結婚式(2025年10月4日):ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ザイン公子ペーター殿下とユリナ・ハットリ=ロシュ嬢(母が日本出身)。11月中旬には明治神宮で神前式の予定

 2025年10月4日、ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ザイン公子ペーター殿下(His Serene Highness Prince Peter Sayn-Wittgenstein-Sayn)とユリナ・ハットリ=ロシュ嬢(Yurina Hattori-Roche)の結婚式がおこなわれました(プロテスタントの式)。

 ペーター公子は、現在の当主/第7代ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ザイン公アレクサンダー殿下夫妻の第七子・四男で、1992年生まれ。
 TeamFirst という企業の日本進出を支援するプラットフォームの創設者のようです。
 (英語)TeamFirst | The community-driven platform for career and company growth in Japan.
 また、ドイツ料理店「シュマッツ」のパートナーの一人のようです。
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ドイツ人のピーター・ザイン・ヴィトゲンシュタインさんは、首都圏を中心に展開するモダンドイツレストラン「シュマッツ」の経営メンバー。

 ユリナ嬢は、父がアメリカ人、母が日本人で、名古屋出身。上海で10年過ごし、その後アメリカへ。国籍などは、正直よくわかりません。アート関係の仕事と旅行者向けのサービスの経営をしているようです。1994年生まれ。

 11月中旬に明治神宮でも神前式の予定があるということです。

 

 (フランス語)Une robe intemporelle, un diadème historique : le mariage de Yurina Hattori-Roche et du prince Peter Sayn-Wittgenstein-Sayn | Point de Vue

 

ザイン城 公式アカウント:
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訃報(2025年5月4日):ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ザイン公妃(未亡人)マリアンネ殿下が薨去(1919~2025)オーストリアのマイヤー=メルンホフ家出身。マリア・テレジア子孫

 2025年5月4日、ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ザイン公妃マリアンネ殿下(Her Serene Highness Marianne, Princess of Sayn-Wittgenstein-Sayn : マリアンネ・フュルスティン・ツー・ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ザインMarianne Fürstin zu Sayn-Wittgenstein-Saynマリア・アンナ・ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ザインMaria Anna Sayn-Wittgenstein-SaynマンニManni)が薨去しました。
 1919年12月9日生まれの105歳。

 現在の当主/第7代ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ザイン公アレクサンダー殿下の母。
 オーストリアのマイヤー=メルンホフ家出身。また、母がハプスブルク家の貴賤結婚の子孫メラン家出身ということで、マリア・テレジアの子孫になります。
 写真家(Amazon.co.jpにあった、高い価格で登録されている写真集「DAS LEGENDAeRE FOTOALBUM」)。
 モナコ公女カロリーヌ殿下(ハノーファー公妃)から、パパラッチにちなんだ「ママラッツァ(Mamarazza)」というあだ名をつけられたということです(この呼称が愛称化したということは、上流階級において、パパラッチはそこまで嫌がられていないということ?)。
 また、オーストリア共和国功績勲章を受章しているようです。

 

 (ドイツ語)Ururururenkelin von Kaiserin Maria Theresia: Marianne Fürstin zu Sayn-Wittgenstein-Sayn ist tot | Nachrichten.at
 (ドイツ語)Sayn-Wittgenstein-Sayn – Salzburgs „Mamarazza“ im 106. Lebensjahr gestorben | krone.at
 (ドイツ語)Mamarazza: Marianne Sayn-Wittgenstein-Sayn verstorben mit 105 Jahren
 (ドイツ語)Sayn-Wittgenstein-Sayn – Salzburgs „Mamarazza“ im 106. Lebensjahr gestorben | krone.at

 

 (ドイツ語:ザイン城 公式サイト)FÜRSTIN MARIANNE VERSTORBEN AM 4. 5. 2025 – FÜRSTENSCHLOSS & SCHMETTERLINGE

ザイン城 公式Facebook;
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An ihrem Todestag meinte… – Alexander Sayn-Wittgenstein | Facebook

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結婚(2020年9月12日):シャウムブルク=リッペ公アレクサンダー・クリスティアン殿下が三度目の結婚

