マルタ騎士団の“フラー”・ジャコモ・ダッラ・トッレ・デル・テンピオ・ディ・サングイネット副長(総長代行 : The Lieutenant of the Grand Master, FràGiacomo Dalla Torre del Tempio di Sanguinetto)は、騎士団宮殿にて、新任の、
マルタ騎士団駐箚ヨルダン・ハシェミット王国特命全権大使ファイーズ・F・クーリ閣下(His Excellency Mr Fayiz F. Khouri)、
マルタ騎士団駐箚ブルキナファソ特命全権大使ジョゼフィーヌ・ウエドラオゴ閣下(Her Excellency Mme Joséphine Ouedraogo)、
を接受しました。
Credentials presented by Jordan and Burkina Faso The Lieutenant of the Grand Master, Fra’ Giacomo Dalla Torre, received in audience for the presentation of their Letters of Credence, the new Ambassadors of Jordan and Burkina Faso. #OrderofMaltahttps://t.co/0Qi3o9ckXG
2018年2月20日、2月13日に薨去した、デンマーク王子ヘンリク殿下(His Royal Highness Prince Henrik of Denmark)の葬儀がおこなわれました。
デンマーク王室成員およびヘンリク殿下の生家のラボルド・ド・モンペザ家をはじめ、デンマーク要人や外交関連の人々が参列。
司式はデンマーク国教会【デンマーク福音ルター派教会】の前デンマーク首座/前コペンハーゲン監督エリク・ノーマン・スヴェンセン座下(Erik Normann Svendsen)だったようです。
葬儀関連報道3時間映像(掲載が終了しました 掲載時URL:https://www.dr.dk/tv/se/prins-henrik-1934-2018-tv/-/h-k-h-prins-henrik-bisaettelse#!/):H.K.H. Prins Henrik: Bisættelse | TV | DR
デンマーク女王マルグレーテ2世陛下(Margrethe II of Denmark : Her Majesty The Queen)
デンマーク皇太子フレデリク殿下(モンペザ伯爵 : Frederik : His Royal Highness The Crown Prince of Denmark, Count of Monpezat)とデンマーク皇太子妃メアリー殿下(モンペザ伯爵夫人 : Mary : Her Royal Highness The Crown Princess of Denmark, Countess of Monpezat)
デンマーク王子クリスチャン殿下(モンペザ伯爵子 : His Royal Highness Prince Christian of Denmark, Count of Monpezat)
デンマーク王女イサベラ殿下(モンペザ伯爵女 : Her Royal Highness Princess Isabella of Denmark, Countess of Monpezat)
デンマーク王子ヴィンセント殿下(モンペザ伯爵子 : His Royal Highness Prince Vincent of Denmark, Count of Monpezat)
デンマーク王女ヨセフィーネ殿下(モンペザ伯爵女 : Her Royal Highness Princess Josephine of Denmark, Countess of Monpezat)
デンマーク王子ヨアキム殿下(モンペザ伯爵 : His Royal Highness Prince Joachim of Denmark, Count of Monpezat)とデンマーク王子妃マリー殿下(モンペザ伯爵夫人 : Her Royal Highness Princess Marie of Denmark, Countess of Monpezat)
デンマーク王子ニコライ殿下(モンペザ伯爵子 : His Highness Prince Nikolai of Denmark, Count of Monpezat)
デンマーク王子フェリクス殿下(モンペザ伯爵子 : His Highness Prince Felix of Denmark, Count of Monpezat)
デンマーク王子ヘンリク殿下(モンペザ伯爵子 : His Highness Prince Henrik of Denmark, Count of Monpezat)
デンマーク王女アテナ殿下(モンペザ伯爵女 : Her Highness Princess Athena of Denmark, Countess of Monpezat)
デンマーク王女ベネディクテ殿下(Her Royal Highness Princess Benedikte of Denmark : ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ベルレブルク公妃【未亡人】 : Princess of Sayn-Wittgenstein-Berleburg)
デンマーク王女/旧ギリシャ王妃アンナ=マリア陛下(Anne-Marie : Her Majesty The Queen of the Hellenes, Princess of Denmark)と旧ギリシャ王コンスタンティノス2世陛下(Constantine II of Greece : His Majesty The King of the Hellenes : デンマーク王子 : Prince of Denmark)
