結婚(2020年9月12日):シャウムブルク=リッペ公アレクサンダー・クリスティアン殿下が三度目の結婚

 シャウムブルク=リッペ公アレクサンダー・クリスティアン殿下(Alexander Christian : Hochfürstlich Durchlaucht The Prince of Schaumburg-Lippe : アレクサンダー・フュルスト・ツー・シャウムブルク=リッペAlexander Fürst zu Schaumburg-Lippe)とマーカメー・ナヴァビ(Mahkameh Navabi : マーカーメー・ナヴァービ)の結婚式がおこなわれたようです(民事婚)。

 

 (ドイツ語)Bildergalerie: So heiratet Fürst Alexander zu Schaumburg-Lippe seine Mahkameh
 (ドイツ語)Alexander zu Schaumburg-Lippe: Wieder verliebt? Sie ist die neue Frau an seiner Seite | BUNTE.de
 (フランス語)Alexander de Schaumbourg-Lippe a épousé la pianiste iranienne Mahkameh Navabi

 

※後で参列者を追記するかもしれません。

 

参列者:
 新郎の継嗣、シャウムブルク=リッペ公世子ハインリヒ=ドナトゥス殿下(Heinrich-Donatus)、

 新婦の姉妹、バハレ・ナヴァビBahareh Navabi)、

 新郎の元妻ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ベルレブルク公女マリー=ルイーゼ【リリー】殿下と妹のヴァネッサ殿下

 ハノーファー王世子エルンスト・アウグスト殿下とエカテリナ妃殿下

 イーゼンブルク=ビューディンゲン公子マクシミリアン殿下

 レーヴェンシュタイン=ヴェルトハイム=フロイデンベルク公ルートヴィヒ殿下と公妃エリザベート殿下(ヴァルトブルク=ヴォルフェック=ヴァルトゼー伯女)

 ロルフ・ザックス氏(Rolf Sachs)、

 (?)ヘッセン家当主/ヘッセン方伯ドナトゥス殿下、

 ファーバー=カステル家の人々、
 シューレンブルク家の人物、

 

訃報(2020年9月29日):元ホーエンベルク公子妃クリスティーネ、薨去(1945~2020)

 2020年9月29日、クリスティーネ・ホーエンベルクChristine Hohenberg)の死亡告知が掲載されています。

 

 (ドイツ語)Trauer: Mag. Christine Hohenberg | SN.at

 

 おそらく、1970年に故ホーエンベルク公子ペーター閣下と結婚し、二女を儲けた後に1980年に離婚した人物かと思われます(離婚後も姓を使用)。
 1945年4月27日生まれの75歳。

 ペーター閣下は、オーストリア皇帝位などを継承するはずだったハプスブルク家のフランツ・フェルディナント大公殿下の貴賤結婚の孫です。

 

関連:
 訃報(2017年12月6日):ホーエンベルク公子ペーター閣下、薨去(1936~2017)

 

前ベルギー王アルベール2世陛下の娘であることが確定したデルフィーヌ・ボエルがベルギー王女に(2020年10月)子供二人もジョゼフィーヌ王女殿下とオスカル王子殿下に

 2020年10月1日、ベルギー王国裁判所は、前ベルギー王アルベール2世陛下(His Majesty King Albert II of Belgium)の娘であることが確定したデルフィーヌ・ボエルDelphine Boël)をベルギー王女(Princess of Belgium)であると認めた模様です。
 これにより、ベルギー王女デルフィーヌ殿下(Her Royal Highness Princess Delphine of Belgium)という表記が正式なものとなります。
 これはデルフィーヌ王女殿下側から他の きょうだい と同等の扱いを受けたいという請願が出ていたものを受けての決定です。

※なお、裁判所の判断の理由がはっきり書いていないのですが、そもそも勅令が婚姻外の子供であっても称号と敬称は保有すると解釈できるという見解もあったため、別に裁判所の判断の必要なく(必要なくというか裁判所は事実の確認をしただけでアルベール2世の子供と判断された時点で)王女なのかもしれません。

 またデルフィーヌ王女殿下の二人の子供、ジョゼフィーヌ・オヘアJoséphine O’Hare)とオスカル・オヘアOscar O’Hare)も(O’Hare のベルギーでの発音はよくわかりませんが)、それぞれベルギー王女ジョゼフィーヌ殿下(Her Royal Highness Princess Joséphine of Belgium)、ベルギー王子オスカル殿下(His Royal Highness Prince Oscar of Belgium)となった、ということのようです。

 

