イタリア王室当主のサヴォイア公・ナポリ公ヴィットーリオ・エマヌエーレ殿下(Vittorio Emanuele : His Royal Highness The Duke of Savoy and Prince of Naples)は、息子で継嗣のヴェネツィア公/ピエモンテ公/サヴォイア公子エマヌエーレ・フィリベルト殿下(His Royal Highness Prince Emanuele Filiberto of Savoy, Prince of Venice and Piedmont)の次はその長女(つまり孫娘)であるサヴォイア公女ヴィットーリア殿下(Her Royal Highness Princess Vittoria of Savoy)がイタリア王室当主となることを決定したようです。
これは継承法の絶対長幼制への改定で、エマヌエーレ・フィリベルト殿下は、たとえ今後息子が生まれてもヴィットーリア殿下の継承は変わりないことを述べています。
ヴィットーリア公女殿下の最初の“公務”は2020年3月に予定されているようです。
また、今後、ヴィットーリア殿下および妹のサヴォイア公女ルイーザ殿下(Her Royal Highness Princess Luisa of Savoy)に使用する称号が与えられる可能性があります(ヴィットーリア殿下については将来の王室当主として適切なものがないような気もしますが……)。
追記: イタリア王室(直系)が、継承権を与えた二公女にすでに称号を追加していた模様(2020年1月)
英国王室のサセックス公爵ヘンリー王子殿下(Prince Henry : ハリー王子 : Prince Harry : His Royal Highness The Duke of Sussex)とサセックス公爵夫人メーガン妃殿下(Meghan : Her Royal Highness The Duchess of Sussex)が、王室の「‘senior’ members」(中心メンバー?)から離れると宣言した件、
騒動は冷めやらぬ状況ですが、イタリア王室継嗣のヴェネツィア公/ピエモンテ公/サヴォイア公子エマヌエーレ・フィリベルト殿下(His Royal Highness Prince Emanuele Filiberto of Savoy, Prince of Venice and Piedmont)が、ヘンリー王子夫妻の宣言を支持するコメントをしているようです。
イタリア王室当主のサヴォイア公・ナポリ公ヴィットーリオ・エマヌエーレ殿下(Vittorio Emanuele : His Royal Highness The Duke of Savoy and Prince of Naples)が年末のメッセージを出しています。
最終パラグラフは、孫娘であるサヴォイア公女ヴィットーリア殿下(Her Royal Highness Princess Vittoria of Savoy)とサヴォイア公女ルイーザ殿下(Her Royal Highness Princess Luisa of Savoy)について触れられています(対立する傍系のアオスタ系統にイタリア王位や当主の座を渡すわけもないので、いずれ二人にはなんらかの形でイタリア王位継承権が与えられることになるでしょう)。
イタリア王室継嗣のヴェネツィア公/ピエモンテ公/サヴォイア公子エマヌエーレ・フィリベルト殿下(His Royal Highness Prince Emanuele Filiberto of Savoy, Prince of Venice and Piedmont)は、曾祖母の故イタリア王妃エレナ陛下(Her Majesty Queen Elena of Italy : モンテネグロ出身)の彫像設置のためにモンテネグロを訪問しました。
モンテネグロ文化大臣のアレクサンダル・ボグダノヴィッチ閣下(Aleksandar Bogdanović)、
同国ポドゴリツァ市長イヴァン・ヴコヴィッチ閣下(Ivan Vuković)、
キリスト教/東方正教会の教会法上合法な教会に属さない(または主流のグループに属さない)“モンテネグロ正教会(MOC)”首座の“ミハイロ府主教”(ツェティニェ大主教・モンテネグロ府主教ミハイロ座下 : His Beatitude Mihailo, Archbishop of Cetinje and Montenegrin Metropolitan)、
らと会見しました。
“モンテネグロ正教会(MOC)”の聖職者らとの会見では、ローマ・カトリック教会の聖職者が同行したとの情報もあります。
また、モンテネグロ駐箚のイタリア共和国特命全権大使が一部同行していたようです。