訃報(2019年8月2日):リヒテンシュタイン公子妃イローナ殿下が薨去(1921~2019)ハンガリー貴族のエステルハージ家出身

 2019年8月2日、リヒテンシュタイン公子妃イローナ殿下(Her Serene Highness Princess Ilona of Liechtenstein : Prinzessin Ilona von und zu Liechtenstein : エステルハージ・デ・ガランタ伯爵女 : Countess Esterházy de Galántha)が薨去した模様です。

 

 (ドイツ語)Prinzessin Ilona von und zu Liechtenstein verstorben – Vaterland online

 

 ハンガリーの名族エステルハージ家の傍系の出身のようです。

 

訃報(2019年6月4日?):ヴァルトブルク=ツァイル=ホーエンエムス伯子妃プリシラ殿下、薨去(1934~2019)

 ヴァルトブルク=ツァイル=ホーエンエムス伯子妃プリシラ殿下(シェーンボルン=ヴィーゼントハイト伯女 : Her Illustrious Highness Countess Priscilla of Waldburg-Zeil-Hohenems, Countess of Schönborn-Wiesentheid : プリシラ・グレフィン・ツー・ヴァルトブルク=ツァイル=ホーエネムスPriscilla Gräfin zu Waldburg-Zeil-Hohenemsプリシラ・グレフィン・フォン・シェーンボルン=ヴィーゼントハイトPriscilla Gräfin von Schönborn-Wiesentheid)が薨去した模様です。
 1934年2月5日生まれの85歳。

※下記の一番下の記事ではヴァルトブルク=ツァイル=ルステナウ=ホーエネムスWaldburg-Zeil-Lustenau-Hohenems)と「ルステナウ」が加わっていますが、理由はわかりません。

 

 (ドイツ語)Priscilla Waldburg-Zeil in Hohenems gestorben – vorarlberg.ORF.at
 (ドイツ語)Chronik: Priscilla Waldburg-Zeil beigesetzt – vorarlberg.ORF.at
 (ドイツ語)Priscilla Waldburg-Zeil-Lustenau-Hohenems – Danksagung – VN Todesanzeigen

 

 神聖ローマ帝国領邦国家君主や数々の聖職者を輩出しているシェーンボルン家のシェーンボルン=ヴィーゼントハイト系統の出身で、同じくメディアタイズド・ハウス(シュダンデスヘル)の格であるヴァルトブルク=ツァイル=ホーエネムス家の人物と結婚しました。

 キリスト教/ローマ・カトリック教会のウィーン大司教クリストフ・シェーンボルン枢機卿座下(His Eminence Christoph Cardinal Schönborn, O.P., Archbishop of Vienna)は同族で(結構遠縁ですが)、同枢機卿は記事によれば癌の手術後ということもあって葬儀には参列しなかったようです。
 葬儀の参列者として、
 リヒテンシュタイン公ハンス=アダム2世殿下(Hans-Adam II : His Serene Highness The Prince of Liechtenstein)、
 リヒテンシュタイン公妃マリー殿下(Marie : Her Serene Highness The Princess of Liechtenstein : キンスキー・フォン・ヴヒニッツ・ウント・テッタウ伯爵女マリー : Countess Marie Kinsky of Wchinitz and Tettau)、
 バーデン辺境伯マクシミリアン殿下(マックス : His Royal Highness MaximilianMax】, Margrave of Baden)の名前が挙げられています(ホーエネムス市の市長も参列)。

 

リヒテンシュタイン公国国祭日、公国成立300周年(2019年8月)

 2019年8月15日の国祭日(ナショナル・デー)により、リヒテンシュタイン公国は成立300周年を迎えました。

 

リヒテンシュタイン公国国家元首代行のリヒテンシュタイン公世子アロイス殿下(アロイス皇太子アロイス摂政Alois : His Serene Highness The Hereditary Prince of Liechtenstein : His Serene Highness The Prince Regent of Liechtenstein)のスピーチ/

Volksblatt.li:
Rede zum Staatsfeiertag von Erbprinz Alois – YouTube

 

花火/
Volksblatt.li:
Feuerwerk – YouTube

 

 (ドイツ語:写真)Liechtensteiner Vaterland – Fotogalerien – Vaterland online

Wer war heute Vormittag ebenfalls auf… – Liechtensteiner Vaterland | Facebook

 

 (ドイツ語:写真)Staatsakt auf der Schlosswiese – Liechtensteiner Volksblatt, die Tageszeitung für Liechtenstein