 (英語)Daughter of Belgium's former king wins long battle to become princess

 (英語)From illegitimate daughter to Her Royal Highness – Princess Delphine’s road to recognition – Royal Central
 (英語)Belgium gains a new Princess as King Albert’s illegitimate daughter is granted title – Royal Central
 (英語)Why exactly is King Albert’s illegitimate daughter now titled ‘princess’? – Royal Central
 (英語)EDITORS’ DEBATE: Should Delphine become a Princess of Belgium? – Royal Central
 (英語)A muted reaction from Belgium’s press on the appearance of a new princess – Royal Central

 (フランス語)Delphine Boël devient officiellement princesse de Belgique – La Libre
 (オランダ語)Na jarenlange strijd om erkenning: Delphine Boël nu officieel prinses van België | Royalty | Showbizz | HLN

 

 デルフィーヌ王女殿下の姓は、オランダ語ではファン・サクセン=コブルフVan Saksen-Coburg)、フランス語ではド・サクス=コブールDelphine De Saxe-Cobourg)、ドイツ語ではフォン・ザクセン=コーブルクVon Sachsen-Coburg)となるようで(“ゴータ”へ言及している部分もありますが……)、子供二人の姓は引き続きオヘア(O’Hare)のようです(なお、それぞれの言語でどう発音するかはわかりません。最近は言語ごとに変えないことも多いですし……)。

 

 デルフィーヌ王女殿下の、他の きょうだい と同等の扱いを受けたいというのがどの範囲のことを示しているのかはわかりませんが、王室予算はもちろんのこと、もしかしたらベルギー王位継承権におよぶかもしれず、この件はまだまだ続くかもしれません。

 

続報:
 映像(2020年10月5日):ベルギー王女となったデルフィーヌ・ボエルの記者会見の映像 – 世界の王室ニュース
 ベルギー王フィリップ陛下が、異母妹・ベルギー王女と認められたデルフィーヌ殿下と会見(2020年10月)
 前ベルギー王アルベール2世陛下夫妻が、アルベール2世の婚姻外の子供であると確定したベルギー王女デルフィーヌ殿下と会見(2020年10月)
 ベルギー王子オスカル殿下の姓が、オヘア(O’Hare)から、オヘア・ド・サクス=コブール(O’Hare de Saxe-Cobourg)に変更された模様(2024年11月)

 

結婚(2020年9月26日):ヴァルトブルク=ヴォルフェック=ヴァルトゼー伯女ヴィットーリア殿下とフェルディナント・ロヴレク氏

 2020年9月26日、ヴァルトブルク=ヴォルフェック=ヴァルトゼー伯女ヴィットーリア殿下(Her Illustrious Highness Countess Vittoria of Waldburg-Wolfegg and Waldsee : ヴィットーリア・グレフィン・フォン・ヴァルトブルク・ツー・ヴォルフェック・ウント・ヴァルトゼーVittoria Gräfin von Waldburg zu Wolfegg und Waldsee)とフェルディナント・ロヴレク氏(Ferdinand Lovrek)が結婚したようです。

 ヴィットーリア殿下はドイツおよびオーストリアの名門で歴史上に数々の分枝を持つヴァルトブルク家の一員でヴァルトブルク=ヴォルフェック=ヴァルトゼー公ヨハネス殿下の娘、ロヴレク氏の母親はアウエルスペルク=トラウトソン公女マリア・ベアトリーツェ殿下。
 ヴァルトブルク、アウエルスペルクともに神聖ローマ帝国領邦国家の君主で、後に併合された最上級の家柄です。

 

 (ドイツ語)PressReader.com 世界の新聞 | Hochzeit im Fürstenhaus Waldburg-Wolfegg

 (ドイツ語)Vittoria von Waldburg zu Wolfegg & Waldsee und Ferdinand Lovrek: Traumkleid, Kutsche & Schloss: Diese Hochzeit verspricht viel | BUNTE.de

 

 ヴァルトブルク家関係者、アウエルスペルク=トラウトソン家関係者に加えて、(旧)ヴュルテンベルク王室、(旧)バーデン大公室の方々が参列したようです。

※後で追記するかもしれません。

参列者(一部)/

新郎の両親:
 パウル・ロヴレク氏とマリア・ベアトリーツェ・ロヴレク夫人(アウエルスペルク=トラウトソン公女マリア・ベアトリーツェ殿下)

ヴァルトブルク=ヴォルフェック=ヴァルトゼー家:
 ヴァルトブルク=ヴォルフェック=ヴァルトゼー公ヨハネス殿下
 ヴァルトブルク=ヴォルフェック=ヴァルトゼー公妃ヴィヴィアン殿下

