ブラジル帝室が、ブラジル独立200周年の2022年9月までいろいろと式典をおこなったり参加したりする模様(2018年8月)

 スペインの「Monarquía Confidencial」によりますと、ブラジル帝室(ヴァソウラス系)が、ブラジル独立200周年の2022年9月までいろいろと式典をおこなったり参加したりする模様です。

 

 (スペイン語)La Casa Imperial de Brasil empieza a celebrar el bicentenario de la independencia

 

 同記事によれば、2018年8月19日、ブラジル皇太子ベルトランド殿下(オルレアン=ブラガンサ公子 : Prince Bertrand of Orléans-Braganza : His Imperial and Royal Highness The Prince Imperial of Brazil)はサンパウロ郊外にておこなわれた開始式典に臨席した模様(なお、ベルトランド殿下のことを現在ブラジル皇帝位を主張している人物と勘違いしているようですが、兄のルイス殿下が現在のブラジル皇帝位継承者です。記事内容もどれだけあてになるのかよくわかりません)。

 

 また、いつのことだかよくわかりませんが、ロンドニア州の州都ポルト・ヴェーリョでは、二人の弟であるブラジル皇子/オルレアン=ブラガンサ公子アントニオ殿下(His Imperial and Royal Highness Prince Antonio of Brazil, Prince of Orléans-Braganza)とベルギー貴族出身の妻クリスチャーニ妃殿下(Christine)が君主政支持者らの会合に臨席するなどしたようです。

Pró Monarquia – O I ENCONTRO MONÁRQUICO DE RONDÔNIA No… | Facebook

 ルイス殿下とベルトランド殿下には子供がいないため、アントニオ殿下とクリスチャーニ殿下の間の子息ラファエル殿下が将来のブラジル帝室当主と目されています。

 

ポルトガル王室当主ブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下が、イタリアのフェレンティーノを訪問(2018年7月)市長・市議会議員らと会見

 2018年7月31日、ポルトガル王室(ブラガンサ家)当主のブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下(His Royal Highness Duarte Pio, Duke of Braganza)は、イタリア共和国のフェレンティーノを訪問しました。

 

 (イタリア語)Ferentino. Sua Altezza Reale il Duca di Braganza in visita – PerTè On Line quotidiano

動画(Extra Tv)より/
ドゥアルテ・ピオ殿下:

動画(Extra Tv)より/
フェレンティーノ市長アントニオ・ポンペオ閣下(Antonio Pompeo)とドゥアルテ・ピオ殿下:

メダルを授与されているように見えますが……。

Extra Tv:
Extra Tv – Ferentino, visita del capo della Real Casa di Portogallo

 

同日のいろいろな報道/
殿下の登場は12分手前あたりから少し
PERTÉ Online:
PERTÉ Online – FROSINONE TG 31 LUGLIO 2018

 

ポルトガル王女マリア・フランシスカ殿下が、父のポルトガル王室当主ブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下からコインブラ女公爵に叙されたとの情報が(2018年7月)

 2018年7月4日に、ポルトガル王女マリア・フランシスカ殿下(Her Highness Infanta Dona Maria Francisca of Portugal)が、父のポルトガル王室(ブラガンサ家)当主のブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下(His Royal Highness Duarte Pio, Duke of Braganza)から、コインブラ女公爵(Duchess of Coimbra)に叙されたという情報が出ています。

 

 (ポルトガル語)Aos 21 anos e cada vez mais bonita, Maria Francisca de Bragança já é duquesa! – Atualidade – FLASH!
 (ポルトガル語)Bem-haja a Duquesa de Coimbra ! | perspectivas

 

 コインブラ公爵(Duke of Coimbra)号は、2017年2月に薨去した叔父のエンリケ王子殿下が称していました。

 マリア・フランシスカ王女殿下は、1997年3月3日生まれの21歳。
 男子優先長幼制のポルトガル王位継承法では、兄と弟に次いでポルトガル王位継承順位第3位となっています。

 

勲章かなにかのカンファレンスで、ポルトガル王室当主ブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下が話している動画(2018年4月)

 ポルトガル王室(ブラガンサ家)当主のブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下(His Royal Highness Duarte Pio, Duke of Braganza)が、勲章かなにかのカンファレンスで話している部分の映像のようです。

 

動画より、ドゥアルテ・ピオ殿下:

 

monarquia.tv:
VII SEMINÁRIO INTERNACIONAL DE FALERÍSTICA I SAR O SENHOR DOM DUARTE PIO DE BRAGANÇA – YouTube

 

Vanity Fair(英語)記事:“There’s Nothing Wrong with Falling from Grace”(2018年)君主政復活・王室支持の話と、エチオピア帝室のエルミアス・サーレ=セラシエ皇子殿下とニコライ・トルストイ伯爵子の話題など

 (英語)“There’s Nothing Wrong with Falling from Grace”: The Global Network of Monarchists Helping Deposed Kings and Queens | Vanity Fair
 (英語:上記からニコライ・トルストイ伯爵子に関する部分の一部を抜き出したもの)Count Nikolai Tolstoy on Russian Monarchy and the Romanovs | Royal Russia News

 

 冒頭は、ルーマニア王女マルガレータ殿下(当時)から連絡を受けた人物の話、君主政復活・王室支持の話と、エチオピア帝室のエルミアス・サーレ=セラシエ皇子殿下(His Imperial Highness Prince Ermias Sahle-Selassie)とニコライ・トルストイ伯爵子(Count Nikolai Tolstoy)の話題などが中心となっています。

 

 エルミアス・サーレ=セラシエ皇子殿下は故エチオピア皇帝ハイレ・セラシエ1世陛下の孫ですが、一般的にエチオピア帝室の当主とされていません。
 しかし、この記事のように、帝室の代表者として活動しているとみる立場もあるようです。

 

 ニコライ・トルストイ伯爵子の話の一部には、“Pretender【プリテンダー】”という用語に関するものがあります。
 いうまでもなくこの言葉は中立的ではないものですが、Wikipedia英語版のせいか、この言葉が使用されるケースが多い気します(上記の記事すらそうなのですが)。
 そのもっともアホらしい例は、リトアニアの王位継承者を称して活動を始めたウラッハ公子イニゴ閣下(His Serene Highness Prince Inigo of Urach)のものらしきサイト(すぐに更新止まりましたけれど)に、イニゴ閣下をリトアニア王位の“legitimate pretender”とする表記があったことです。もちろんこれは、イニゴ閣下を正当な王位継承者と表現したかったのでしょうが、pretenderに「不当」である意味がありlegitimateに「正当」である意味があることを考慮すれば、ギャグのような言葉の並びです。
 中立的というかなんと表現すればいいのかわかりませんが、“Claimant【クレイマント】”という用語がありますが、一般的の人にはなじみがなく、また、正直これが本当に中立な用語なのか首をかしげるときもあります。日本語で“王位請求者”と(訳して)書いている例がありますが……コメントは避けます
 伯爵子は“Heir【エア】”を使っているようですが、当方でも「(王位)継承者」などこの用語を意識して書いています。この用語が実は一番便利です。曖昧さを許容するという意味でも。pretenderはそもそも本人が称していないのにこう書くのは名誉棄損みたいなものですし、claimantも本人が称していない場合はどうなのか、よくわからない部分があります。