)が誕生したことに対して祝福のメッセージを送っているようです。
バーレーンの敬称に関してはよくわからないところもあり、現段階でHis Highness(殿下)なのか His Excellency(閣下)なのか、なにもないのか不明です。
※父であるナーセル殿下と同じく王子(Prince)ではありません。バーレーン王国には、王子は皇太子と首相の二人しかいません。
誕生したハムダーンの母親ですが、下記リンク先の記事では触れられていないものの、ナーセル殿下の妻でドバイ首長の娘であるシャイハ・ビント・ムハンマド・ビン・ラーシド・アル・マクトゥーム(Shaikha bint Mohammed bin Rashed Al Maktoum)と考えるのが普通ではないかと思います(中東では誕生に際し母親の名前が報じられないことが多々あります)。なお、UAE関連のメディアで今回の誕生を報じたところは現段階では見当たりません。