デンマーク王女エリサベト殿下(Her Highness Princess Elisabeth of Denmark)
ローセンボー伯爵インゴルフ閣下(元デンマーク王子 : His Excellency Ingolf, Count of Rosenborg)とローセンボー伯爵夫人スージー・ヒョーホイ閣下(Her Excellency Sussie Hjorhøy, Countess of Rosenborg)
デンマーク王子ヨアキム殿下の元妻・フレデリクスボー女伯爵アレクサンドラ閣下(Her Excellency Alexandra, Countess of Frederiksborg)
110年前の1908年2月1日、ポルトガル・アルガルヴェ王カルロス1世陛下(Carlos I of Portugal : His Majesty The King of Portugal and the Algarves)と、長男のブラガンサ公爵/ポルトガル皇太子ルイス・フィリペ殿下(Luís Filipe : His Royal Highness The Prince Royal of Portugal, Duke of Braganza)は、共和政主義者によって暗殺されました。
さて。このバコフ氏は、金持ちの変人なのですが、なぜかロシア帝国を復興するためにロマノフ王朝の後継者を擁立しようと考えました。
そこで、白羽の矢が立てられた一人が、ロマノフ家当主ロシア女大公マリヤ殿下なのですが、マリヤ殿下には婉曲に断られます。
ここでとっととあきらめればいいのですが、なぜかさらに突き進み、ロシア帝室の厳しい同等身分結婚をマリヤ殿下もその他の男系子孫も満たしておらず、その条件を満たすロシア帝位継承者はロマノフ家女系子孫のライニンゲン家直系だ、といいだしました。補足しますと、この考え自体は(あくまで仮定としてですが)たまにそういう意見を表明する人がいたことはいます(現実的にいうとゲフンゲフンもいいところですが)。
そしてライニンゲン男系直系のライニンゲン公子カール・エミッヒ殿下(His Serene Highness Prince Karl Emich of Leiningen)をキリスト教のルター派から東方正教会の信徒に改宗(洗礼名ニコライ・キリロヴィチ)させて皇帝候補として担ぎます。これが“ロシア皇帝ニコライ3世”です。ちなみにカール・エミッヒ殿下は、二度目の結婚が貴賤結婚とされてライニンゲンの跡継ぎからはずされてしまった人です。
いっぽう、バコフ氏は、どこぞの貧乏な国からそこそこのサイズの島を買い取って、その島を独立国としてその貧乏な国に認めさせようという金の力で独立国を作るという計画を発動します。
当初、この“国”は、まんま“ロシア帝国”と呼ばれていましたが、その後“帝座”と名称を変更します。概念的にもローマ教皇聖座を意識したものへ変更をしようとしますが、ムチャやん……。
そして、南太平洋のキリバス共和国に狙いが定められ、政治家の中にも乗り気になる愉快な人も出たのですが、専門家からの否定的な声などもあり、結局破談となります。
その後、アフリカ西部のガンビア共和国が狙われ、バコフ氏とガンビアの間で協定が交わされます。率直な話、この協定の内容は独立国うんぬんとは到底呼べないようなものだと思うのですが、「その一歩だ!」といわれればさようですかというほかありません。
ここでなぜか名前が“ロマノフ帝国”になります。
ともあれ、バコフ氏は、“ニコライ3世”から与えられた称号などを含め、大法官アントン・バコフ公殿下(His Serene Highness Prince Anton Bakov, The Archchancellor of Romanov Empire)と名乗っていたのですが、ロマノフ帝国では単に首相になったりといろいろ忙しいですが、ともあれ本人の脳内ではすでに帝国は成立しているようです。脳外ではリゾート地としての整備が始まっているだけのようですが。ただリゾート地としての整備は本格的なものを目指しているとの分析もあり、いったいこの人はなにがしたいのかハテナマークが頭に浮かぶばかりです。
2018年2月8日~2月11日の期間にイタリア共和国のローマで、マルタ騎士団の“フラー”・ジャコモ・ダッラ・トッレ・デル・テンピオ・ディ・サングイネット副長(総長代行 : Lieutenant of the Grand Master, FràGiacomo Dalla Torre del Tempio di Sanguinetto)臨席の元、憲法改正に関する集会に五大陸から140人が参加した模様です。
また、キリスト教/ローマ・カトリック教会のローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)より教皇の使節として、つまりマルタ騎士団を抑え込むためのローマ・カトリック教会の代表として送られてきている、ジョヴァンニ・アンジェロ・ベーチュ大司教座下(Monsignor Giovanni Angelo Becciu)が開会に臨席したようです。
Constitutional Reform of the Order of Malta: in Rome the international strategic seminar "The reform aims to renew the forms of the Order founded on the same principles that inspired its creation almost one thousand years ago and its action” https://t.co/3ylSqXyutA#OrderofMaltapic.twitter.com/eYKd2yCqxz