動画(ルクセンブルク語):ルクセンブルク大公アンリ殿下のクリスマスメッセージ映像(2019年12月)

 ルクセンブルク大公アンリ殿下(Henri : His Royal Highness The Grand Duke of Luxembourg)のクリスマス・メッセージ映像です。

 

Discours Grand Duc 2019 on Vimeo

 

 (フランス語ですがメッセージ本文はルクセンブルク語:ルクセンブルク大公室公式サイト)Discours de Son Altesse Royale le Grand-Duc à la veille de Noël – Cour Grand-Ducale de Luxembourg – Décembre 2019

 (メッセージ英語訳)RTL Today – Grand Duke Henri's Christmas address: The Grand Duke's moving Christmas speech

 

懐妊:ルクセンブルク大公世子ステファニー殿下が、ルクセンブルク大公世子ギヨーム殿下との第一子を懐妊との発表(2019年11月)2020年5月誕生予定

 2019年12月6日、ルクセンブルク大公室は、ルクセンブルク大公世子妃ステファニー殿下(ステファニー皇太子妃Stéphanie : Her Royal Highness The Hereditary Grand Duchess of Luxembourg)が、夫のルクセンブルク大公世子ギヨーム殿下(ギヨーム皇太子Guillaume : His Royal Highness The Hereditary Grand Duke of Luxembourg)との間の第一子を懐妊と発表しました。

 同大公室は継承法として絶対長幼制を採用しており、生まれる子供は性別にかかわらず父に次いでルクセンブルク大公位継承順位第二位となります。

 

 (複数言語:ルクセンブルク大公室公式サイト)Communiqué du maréchalat – Cour Grand-Ducale de Luxembourg – Décembre 2019

Cour Grand-DucaleさんはTwitterを使っています: 「Leurs Altesses Royales le Grand-Duc et la Grande-Duchesse ont l’immense joie d’annoncer que le Grand-Duc héritier et la Grande-Duchesse héritière attendent Leur premier enfant pour le mois de mai. https://t.co/hQFZKLdkB7」 / Twitter

De Grand-Duc an d’Grande-Duchesse hunn… – Cour Grand-Ducale | Facebook

 

続報:
 誕生(2020年5月10日):ルクセンブルク大公子シャルル殿下。ルクセンブルク大公世子ギヨーム殿下夫妻の第一子・長男

関連:
 今のところまともに受け取られていない噂:ルクセンブルク大公アンリ殿下に退位の可能性ありとの報道(2020年1月)大公妃マリア・テレサ殿下の行動と政権との衝突

 

訃報(2019年11月11日):両シチリア王子アントワーヌ【アントニオ】殿下、薨去(1929~2019)スペイン王室からも称号を得ていた故ガブリエーレ殿下の長男

 2019年11月11日、両シチリア王子アントワーヌ【アントニオ】殿下(His Royal Highness Prince AntoineAntonio】 of Bourbon-Two Sicilies)が薨去した模様です。
 1929年1月20日生まれの90歳。

 

 (英語:両シチリア王室カストロ系統の騎士団の公式サイト)HRH PRINCE ANTOINE OF BOURBON TWO SICILIES' DEMISE – Sito Ufficiale del Sacro Militare Ordine Costantiniano di San Giorgio – Official Site of the Sacred Military Constantinian Order of St George
 (英語)Eurohistory: Death of Prince Antonio of Bourbon-Two Sicilies (1929-2019)

 

 亡父のガブリエーレ殿下は、スペイン帰化によりスペイン王室よりブルボン公子(Prince of Bourbon)及び殿下(Royal Highness)を得ており、長男のアントワーヌ殿下を含むガブリエーレ殿下の子供たちはこの称号と敬称も有効です。

 

