ハプスブルク家当主オーストリア大公カール殿下が、「黄色いベスト運動」で揺れるフランスを、「フランス革命時のようだ」と批判(2019年3月)「フランス革命を評価するまともな歴史家はいない」

 オーストリア帝室・ハンガリー王室のハプスブルク家当主【ハプスブルク=ロートリンゲン家当主】のオーストリア大公カール殿下(オーストリア皇子 : ハンガリー王子 : ベーメン王子 : His Imperial and Royal Highness Archduke Karl of Austria, Prince Imperial of Austria, Prince Royal of Hungary and Bohemia : カール・フォン・ハプスブルクKarl von Habsburgカール・ハプスブルク=ロートリンゲンKarl Habsburg-Lothringen)は、汎欧州運動【国際汎ヨーロッパ連合】のオーストリア支部のサイト及び自身の公式サイトにおいて、「黄色いベスト革命?」と題する記事を掲載、「黄色いベスト運動」で揺れるフランスを、「フランス革命時のようだ」と批判しました。

 

 (ドイツ語:カール・フォン・ハプスブルク公式サイト)Karl von Habsburg: Gelbwestenrevolution?
 (ドイツ語:汎欧州運動【国際汎ヨーロッパ連合】オーストリア支部サイト)Gelbwestenrevolution? – Paneuropa

 

 「フランス革命を評価するまともな歴史家はいない」といきなり言い切っていますが、フランス革命後200年辺りにはすでに、フランス革命批判というか、そもそもあれはなんだったのかなど、いろいろな意見がいわれてきてはいました。

 今、歴史家がフランス革命についてどう述べているのか、まったく興味はありませんが、どうなんでしょうね。言うこと変わりますからねあの人たち

 殿下にとっては「親戚がギロチンで殺された。親戚を守ろうとした人々もギロチンで殺された。ギロチンで殺させた奴らも結局殺された」というアホみたいなことだということもあるんでしょうが。

 

 それはさておき、過去の過ちを繰り返すなという提言なのですが、ではどうしたらいいのか、ということになると……。

 

関連:
 ハプスブルク家当主オーストリア大公カール殿下が再度フランス情勢を批判するコメント:「マクロン大統領が国民から要望を集めたのはルイ16世と同じ(失敗)」「そもそも国家にはそんなに要望をかなえる力はない」「個々人の幸福まで保証するのはムリ」(2019年3月)

 

“アラウカニア・パタゴニア公【対立公】スタニスラス1世殿下”がフランス大統領マクロン閣下と握手(2018年10月)

 2018年10月9日、南米のアルゼンチンとチリのあたりに建国されたのかされなかったのかよくわからない「アラウカニア・パタゴニア王国」の現在の王室当主に選出されている一人(非主流派の二人のうちの一人)アラウカニア・パタゴニア公スタニスラス1世【スタニスラス・パルビュレスコ】殿下(キディコ子爵 : His Royal Highness Stanislas I【Stanislas Parvulesco】, Prince of Araucania and Patagonia, Viscount of Quidico)は、散歩中のフランス共和国大統領エマニュエル・マクロン閣下(アンドラ共同統治公 : His Excellency Mr Emmanuel Macron, Co-Prince of Andorra)に近づいて握手したそうです。

 ここまでは(写真があるのでおそらく)本当のことでしょうが、下記サイトによれば、会談がおこなわれたかのように書かれています。

 

※マクロン閣下の顔にあざのようなものがありますが、これは影……ですよね……
 (フランス語:アラウカニア・パタゴニア王国【スタニスラス1世派】公式ブログ)Echange impromptu entre deux Hommes d'Etat. – Royaume d'Araucanie et de Patagonie.

