訃報(2025年12月1日):アレッサンドロヤコポ・ボンコンパーニ=ルドヴィージ公子が薨去(1972~2025)イタリア・ラツィオ州のワイン製造などに関わる。ローマ教皇グレゴリウス13世子孫

 2025年12月1日、イタリアのアレッサンドロヤコポ・ボンコンパーニ=ルドヴィージ公子(Prince Alessandrojacopo Boncompagni Ludovisiドンアレッサンドロヤコポ・ボンコンパーニ=ルドヴィージ・ロンディネッリ・ヴィテッリ・アルテンプス公子 : His Serene Highness Don Principe Alessandrojacopo Boncompagni Ludovisi Rondinelli Vitelli Altemps)が薨去したようです。
 1972年4月30日生まれの53歳。

 一族のアルベリーコ公子(Alberico)が運営していたフィオラーノというワイナリーを再建し、芸術や文化活動などをおこなっていたようです。
 また、ボンコンパーニ家はローマ教皇グレゴリウス13世の子孫になります(聖職者になる前の庶子の子孫)。

 

 (英語)Alessandrojacopo Boncompagni Ludovisi of Fiorano has left us

Instagram

 

 (イタリア語)Èmorto Alessandrojacopo Boncompagni Ludovisi.

AIS Lazio – Cari Soci, con grande tristezza vi… | Facebook

 

 (英語:聖ゲオルギオス神聖コンスタンティヌス騎士団(聖ジョルジョ・神聖コンスタンティヌス騎士団)<カラブリア系>公式ウェブサイト)The Constantinian Order mourns Prince Alessandrojacopo Dragone Boncompagni Ludovisi Altemps, Knight Grand Cross of Justice – The Sacred Military Constantinian Order of St. George
 両シチリア王室(カラブリア系統)当主/カラブリア公爵/ブルボン=両シチリア王子ペドロ殿下(Prince Pedro of Bourbon-Two Sicilies : His Royal Highness The Duke of Calabria)
 スルモナ・モンテコンパトリ公子フラヴィオ・ボルゲーゼ閣下(His Excellency Don Flavio Borghese, of the Princes of Sulmona and Montecompatri)
 らが弔意を表明。

結婚式(2025年5月3日):ガリエラ公爵の継嗣アロンソ・デ・オルレアンス=ボルボン公子とシャーロット・ドゥ・リーデケルケ伯爵女が挙式

 2025年5月3日、アロンソ・デ・オルレアンス=ボルボン公子(Prince Alonso de Orleans-Borbón)とシャーロット・ドゥ・リーデケルケ伯爵女(Countess Charlotte de Liedekerke)が結婚したようです。

 アロンソ公子は、ガリエラ公爵(イタリアの称号)の継嗣です。
 男系ではオルレアンの子孫、先祖がスペイン王女と結婚して、スペイン王室の一員となっている世代があるため、スペイン王室の子孫でもあります。この系統は第一姓をオルレアンス=ボルボンとしています。家としてオルレアンス=ボルボン(オルレアン=ブルボン)や、オルレアンス=ガリエラと呼ばれることが多いです。

 リーデケルケ家は、現在はベルギー貴族のようです。

 

 (フランス語)Le prince Alonso d’Orléans-Bourbon et la comtesse Charlotte de Liedekerke de Pailhe : un mariage au cœur de l’histoire | Point de Vue
 (フランス語)Le mariage andalou du prince Alonso d'Orléans-Bourbon et de la comtesse belge Charlotte de Liedekerke de Pailhe

 (スペイン語)Entramos en la boda real de Alonso de Orleans-Borbón con Charlotte de Liedekerke
 (スペイン語)Hablamos con el Príncipe Alonso Orleans-Borbón tras su boda con Charlotte de Liedekerke en Sanlúcar de Barrameda

トスカナ大公を称する、メディチ家の一系統メディチ・ディ・オッタヤーノ家の一員オッタヴィアーノ公子が、帰天したローマ教皇フランシスコ聖下への弔意を表明(2025年4月)

 トスカナ大公を称する、メディチ家の一系統メディチ・ディ・オッタヤーノ家の一員オッタヴィアーノ・デ・メディチ・ディ・トスカーナ・ディ・オッタヤーノ公子(Prince Ottaviano Medici di Toscana di Ottaiano)が、帰天したローマ教皇フランシスコ聖下への弔意を表明しています。

 表記を少し英語風に変更して表記すると、トスカナ大公オッタヴィアーノ・デ・メディチ・ディ・トスカナ(His Royal Highness Grand Duke Ottaviano de’ Medici di Toscana)と称しているようです。

