ウガンダ共和国のランゴ大首長位でもめごとになっている模様(2018年8月)

 ウガンダ共和国内のランゴ大首長(Won Nyaci)に関して、もめごとが起こっているようです。

 

 (英語)Fight for Lango ‘chiefdom’ rumbles on

 

 記事によりますと、もともとランゴ大首長であったヨサム・オドゥル・エビイYosam Odur Ebii)に対し、その交代が約束(この約束を皆が認めているかどうかがまた問題ですが)された後の2017年にマイケル・オドンゴ・オクネ(Dr Michael Odongo Okune)が選出されたようなのですが、前者がいまだにいすわっている、というのが根本のようです。

 また、高等裁判所は後者を現在のランゴ大首長であるとの見解を示しているものの(記事を読んだ限りでは強制力がなさそうな気もします)、ウガンダ共和国の中央政府は動きを見せておらず、つまり前者をランゴ大首長とみなしている模様。

 いっぽうで、このランゴ大首長(Won Nyaci)がどこまで重要なのかはよくわからず(記事からは双方とも「首相」を選出済みのようですが……)、ウガンダの有名な各王国とは違い、世襲や同一の血統を要求しているわけでもないようです。つまり氏族(部族)の代表者らが全体から選ぶ、ということになりそうですが……。
 とすると、いわゆる文化的指導者というあいまいな言葉を超えるような権威はなく、伝統の保存に携わる財団のトップくらいの扱いなんでしょうか。

 

 なお、ウガンダでは、有名な各王国のほかに(あるいは各王国の内部に)、このような大首長・首長などと言及される伝統的君主がいるようですが、どれだけの数が存在し、どのような権威を持っているのかはよくわかりません。

 

ウガンダ共和国内のトロ王国が、中央政府にさらなる資産返還を求めている模様(2018年8月)

 (英語)Uganda: Return Our Properties, Tooro Tells Govt – allAfrica.com

 

 ブガンダ共和国内の王国のひとつ、トロ王国が、中央政府にさらなる資産返還を求めているようです。
 他の王国にくらべて返還されている割合がかなり少ないのだと思います。

 ちなみにトロ王国などの「トロ」の綴りですが、「Tooro」と「Toro」が混在しているように見受けられますが、詳細はわかりません。

 

ウガンダ共和国内のブガンダ王ロナルド・ムウェンダ・ムテビ2世陛下が、誕生日に関連する催しで、「地図」に関する懸念を表明。同共和国内の他の地域(?)などが記載されているのに、ブガンダ王国が記載されていない模様(地図未確認)(2018年4月)

 2018年4月13日に63歳を迎えたブガンダ王ロナルド・ムウェンダ・ムテビ2世陛下(His Majesty Ronald Muwenda Mutebi II, Kabaka【King】 of Buganda)ですが、巡幸先でのスピーチで、「地図」に関する懸念を表明したようです。
 発言からすると、その「地図」には、ブガンダ王国と同じくウガンダ共和国内のアンコーレ王国やブニョロ王国、ブソガ王国、カラモジャ地方などの伝統的(?)な地方が記載されているのに、ブガンダ王国が記載されていない模様です(肝心の「地図」そのものが見当たらないのでそれ以上のことはわかりませんが)。

 そのほか、国内での誘拐の横行を批判したようです。

動画より/
ブガンダ王ロナルド・ムウェンダ・ムテビ2世陛下:

 

NTVUganda:
Buganda King Ronald Mutebi express concern over maps that exclude his territories – YouTube

 

 (英語)Buganda King Ronald Mutebi express concern over maps that exclude his territories | NTV

63歳(2018年4月13日):ウガンダ共和国内のブガンダ王ロナルド・ムウェンダ・ムテビ2世陛下が63歳を迎え、各地を巡幸。銃(?)を持った兵士が護衛? キリスト教/ローマ・カトリック教会のマサカ司教ジョン・バプティスト・カッグワ座下が礼拝【ミサ】をおこなう

 2018年4月13日、ブガンダ王ロナルド・ムウェンダ・ムテビ2世陛下(His Majesty Ronald Muwenda Mutebi II, Kabaka【King】 of Buganda)が63歳を迎えるのに伴い、陛下はブガンダ王国内の各地域を巡幸したようです。

 写真からは兵士が護衛にあたっていますが、一人は銃(?)を持っているように見えます。

 また、キリスト教/ローマ・カトリック教会のマサカ司教ジョン・バプティスト・カッグワ座下(Bishop John Baptist Kaggwa, Bishop of Masaka)は、同教区にて、陛下のスピーチの後に礼拝【ミサ】をおこなった模様。

 ロナルド・ムウェンダ・ムテビ2世陛下の誕生日については、少し前に2018年の王の誕生日を祝う催しなどがおこなわれています(KABAKA’S BIRTHDAY RUN 2018 とか)。

 

 (英語)Kabaka in Masaka for his 63th birthday fete today – Daily Monitor

 

Daily Monitorさんのツイート: "Kabaka in Masaka for his 63th birthday fete today https://t.co/TpIu75RmPg #MonitorUpdates"

 

Daily Monitor – Kabaka in Masaka for his 63th birthday… | Facebook

 

関連:
 ウガンダ共和国内のブガンダ王ロナルド・ムウェンダ・ムテビ2世陛下が、誕生日に関連する催しで、「地図」に関する懸念を表明。同共和国内の他の地域(?)などが記載されているのに、ブガンダ王国が記載されていない模様(地図未確認)(2018年4月)

ウガンダ共和国大統領ムセベニ閣下および共和国政府が、同共和国内のブガンダ王国への資産返還に合意。最低でも280の資産がブガンダ王国へ返還される見込み(2018年3月)

 ウガンダ共和国からの報道によりますと、ウガンダ共和国大統領ヨウェリ・カグタ・ムセベニ閣下(ムセヴェニ大統領 : His Excellency Mr Yoweri Kaguta Museveni)およびウガンダ共和国政府が、同共和国が1960年代にブガンダ王国より接収した資産の変換に合意したようです。

 

 (英語)Museveni, Buganda officials ‘agree on return of property’ – Daily Monitor