 

 スタニスラス1世は昨年、モルドバ大統領ドドン閣下と握手した写真を掲載していましたが……。

 

追記:
 なお、“自称”スタニスラス1世は、複数の系統からフランス王ジャン2世の子孫であるらしいとの情報があります。

スウェーデン王カール16世グスタフ陛下らが、ベルナドット王朝初代スウェーデン王カール14世ヨハンの出身地フランスのポーを訪問(2018年10月)

 2018年10月8日、
 スウェーデン王カール16世グスタフ陛下(Carl XVI Gustaf of Sweden : His Majesty The King)、
 スウェーデン王妃シルヴィア陛下(シルビア王妃 : Queen Silvia of Sweden : Her Majesty The Queen)、
 スウェーデン皇太子ヴィクトリア殿下(ヴェステルイェートランド女公爵 : Victoria : Her Royal Highness The Crown Princess of Sweden, Duchess of Västergötland)と夫のスウェーデン王子ダニエル殿下(ヴェステルイェートランド公爵 : His Royal Highness Prince Daniel of Sweden, Duke of Västergötland)
 らは、ベルナドット王朝初代スウェーデン王カール14世ヨハン陛下(Karl XIV Johan : ノルウェー王カール3世ヨハンジャン=バティスト・ジュール・ベルナドット)の出身地であるフランス共和国のポーを訪問しました。
 今年はカール14世ヨハンのスウェーデン王即位より200周年です。

 カール14世ヨハンの生家の地にあるベルナドット博物館の再オープン、ポー市長フランソワ・バイル閣下(François Bayrou)と会見、フランス王アンリ4世の誕生したポー城(Château de Pau)訪問、市民会館訪問、スウェーデン王オスカル2世陛下の植樹した地を訪問し同じく植樹、などがおこなわれたようです。

 

Kungahuset(スウェーデン王室公式チャンネル):
Kungaparet och Kronprinsessparet besökte Pau – YouTube

 

Sud Ouest Pauさんのツイート: "200 ans de dynastie Bernadotte. Le roi de #Suède Charles XVI Gustave vient célébrer son aïeul, le Palois Jean-Baptiste Bernadotte. En direct à #Pau en présence de la famille royale et de nombreux élus et journalistes. Un moment historique… https://t.co/Jplu73UTwd"

 

Suède en Franceさんのツイート: "Roi Carl XVI Gustaf à @Ville_Pau: «Nos pays sont liés dans de nombreux domaines. D’ailleurs, nous avons signé un accord sur l’innovation. Il y a un dialogue et des échanges permanents entre nos pays mais aussi une amitié profonde, qui durera des siècles encore!» @bayrou #B200… https://t.co/Bt18xr7GOZ"

 

Suède en Franceさんのツイート: "Bicentenaire Bernadotte : Roi Carl XVI Gustaf et François Bayrou terminent la plantation du chêne symbole de l’amitié et de l’histoire entre Pau et la Suède. Film : La République des Pyrénées @Ville_Pau @bayrou @AmbassadeurSE #B200… https://t.co/05ZyGHWB0a"

 

Suède en Franceさんのツイート: "Princesse héritière Victoria remercie @Ville_Pau pour le boutonnage du magnolia planté par Oscar Il en 1899. Il sera offert à la Princesse Estelle pour être planté au château ‘Haga’. #B200… https://t.co/qE5ErPp4za"

 

 (スウェーデン語:スウェーデン王室公式サイト)Kungaparet och Kronprin­sess­paret besökte Pau – Sveriges Kungahus

 (カール16世グスタフ陛下のスピーチ文章:スピーチ部分は英語:スウェーデン王室公式サイト)H.M. Konungens tal vid återinvigning av Bernadottemuseet, Pau, Frankrike, måndagen den 8 oktober 2018 – Sveriges Kungahus
 (カール16世グスタフ陛下のスピーチ文章:スピーチ部分は英語:スウェーデン王室公式サイト)H.M. Konungens tal i rådhuset vid besök till Pau, Frankrike, måndagen den 8 oktober 2018 – Sveriges Kungahus
 (ヴィクトリア皇太子殿下のスピーチ文章:スピーチ部分は英語:スウェーデン王室公式サイト)H.K.H. Kronprinsessans tal i Parc Beaumont i samband med besök till Pau, Frankrike, måndagen den 8 oktober 2018 – Sveriges Kungahus

 

 (写真一覧)画像と写真 | Getty Images

The royal family of Sweden, Prince Daniel of Sweden, Crown Princess… ニュース写真 | Getty Images
Embed from Getty Images

 