 (旧)両シチリア王室は、権利を放棄したとされる年長系統のカラブリア系統(同系統の主張は、権利放棄はスペイン王位を継承した場合に起こるものとのこと)と、その次の年長系統であるカストロ系統の争いが続いていますが、カストロ系統の当主である両シチリア王室当主/カストロ公爵/ブルボン=両シチリア王子カルロ殿下(His Royal Highness Prince Charles【Carlo】 of Bourbon-Two Sicilies, Duke of Castro)は子息がおらず、自身の二人の娘に継承権を与える宣言をしています。なお、これは自身の子孫に関してのみであり、カストロ系統よりも傍系に関しては男系男子限定のルールは変更されていません
 この一件は年来の支持者からも反発を受けているようではあります(どの程度かはよくわかりませんが)。
 娘への継承権付与を無効と考える場合、故ガブリエーレ殿下の系統が権利を持つという考えが一般的で、今回薨去したアントワーヌ殿下は両シチリア王子継承順位第一位だったことになります。
 当人からは生前にコメントはなかったようですが、こういう問題はコロリと状況が変わることもあり、気になるところです。

 

デンマーク王室、狩猟とその後のパーティー(2019年11月)ルクセンブルク大公アンリ殿下、全オルデンブルクおよびグリュックスブルク家年長系統シュレスヴィヒ=ホルシュタイン公世子フリードリヒ・フェルディナント殿下、ヘッセン選帝侯子フィリップ殿下(フィンランド王位継承者ヴァイノ4世)らが参列とのこと

 2019年11月に、デンマーク王室の狩猟およびその後のパーティーがおこなわれたようです。

 

※写真の中に、動物がゴローンらしきものがあるので、動物愛護精神にあふれる方は見ないほうがいいです。
 (デンマーク語)Se billederne: Kongeligt jagtbytte vist frem på slottet

 

 同記事の参列者上位は次のようになっています。

Hans Kongelige Højhed Kronprinsen

Hans Højhed Prins Gustav zu Sayn-Wittgenstein-Berleburg

His Royal Highness Prince Philipp von Hessen

Son Altesse Royale le Grand Duc Henri de Luxembourg

S.K.H. Prinz Hubertus von Sachsen-Coburg und Gotha

S.D. Prinz Ferdinand zu Schleswig-Holstein

S.D. Fürst Philipp Hohenlohe-Langenburg

 デンマーク語と英語とフランス語とドイツ語が入り混じる、なんともいえないリストですが……。
 下部にはデンマーク貴族の名前も見えます。

 

 お一人ずつ見ていきますと。

Hans Kongelige Højhed Kronprinsen

 デンマーク皇太子フレデリク殿下(モンペザ伯爵 : Frederik : His Royal Highness The Crown Prince of Denmark, Count of Monpezat)のことです。
 写真から、デンマーク皇太子妃メアリー殿下(モンペザ伯爵夫人 : Mary : Her Royal Highness The Crown Princess of Denmark, Countess of Monpezat)の姿も見えます。

 

Hans Højhed Prins Gustav zu Sayn-Wittgenstein-Berleburg

 女王陛下の甥(妹の息子)にあたる、ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ベルレブルク公グスタフ殿下(Gustav : His Highness The Prince of Sayn-Wittgenstein-Berleburg : グスタフ・フュルスト・ツー・ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ベルレブルクGustav Fürst zu Sayn-Wittgenstein-Berleburg)です。

 

His Royal Highness Prince Philipp von Hessen

 フィンランド王位継承者(ヴァイノ4世 : King Väinö IV of Finland)と目されることのあるヘッセン選帝侯子フィリップ殿下(His Highness Prince Philipp of Hesse : フィリップ・プリンツ・フォン・ヘッセンPhilipp Prinz von Hessen)です。
 なぜか英語表記

 

Son Altesse Royale le Grand Duc Henri de Luxembourg

 ルクセンブルク大公アンリ殿下(Henri : His Royal Highness The Grand Duke of Luxembourg)です。

 

S.K.H. Prinz Hubertus von Sachsen-Coburg und Gotha

 ザクセン=コーブルク=ゴータ公世子フーベルトゥス殿下(Hubertus : His Highness The Hereditary Prince Hubertus of Saxe-Coburg-Gotha, Duke of Saxony : フーベルトゥス・エルププリンツ・フォン・ザクセン=コーブルク・ウント・ゴータHubertus Erbprinz von Sachsen-Coburg und Gotha)。

 

S.D. Prinz Ferdinand zu Schleswig-Holstein

 全オルデンブルク王朝およびグリュックスブルク家の年長系統にあたる、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン公世子フリードリヒ・フェルディナント殿下(Friedrich Ferdinand : His Highness The Hereditary Prince of Schleswig-Holstein : フェルディナント・エルププリンツ・ツー・シュレスヴィヒ=ホルシュタインFerdinand Erbprinz zu Schleswig-Holstein)です。