 シャウムブルク=リッペ公アレクサンダー・クリスティアン殿下(Alexander Christian : Hochfürstlich Durchlaucht The Prince of Schaumburg-Lippe : アレクサンダー・フュルスト・ツー・シャウムブルク=リッペAlexander Fürst zu Schaumburg-Lippe)とマーカメー・ナヴァビ(Mahkameh Navabi : マーカーメー・ナヴァービ)の結婚式がおこなわれたようです(民事婚)。

 

 (ドイツ語)Bildergalerie: So heiratet Fürst Alexander zu Schaumburg-Lippe seine Mahkameh
 (ドイツ語)Alexander zu Schaumburg-Lippe: Wieder verliebt? Sie ist die neue Frau an seiner Seite | BUNTE.de
 (フランス語)Alexander de Schaumbourg-Lippe a épousé la pianiste iranienne Mahkameh Navabi

 

※後で参列者を追記するかもしれません。

 

参列者:
 新郎の継嗣、シャウムブルク=リッペ公世子ハインリヒ=ドナトゥス殿下(Heinrich-Donatus)、

 新婦の姉妹、バハレ・ナヴァビBahareh Navabi)、

 新郎の元妻ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ベルレブルク公女マリー=ルイーゼ【リリー】殿下と妹のヴァネッサ殿下

 ハノーファー王世子エルンスト・アウグスト殿下とエカテリナ妃殿下

 イーゼンブルク=ビューディンゲン公子マクシミリアン殿下

 レーヴェンシュタイン=ヴェルトハイム=フロイデンベルク公ルートヴィヒ殿下と公妃エリザベート殿下(ヴァルトブルク=ヴォルフェック=ヴァルトゼー伯女)

 ロルフ・ザックス氏(Rolf Sachs)、

 (?)ヘッセン家当主/ヘッセン方伯ドナトゥス殿下、

 ファーバー=カステル家の人々、
 シューレンブルク家の人物、

 

結婚式(2020年8月8日):ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ザイン公女ソフィア殿下とアルキア・アカヴァン=カラジャン氏

 2020年8月8日、ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ザイン公女ソフィア殿下(Her Serene Highness Princess Sofia of Sayn-Wittgenstein-Sayn : ソフィア・プリンツェッシン・ツー・ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ザインSofia Prinzessin zu Sayn-Wittgenstein-Sayn)とアルキア・アカヴァン=カラジャン氏(Archia Akhavan-Kharazian)の結婚式がおこなわれました。

 

Schloss Sayn – Hochzeit von Prinzessin Sofia zu… | Facebook

 

前スペイン王ファン・カルロス1世陛下がスペインを出国するとの報道(2020年8月)タックス・ヘイヴンを巡るスキャンダルの最中。帰国は生涯ないとの観測も

 タックス・ヘイヴン(租税回避地)を巡るスキャンダルなどが報じられていた前スペイン王ファン・カルロス1世陛下(His Majesty King Juan Carlos I of Spain)ですが、スペイン王国を出国すると報道されています。
※一部では「亡命」という単語が……。

2020年8月4日 22時15分追記:
 陛下は中米のドミニカ共和国に到着しているとの報道が出ています。
2020年8月4日 22時39分追記:
 ポルトガル説も出ているようです。

 

 (過去において)海外の口座に中東の君主(サウジアラビア財務大臣が故サウジアラビア王からの指令で?)からの送金(リベートの類?)が確認され、子息のスペイン王フェリペ6世陛下が遺産の相続権を放棄するという声明を出したという報道がありました。父に関する予算もカット。そしてスペインの最高裁判所から捜査命令が出ているようです。
 また、その後、スイス連邦からスペイン王国に秘密裏に金が動かされたとの報道も出ました。こちらは現在のところ、スペインおよびスイスでは捜査は開始されていませんが、開始されると見込まれており、また陛下側は捜査に協力するとのことです。

 当面のところ、陛下の称号は維持される見込みと、前王妃ソフィア陛下への影響は考慮されていませんが、これらもどうなるかわかりません。

 