ヴァルトブルク=ツァイル=ホーエネムス系統:
 ヴァルトブルク=ツァイル=ホーエネムス伯子フランツ・クレメンス殿下と伯子妃シュテファニー殿下

アウエルスペルク=トラウトソン家:
 アウエルスペルク=トラウトソン公フランツ・ヨーゼフ殿下

(旧)ヴュルテンベルク王室:
 ヴュルテンベルク公子ミハエル殿下

(旧)バーデン大公室:
 バーデン大公世子ベルンハルト殿下と大公世子妃シュテファニー殿下

 

結婚式(2020年9月12日):ブルボン=パルマ公子アンリ殿下とオーストリア大公女ガブリエラ殿下。ハプスブルク、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン各家から参列者

 2020年9月12日、ブルボン=パルマ公子アンリ殿下(His Royal Highness Prince Henri of Bourbon-Parma)とハプスブルク家/オーストリア大公女ガブリエラ殿下(Her Imperial and Royal Highness Archduchess Gabriella of Austria)の結婚式がおこなわれました。

 アンリ殿下は1991年生まれ。
 ガブリエラ殿下は1994年生まれ。母はルクセンブルク大公女マリー・アストリッド殿下です。
(二人の間には2017年にヴィクトリア嬢が生まれていますが、結婚前の子供となりますので、もちろんパルマ公室の一員とはなりません)

 ガブリエラ殿下は、ルクセンブルク女大公マリー=アデライードのティアラを使用した模様。

 ハプスブルク家、ルクセンブルク大公室、リヒテンシュタイン公室などから多数の参列者があったようです。

 

 (英語)Eurohistory: The Marriage of Prince Henri of Bourbon-Parma and Archduchess Gabriella of Austria
 (英語)Bourbon de Parme & Austria – A true royal match

 (フランス語)Secret de robes de mariée: Gabriella d'Habsbourg-Lorraine et Diane Lelys – Point de Vue
 (フランス語)Gabriella d’Autriche et Henri de Bourbon-Parme, mariage impérial au Tyrol – Point de Vue

 (ルクセンブルク語)RTL – Royal Hochzäit: De Prënz Henri vu Bourbon-Parma huet d'Äerzherzogin Gabriella bestuet

 

Louise G.さんはTwitterを使っています 「#RoyalWedding Exclusive: Archduchess Gabriella of Austria and HRH Prince Henri of Bourbon-Parma tied the knot yesterday at Schloss Tratzberg in Jenbach, Austria. She is wearing The Grand Duchess Adelaide Tiara. https://t.co/jY7gTUNyTN https://t.co/mUvfF5FIYO」 / Twitter

 

N.D. Ilaria A. Lunati AragonaはInstagramを利用しています:「#RoyalWedding HI & RH Archduchess Gabriella d’Austria e HRH Prince Henri of Bourbon-Parma si sono sposati ieri a Schloss Tratzberg in…」

 

⚜️ Madameei ⚜️はInstagramを利用しています:「#RoyalWedding Archduchess Gabriella of Austria, Prince Henri of Bourbon-Parma, their daughter Victoria with Gabriella’s parents Archduke…」

 

参列者:
 司式者の一人、パウル・ハプスブルク司祭(ハンガリー副王系統)

新郎の母:
 ホルスタイン=レドレボー伯爵女リュディア(ホルシュタイン=レドレボルク伯爵女リディア

新婦の父母:
 オーストリア大公カール・クリスティアン殿下と大公妃マリー・アストリッド殿下(ルクセンブルク大公女)

新郎側親族:
 新郎の兄/ブルボン=パルマ公子ミシェル殿下
 新郎の甥(姉の子)マーク・ブルボン=パルマ
 新郎のはとこ夫婦/ジャック・ブルボン=パルマ氏とアンナ=ルイーズ・パルマ夫人
 新郎のはとこ/ジョゼフ・ブルボン=パルマ
 新郎のおば/ホルスタイン=レドレボー伯爵女アントーニア(ホルシュタイン=レドレボルク伯爵女)

新婦側親族:
 新婦の従兄オーストリア大公フランツ=ルートヴィヒ殿下
 新婦の叔母夫婦/ルクセンブルク大公女マルガレータ殿下と夫のリヒテンシュタイン公子ニコラウス殿下
 新婦の従弟ルクセンブルク大公子セバスチャン殿下
 新婦の義兄リンブルク=シュティルム伯爵子ロドルフ

※後で追記します。