 

S.D. Fürst Philipp Hohenlohe-Langenburg

 ホーエンローエ=ランゲンブルク公フィリップ殿下(Philipp : His Serene Highness The Prince of Hohenlohe-Langenburg : フィリップ・フュルスト・ツー・ホーエンローエ=ランゲンブルクPhilipp Fürst zu Hohenlohe-Langenburg)。

 

 これが元のリストをコピペしたものなのか、記事を書いた人が適当に見て入力したのかはわかりません。

 敬称表記が色々とおかしいのも気になりますが、ヘッセン選帝侯子フィリップ殿下のリスト内での位置も気になります(ルクセンブルク大公よりも上位)。
 特に考えなければ、女王陛下の甥のグスタフ殿下の父方の いとこ ということで、この位置になるのかもしれませんが……。

 

天皇(徳仁)陛下の「即位礼正殿の儀」に、スウェーデン王夫妻、スペイン王夫妻、ベルギー王夫妻、ルクセンブルク大公、デンマーク皇太子夫妻、が参列との報道(2019年9月)

 スペインの「Monarquía Confidencial」によりますと、2019年10月22日におこなわれる天皇陛下(徳仁なるひと : Emperor Naruhito : His Majesty【His Imperial Majesty】 The Emperor)の「即位礼正殿の儀」に、
 スウェーデン王カール16世グスタフ陛下(Carl XVI Gustaf of Sweden : His Majesty The King)及びスウェーデン王妃シルヴィア陛下(シルビア王妃 : Queen Silvia of Sweden : Her Majesty The Queen)、
 スペイン王フェリペ6世陛下(King Felipe VI : His Majesty The King of Spain)とスペイン王妃レティシア陛下(Queen Letizia : Her Majesty The Queen of Spain)、
 ベルギー王フィリップ陛下(Philippe of Belgium : Philippe de Belgique : Filip van België : Philipp von Belgien : His Majesty The King of the Belgians)とベルギー王妃マティルド陛下(Queen Mathilde of Belgium : Her Majesty The Queen of the Belgians)、
 ルクセンブルク大公アンリ殿下(Henri : His Royal Highness The Grand Duke of Luxembourg)、
 デンマーク皇太子フレデリック殿下(フレデリク皇太子 : モンペザ伯爵 : Frederik : His Royal Highness The Crown Prince of Denmark, Count of Monpezat)とデンマーク皇太子妃メアリー殿下(モンペザ伯爵夫人 : Mary : Her Royal Highness The Crown Princess of Denmark, Countess of Monpezat)、
 が参列の予定だそうです。

 

 (スペイン語)Felipe VI estará con el Príncipe de Gales, los reyes de Bélgica y el Duque de Luxemburgo en Japón

 

 なお、上記記事にはありませんが、いくつかの場で、
 ブータン王ジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク陛下(Jigme Khesar Namgyal Wangchuck : His Majesty The King of Bhutan)及びブータン王妃ジェツン・ペマ陛下(Her Majesty Queen Jetsun Pema)、
 の参列の情報が出ています。

 

 「即位礼正殿の儀」の王室関係者の参列については、すでに、
 英国王室のウェールズ公チャールズ皇太子殿下(Prince Charles : His Royal Highness The Prince of Wales : (英国女王エリザベス2世陛下の名代))、
 オランダ王室のオランダ王ウィレム=アレクサンダー陛下(Willem-Alexander : His Majesty The King of the Netherlands)とオランダ王妃マクシマ陛下(Máxima : Her Majesty the Queen of the Netherlands)
 ノルウェー皇太子ホーコン殿下(Crown Prince Haakon of Norway : His Royal Highness The Crown Prince)
 が明らかになっていました。

 

関連:
 オランダ王ウィレム=アレクサンダー陛下夫妻が、天皇(徳仁)陛下の「即位礼正殿の儀」に参列と発表(2019年8月)
 ノルウェー皇太子ホーコン殿下が、天皇(徳仁)陛下の「即位礼正殿の儀」に参列と発表(2019年9月)