 (英語)Spanish royal family: Spain’s emeritus king Juan Carlos I to leave country amid tax haven scandal | News | EL PAÍS in English
 (英語)BREAKING: King Juan Carlos of Spain leaves country in exile amid corruption scandal – Royal Central

 不正疑惑のスペイン前国王、亡命の意向 写真5枚 国際ニュース:AFPBB News
 スペイン前国王 国外へ 高速鉄道建設計画めぐり収賄疑惑で | NHKニュース

 

追記:
 全体像がよくわかりませんが、サウジアラビアがらみで、サウジ側から資金洗浄がおこなわれつつ最終的に陛下にお金が渡っている、というように思えました。これに関して、元ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ザイン公子妃のコリンナ・ラーセン(陛下の元愛人として名前があがる人)が所有する企業が関わっているとも報道されています。
 スイスの金融機関が関わっているため、スイスの捜査官がスペイン側に陛下の行動に関して問い合わせている状況ともされています。

 一方、NHK は「サウジアラビアの高速鉄道の建設計画をめぐって、工事を受注したスペインの企業連合から見返りに金を受け取った疑惑」としています。
 これは、サウジアラビア王国のハラマイン高速鉄道(メッカ・メディナ高速鉄道)の車両などにおいて、スペイン王国の企業群が受注した件ででしょう。
 サウジアラビアがらみであることは同じものの(また、おそらくこの鉄道の件が問題の核心と思えるものの)、こちらはスイスに関しては情報がなく、別件(というか別の不正というか)なのか。見返りとしていますが、そもそもなんの見返りなのか。

 全体像としては、高速鉄道建設の件で、陛下へリベートというかワイロというかなんというかが渡ったことは確かに思えます。
 無理矢理つなげるならば、スペイン企業 → サウジアラビア王室 → 陛下に関わるスイスの金融機関の口座、となりますが、正確な話は続報を待ちたいと思います。

 

 陛下は2014年に退位するまで国家元首としての特権がありましたが、現在でも一部特権があるようです。
 また、在位中の行為に関する問題についてどういう扱いになるのか、いまひとつはっきりしません(免責特権があるので刑罰などはないとしても捜査もしないわけにはいかないでしょうし)。

 

追記2:
 それにしてもどこの国へいこうというんでしょう。
 現在の世界の状況(新型コロナウイルス感染症【COVID-19】のパンデミック下)では、高齢の陛下を受け入れるのは、医療の質が高く医療体制に余裕がある国となるでしょう。それに加えて不正の疑い(というか出国する時点で疑いどころではありませんが)のある人物を受け入れ、かつスペインと引き渡し条約を結んでいないという夢のような国がいったいどこに……。

2020年8月4日 22時15分追記:
 (この記事の上部にも追記していますが)陛下は中米のドミニカ共和国に到着しているとの報道が出ています。
2020年8月4日 22時39分追記:
 ポルトガル説も出ているようです。

 「王室に対する批判が高まるのを避けたい」というのも、なんともよくわからない話で、もともとがご本人の表明に基づくものなので報道としてはそう書くしかないでしょうが、いったいこれでどうやって批判が高まるのを避けるつもりなのか。

 

追記3:
 (英語)King Carlos is 'staying in the Dominican Republic' after being 'forced into exile' | Daily Mail Online
 (英語)Spaniards ask where Juan Carlos has gone after ex-king leaves country – Reuters

 スペイン前国王、中米ドミニカ共和国へ亡命か 報道 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News

 ポルトガル説もあるものの、ドミニカ共和国が有力とみられているようです(正式発表があると見込まれているので、もう少し情報を待った方がよさそうですが)。
 ロイターによれば、

Switzerland classifies the Dominican Republic as a country with which judicial cooperation is “very difficult”, but Spain has an extradition agreement with it.

 スイス連邦はドミニカ共和国を、捜査協力が「きわめて困難」な国としているようです。一方で、スペイン王国は同共和国との間に本国送還/引き渡しに関する合意(条約ではない??)があるともしています。

 

関連・続報:
 前スペイン王妃ソフィア陛下はスペインを離れる予定なし(2020年8月)