Suède en Franceさんのツイート: "Aujourd’hui, le couple royal et le couple princier sont à Pau pour célébrer les 200 ans de la dynastie Bernadotte sur le trône de Suède. Suivez ce lien vers @sudouest pour plus d’informations : https://t.co/pUCylj0SLI #B200 #Bernadotte… https://t.co/ZxIXLnonQh"

 

Suède en Franceさんのツイート: "Cérémonie d’inauguration du bicentenaire de la dynastie Bernadotte sur le trône de Suède : discours de François Bayrou, maire de @Ville_Pau. #B200… https://t.co/FZONBx9GcU"

 

Kungahuset – I dag besökte Kungen, Drottningen,… | Facebook

 

Kungahusetさん(@kungahuset) • Instagram写真と動画

 

インタビュー記事(ポルトガル語):フランス王室オルレアン派のアンジュー公妃/第11代カダヴァル女公爵ディアナ・アルヴァレス・ペレイラ・デ・メロ殿下へのインタビュー(2018年8月)

 ブラジルのメディア「Globo」が、ポルトガル貴族の第11代カダヴァル女公爵で、フランス王室オルレアン派のアンジュー公妃ディアナ・アルヴァレス・ペレイラ・デ・メロ殿下(Diana Álvares Pereira de Melo, 11th Duchess of Cadaval : Her Royal Highness The Duchess of Anjou)へインタビューをおこなったようです。

 

 (ポルトガル語)Duquesa e escritora Diana de Cadaval ensina como tradição e modernidade podem reinar juntas – Jornal O Globo

 

 かなりの長文ですが、内容は、夫のオルレアン公子シャルル=フィリップ殿下の話(最後のほうに一緒に旅行するとえらいめにばかり遭うという話が)や、居城であるカダヴァル宮殿や同家(カダヴァル家(名称がいまいちよくわかりませんが)はブラガンサ王朝分家)の歴史や、現在の妃殿下の活動などです。

 ディアナ妃殿下は、2001年の父の薨去に伴い、異母姉と爵位などの相続を争いましたが、ポルトガル王室(ブラガンサ家)当主のブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下(His Royal Highness Duarte Pio, Duke of Braganza)の裁定によりカダヴァル公爵位を継承しています。

 

キリスト教/シリア正教会アンティオキア総主教イグナティウス・アフレム2世聖下が、ローマ教皇聖座駐箚レバノン共和国大使ファリード・エリアス・エル・ハーゼン閣下と会見(2018年8月)ハーゼン家公式サイトによると、同家はフランス王より“プリンス・オブ・ザ・マロナイツ”として言及されていたとのこと

※この記事はキリスト教 高位聖職者のニュースと重複します。

 

 2018年8月22日、キリスト教/オリエント正教会/シリア正教会の首座/アンティオキア・東方全土総主教“モラン”・“モル”・“イグナティウス”・アフレム2世聖下(His Holiness Moran Mor Ignatius Aphrem II, the Patriarch of Antioch and All the East, the Supreme Head of the Universal Syriac Orthodox Church)は、レバノン共和国の総主教邸にて、ローマ教皇聖座駐箚レバノン共和国特命全権大使“シェイフ”・ファリード・エリアス・エル・ハーゼン閣下(His Excellency Cheikh Farid Elias el Khazen)と会見しました。

 

 (英語:シリア正教会アンティオキア総主教庁公式サイト)Meeting with Ambassador of Lebanon to Vatican | Syrian Orthodox Patriarchate of Antioch

قداسة سيدنا البطريرك يستقبل سعادة سفير… – His Holiness Patriarch Mor Ignatius Aphrem II | Facebook

 

 ハーゼン家は、カトリックに属するマロン派の有力家門で(総大司教を複数排出)、同家公式サイト(About Us – Khazen.org)によりますと、

frequently refered as “Prince of the Maronites” by the Kings of France.

 と、フランス王から(元はフランス語の文章で、たぶん英訳でしょうが)プリンス・オブ・ザ・マロナイツ(Prince of the Maronites)として言及されていたとのことです。
※“当主”(いるのかどうかわかりませんけど)がそうなのか、全員がそうなのか、わかりませんが、現在は使用されていないようです。