ルーマニア外務省がルーマニア駐箚ロシア大使を同省に召喚して警告したとの報道。ロシア大使館が Facebook のアカウントでルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下を非難した件(2019年11月)

 2019年11月21日に、ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下(Her Majesty Margareta, the Custodian of the Crown of Romania : ルーマニア皇太子マルガレータ殿下 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)は外交団と会見しましたが、その際、第二次世界大戦を引き合いに出し、ロシア連邦によるジョージア【グルジア】およびウクライナなどへの侵攻を批判しました。
 この件に対しルーマニア駐箚のロシア連邦の大使館が陛下を非難するコメントを Facebook のアカウントに投稿していましたが、さらにそれに対し王党派や西側諸国に近い立場を取る政治家などからロシア大使を批判する動きがとられていました。

 今回の報道によりますと、ルーマニア外務省がロシアの大使を召喚して、「容認できない」「二国間関係に否定的な影響を与えかねない」と警告したようです。

 

 (英語)Romanian Princess’s History Lecture to Diplomats Infuriates Russia | Balkan Insight

 

記事(英語):インド君主諸家/ジャイプル藩王位継承者・アンベール王位継承者のパドマナバ・シング殿下(21歳)に関する記事(2019年11月)

 (英語)HT Brunch Cover Story: How to be a 21-year-old maharaja in the 21st century – brunch feature – Hindustan Times

 

 Hindustan Times(ヒンドゥスタン・タイムズ)に、ジャイプル藩王位継承者・アンベール王位継承者の、ジャイプルのマハラジャであるサワイ・パドマナバ・シング・バハドゥール殿下(His Highness Maharaja Sawai Padmanabh Singh Bahadur of Jaipur)に関する記事が掲載されています。

 

狭義のスウェーデン王室(Royal House)から、カール・フィリップ王子殿下およびマデレーン王女殿下の子供たちがはずされる。殿下「Royal Highness」の称号も使用されず(2019年10月)広義の王室「Royal Family」には留まる

 2019年10月7日付の発表で、スウェーデン王室より、スウェーデン王子カール・フィリップ殿下(ヴェルムランド公爵 : His Royal Highness Prince Carl Philip of Sweden, Duke of Värmland)とスウェーデン王子妃ソフィア殿下(ヴェルムランド公爵夫人 : Her Royal Highness Princess Sofia of Sweden, Duchess of Värmland)の子供たち、およびスウェーデン王女マデレーン殿下(ヘルシングランド・イェストリークランド女公爵 : Her Royal Highness Princess Madeleine of Sweden, Duchess of Hälsingland and Gästrikland)とクリストファー・オニール氏(Christopher O’Neill)の子供たちが狭義のスウェーデン王室(Royal House)からはずされたことが発表されました。

 

 (英語:スウェーデン王室公式サイト)Communiqué on changes to The Royal House – Sveriges Kungahus

 

 はずされた五人は、広義の王室「Royal Family」には留まり王子・王女ではあるものの、もはや殿下「His/Her Royal Highness【HRH】」は使用されません。

  • スウェーデン王子アレクサンダー(セーデルマンランド公爵 : Prince Alexander, Duke of Södermanland)
  • スウェーデン王子ガブリエル(ダーラナ公爵 : Prince Gabriel of Sweden, Duke of Dalarna)
  • スウェーデン王女レオノール(ゴットランド女公爵 : Princess Leonore, Duchess of Gotland)
  • スウェーデン王子ニコラス(オンゲルマンランド公爵 : Prince Nicolas of Sweden, Duke of Ångermanland)
  • スウェーデン王女アドリエンヌ(ブレーキンゲ女公爵 : Princess Adrienne of Sweden, Duchess of Blekinge)

 

 今回の決定は、将来的な公務への関与の可能性の低さからおこなわれたもののようです。

 

 なお、ベルナドッテ王朝開祖のカール14世ヨハン陛下は、もともとポンテコルヴォ公として殿下「His Serene Highness」の敬称を使用していましたが、男系子孫がこの敬称を使用できる可能性は今のところ指摘されていません。

 

訃報(2019年8月1日):大給湛子 夫人が薨去(1919~2019)朝香宮家の湛子女王殿下

 2019年8月1日、大給湛子夫人(おぎゅう きよこ)が薨去した模様です。
 1919年8月2日生まれの99歳。

 朝香宮家出身で、後に大給松平家に嫁ぎました。

 

 報告の儀 | 九保九工房

 

セルビアのユーゴスラビア王子ウラジミール殿下が「君主政主義者戦線」を結成と発表。集団横断型の組織を目指す模様(2019年11月)

 現在セルビア王室を称するユーゴスラビア王室の一員、ユーゴスラビア王子ウラジミール殿下(His Royal Highness Prince Vladimir of Yugoslavia / Serbia)が、「君主政主義者戦線」を結成と発表されています。
 集団横断型の組織を目指す模様で、目的はセルビア共和国の多方面における多数の問題の解決、ということのようです。
 欲張りなのでは……。

 なお、ウラジミール殿下は、「カール・ウラジミールKarl Vladimir)」などの表記も多いです。
 現在セルビア王室を称する(旧)ユーゴスラビア王室当主/ユーゴスラビア皇太子【セルビア皇太子】アレクサンダル2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Alexander II of Yugoslavia / Serbia)の従弟の一人です。

 

 (セルビア語)Princ Vladimir Karađorđević osniva Monarhistički front