 

Volksblatt.liさんはTwitterを使っています: 「Fürst, Trachten und Selfies. Unsere Impressionen von der Schlosswiese. #Staatsfeiertag2019 #300li Hier geht es zur Fotogalerie: https://t.co/BigPjWylgg (Fotos: Michael Zanghellini) https://t.co/Cn8NYw0mk1」 / Twitter

 

Fürst, Trachten und Selfies. Unsere… – Liechtensteiner Volksblatt | Facebook

 

Liechtensteiner Volksblattさん(@volksblatt.li) • Instagram写真と動画

 

Jane OwenさんはTwitterを使っています: 「Congratulations to the Principality of Liechtenstein on your national day and 300th anniversary! Lots of smiles and national pride on show today in Vaduz! Can you spot the 🇬🇧🇱🇮 badge? #300LI #LiechtensteinNationalDay https://t.co/TAZ4726PO7」 / Twitter

 

結婚(2019年6月15日):カステル=リューデンハウゼン公オットー殿下とゾフィア・マウトナー・フォン・マルクホーフ

 2019年6月15日、カステル=リューデンハウゼン公オットー殿下(Otto : His Serene Highness The Prince of Castell-Rüdenhausen : オットー・フュルスト・ツー・カステル=リューデンハウゼンOtto Fürst zu Castell-Rüdenhausen)とゾフィア・マウトナー・フォン・マルクホーフSophia Mautner von Markhof)が結婚したようです。

 昨年【2018年】10月に婚約が明らかになっていました
 

 

Almanach de Gothaさんのツイート: "Marriage at #Vienna 15 June 2019 between His Serene Highness Otto, 6th Fürst (Prince) zu #Castell-Rüdenhausen and Sophia Maria Antonia Margaritha Mautner von Markhof"

 

追記:
 公式で情報が出ました。

 (ドイツ語)Markt Rüdenhausen | Gemeinde im Landkreis Kitzingen | Aktuelles

 

ナポレオン公ジャン=クリストフ皇子殿下との婚約が報じられたアルコ=ツィネベルク伯爵女オリンピアの車から宝石(?)などが入ったバッグを盗んだ犯人捕まる。今のところただの車上荒らしとみられており、盗んだカードで寿司を食べるなどしていた模様(2019年4月)

 ナポレオン公ジャン=クリストフ皇子殿下との婚約が報じられたアルコ=ツィネベルク伯爵女オリンピアの車から宝石(?)が盗まれたとの報道があったとお伝えしましたが、その後、2019年4月6日にこの犯人が逮捕されていたとの続報的な情報が出ています。

 

 (フランス語)Le voleur présumé de la bague impériale arrêté, le bijou retrouvé – Le Parisien

 

 上記記事によれば、ナポレオン公ジャン=クリストフ皇子殿下(Jean-Christophe : His Imperial Highness The Prince Napoléon)とアルコ=ツィネベルク伯爵女オリンピア(Countess Olympia of Arco-Zinneberg : オリンピア・グレフィン・フォン・ウント・ツー・アルコ=ツィネベルクOlympia Gräfin von und zu Arco-Zinneberg)は車で移動中であり、鍵をかけずに車を少し離れたすきに盗みの被害にあったということのようです(ぶ、不用心!)。

 窃盗犯は自分が盗んだものの価値に気づいておらず、盗んだカードを用いて寿司レストランで食事をしたりしていた模様。

 

追記:
 上記記事からみるお二人の行動は謎(というほどでもないかもしれませんが)があり、まずなぜ車上荒らしが日本以上にはある(と一般的にはいわれる)フランスでノンキにも荷物を見える位置に放置して車を離れたのか、というところが不思議です(もちろん甘く考えることは誰にでもあり、不幸な偶然ということもありますが……最低1億円以上の品があるのに……)。
 また、お二人は当初、警察にはバッグに入っていた品に高価なものがあることは申告していなかったようです。自力でを拘束して奪い返すつもりだったのか、スキャンダル(というか間抜けな盗まれぶり)があきらかになるのがイヤだったのか。

 

追記2:
 報道記事へのリンクをいくつか追加しておきます。

 (英語)Napoleon descendant in race to help solve pounds 1m jewel theft | National Post
 (フランス語)Le bijou hérité de l'impératrice Eugénie volé à Paris a été retrouvé – Le Point
 (フランス語)Paris: Un homme interpellé pour le vol d'une bague de l'impératrice Eugénie