 

 (イタリア語:オッタヴィアーノ公子の公式ウェブサイト)Comunicato di Cordoglio per la Scomparsa di Papa Francesco –

 

 オッタヴィアーノ公子の主張は、トスカナ大公の地位は、本来メディチ家の一員である(がトスカナ大公となったのは別系統である)オッタヤーノ家などの家が継承するべきでだったが、主にハプスブルク家などの介入により、ハプスブルク家の傍系がトスカナ大公となった、ということになるでしょうか。
 これを前提として(妥当かどうかは正直わかりませんが)、その経過を不服として自らが正統であると主張するのは理解できるように思えますが、しかし。
 実はオッタヴィアーノ公子は、オッタヤーノ系統の当主的な立場にありません。
 より年長系統のジュリアーノという人物がオッタヤーノ公およびサルノ公爵として、当主的な地位にあります。
 従って、たとえオッタヤーノ系統が正統なトスカナ大公位の継承者だとしても、それはジュリーアーノ公ではないのか? この疑問に答えることが出来ていません。

 オッタヴィアーノ公子は、フィレンツェを拠点にして、熱心に活動しているようですが、以上のような状況や、そもそもトスカナはハプスブルク家の権利と見なされていることもあり、あまり動向が報じられていることもありません。
(なお、ハプスブルク家の内部の問題としても、トスカナ大公国の大公の地位は、本家筋である皇帝に譲渡されている文書があるとして、その後はハプスブルク家内にトスカナ大公室と呼ばれるものは存在しないと判断している人々もいます。いずれ詳しく調べてみたいと思っています)

ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下夫妻が、イタリア王室(アオスタ系統)当主アイモーネ殿下と会見(2024年10月)

 2024年10月15日、ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下(Her Majesty Margareta, the Custodian of the Crown of Romania : ルーマニア皇太子マルガレータ殿下 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)と夫のルーマニア王子ラドゥ殿下(His Royal Highness Prince Radu of Romania)は、ルーマニアを訪問したイタリア王室(アオスタ系統)当主/サヴォイア公・アオスタ公爵アイモーネ殿下(His Royal Highness Prince Aimone of Savoy-Aosta, Duke of Savoy and Aosta : His Royal Highness The Duke of Savoy, The Duke of Aosta)と会見しました。
 陛下の妹のルーマニア王女ソフィア殿下(Her Royal Highness Princess SofiaSophie】 of Romania)が同席。

 ルーマニア王室の公式ウェブサイトでは、アイモーネ殿下の称号について「Duce de Aosta」(アオスタ公爵)のみの表記であり、イタリア王室当主(=サヴォイア公)と認めているわけではないようです(前々からの立場)。

 

 (ルーマニア語:ルーマニア王室 公式ニュース配信サイト)Agenda la Palatul Elisabeta, 15-16 octombrie 2024 | Familia Regală a României / Royal Family of Romania

 (イタリア語:イタリア王室(アオスタ系統)公式ウェブサイト)Visita di S.A.R. il Principe Aimone in Romania – Casa Reale di Savoia

イタリア王室(直系)当主エマヌエーレ・フィリベルト殿下が、宮城県大和町のワイン用ブドウ植樹式に臨席(2024年5月)

 イタリア王室(直系)当主のサヴォイア公/ヴェネツィア公エマヌエーレ・フィリベルト殿下(Prince Emanuele Filiberto of Savoy : His Royal Highness The Duke of Savoy, Prince of Venice)が、宮城県大和町でおこなわれた、ワイン用ブドウ植樹式に臨席したようです。

 

khb東日本放送:
イタリアの王のワイン 宮城・大和町で生産 震災復興支援の一環 – YouTube

 イタリアの王のワイン 宮城・大和町で生産 震災復興支援の一環 | khb東日本放送

 大和町のワイナリーで行われた植樹式には、イタリア最古の王家サヴォイア家第45代当主のエマヌエーレ・フィリベルト公などが出席しました。

 サヴォイア家第45代当主エマヌエーレ・フィリベルト公「ブドウが土に強く根を張るように、サヴォイア家と日本の絆がより一層強くなることを願っています」

※45代当主の「45代」の数え方はよくわかりませんが、サヴォイア家始祖からの歴代当主がだいたいその辺りの数のような気がします。

 

Xユーザーの河北新報オンラインさん: 「イタリア「王のワイン」宮城・大和で醸造へ ワイナリーが新プロジェクト 震災が縁、3年後にも開始 記事はこちら👇 https://t.co/aIJL9DJwJ2」 / X
https://x.com/kahoku_shimpo/status/1795561701167034679