スペイン王フェリペ6世陛下が、ルーマニア首相ダンチラ閣下と会見(2018年9月)

 2018年9月6日、スペイン王フェリペ6世陛下(King Felipe VI : His Majesty The King of Spain)は、同王国を訪問したルーマニア首相ヴィオリカ・ダンチラ閣下(ビオリカ・ダンチラ首相 : Her Excellency Mrs Viorica Dăncilă)と会見したようです。

 

 (英語:ルーマニア政府公式サイト)Prime Minister Viorica Dăncilă has been received by His Majesty King Felipe VI of Spain

 

casarealtv(スペイン王室公式チャンネル):
S.M. el Rey recibe en audiencia a la primera ministra de Rumanía, Viorica Dăncilă – YouTube

 

カタルーニャ前州知事の弁護士がベルギーでスペイン最高裁判事相手に起こしていた裁判の訴状に文言の捏造疑惑が発生した件で、スペイン王フェリペ6世陛下のスピーチ内容も“操作”されていた疑い(2018年8月)弁護士は「翻訳者のミス」

 (スペイン語)Los abogados de Puigdemont también manipularon palabras de Felipe VI

 

 詳細はあんまり興味ないのですが……。

 スペインのカタルーニャ州の前知事、カルラス・プッチダモン氏(プチデモン元州首相)の弁護士が、ベルギーで、スペインの最高裁判所判事相手に訴訟を起こしていたらしいのですが、上記の Monarquía Confidencial によりますと、 Twitter ユーザ が訴状の文言に捏造疑惑を発見して、その後、スペインの各メディアが確かに変だと確認して疑惑を報道しているようです。

 さらに、スペイン王フェリペ6世陛下(King Felipe VI : His Majesty The King of Spain)のスピーチ内容も“操作”されているということで、 Monarquía Confidencial でも記事になった模様(王室関連のコーナーですので)。

 言い逃れはできないかと思いきや、弁護士は「翻訳者のミス」「どうして起きたか翻訳者に確認する」と説明
 Twitter では、「Google 翻訳を使ってもこんなこと起きねーぞ」とツッコミも入っているようです。

 今のところ、スペインで騒がれている程度で、ベルギーやドイツでの報道を見ていませんが、どういう扱いになるのか気にしておきます。

 

インタビュー記事(ポルトガル語):フランス王室オルレアン派のアンジュー公妃/第11代カダヴァル女公爵ディアナ・アルヴァレス・ペレイラ・デ・メロ殿下へのインタビュー(2018年8月)

 ブラジルのメディア「Globo」が、ポルトガル貴族の第11代カダヴァル女公爵で、フランス王室オルレアン派のアンジュー公妃ディアナ・アルヴァレス・ペレイラ・デ・メロ殿下(Diana Álvares Pereira de Melo, 11th Duchess of Cadaval : Her Royal Highness The Duchess of Anjou)へインタビューをおこなったようです。

 

 (ポルトガル語)Duquesa e escritora Diana de Cadaval ensina como tradição e modernidade podem reinar juntas – Jornal O Globo

 

 かなりの長文ですが、内容は、夫のオルレアン公子シャルル=フィリップ殿下の話(最後のほうに一緒に旅行するとえらいめにばかり遭うという話が)や、居城であるカダヴァル宮殿や同家(カダヴァル家(名称がいまいちよくわかりませんが)はブラガンサ王朝分家)の歴史や、現在の妃殿下の活動などです。

 ディアナ妃殿下は、2001年の父の薨去に伴い、異母姉と爵位などの相続を争いましたが、ポルトガル王室(ブラガンサ家)当主のブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下(His Royal Highness Duarte Pio, Duke of Braganza)の裁定によりカダヴァル公爵位を継承しています。

 

インタビュー記事(フランス語)など:正統派フランス王位継承者ルイ20世ことアンジュー公ルイ・アルフォンス殿下、フランス王アンリ4世の彫像再設置200周年について(2018年7月)

 パリにあったフランス王アンリ4世Henry IV【Henri IV】)の彫像はフランス革命中に破壊されましたが、1818年にフランス王ルイ18世Louis XVIII)が再設置させています。
 2018年の今年はその200年にあたり、ささやかな(?)式典が催されたようで、正統派フランス王位継承者ルイ20世Louis XX)ことアンジュー公ルイ・アルフォンス・ド・ブルボン殿下(Louis Alphonse de Bourbon : Monseigneur The Duke of Anjou : ルイス・アルフォンソ・デ・ボルボン・マルチネス=ボルディウLuis Alfonso de Borbón Martínez-Bordiú)の臨席があったようです。

 

 その際のインタビュー記事。
 (フランス語)L'hommage du prince Louis de Bourbon à Henri IV – Point de Vue

 

 また、殿下のスピーチ内容が、
 (フランス語:ブルボン家協会(?)公式サイト)IMB – La Mémoireのページの現在一番上からリンクされているPDFファイルに掲載されています:
 【PDF直接リンク:ブラウザによってはダウンロードになります】https://www.royaute.info/app/download/9734095/2018H4PN.pdf

 

スペイン王フェリペ6世陛下のカタルーニャ訪問をひかえ、スペイン君主政連合が「カタルーニャは王とともに」をモットーに支持行進を呼びかけ(2018年8月)

 2018年8月17日に、スペイン王フェリペ6世陛下(King Felipe VI : His Majesty The King of Spain)は、カタルーニャのバルセロナでのテロ事件(17-A)より1年の追悼式典に参列するため、同地を訪問予定。

 カタルーニャ自治政府は、もちろんのこと、訪問を歓迎しません

 スペイン君主政連合(La Unión Monárquica de España)という団体は、「カタルーニャは王とともに」をモットーに支持行進を呼びかけているとのこと。
※同組織は、1978年憲法と立憲君主制の護持を目的に近年設立されたもののようですが、規模や実際の影響力などはわかりません。

 

 (スペイン語:スペイン君主政連合公式サイト)Convocatoria, Barcelona :: Unión Monárquica de España

 (スペイン語)“Cataluña con su rey”. Monárquicos recibirán a Felipe VI en Barcelona antes del homenaje por el atentado

Monarquía Confidencialさんのツイート: "“Cataluña con su rey”. Monárquicos recibirán a Felipe VI en Barcelona antes del homenaje por el atentado https://t.co/pFe0hXS18J… https://t.co/Mb8dwoAXS6"

 

 以前のスペインの報道によりますと、カタルーニャでは役所なども含めて、フェリペ6世陛下を批判するビラが貼られまくっているような有様のようです。

 なにか事件が起きるのではないかという気がしますが……。