ウガンダ共和国大統領ヨウェリ・カグタ・ムセベニ閣下(ムセヴェニ大統領 : His Excellency Mr Yoweri Kaguta Museveni)は、所有権について争っていたロールス・ロイスについて、同国の伝統的君主/ブガンダ王ロナルド・ムウェンダ・ムテビ2世陛下(His Majesty Ronald Muwenda Mutebi II, Kabaka【King】 of Buganda)に返還することを決めたようです。
このロールス・ロイスは、先代のブガンダ王でありウガンダ共和国初代大統領でもある、ムテサ2世(Mutesa II)の使用したものだそうです。
ムテサ2世は、ブガンダ王であり、かつウガンダ大統領でもあったため、これらの車に対し、王の私有物かウガンダ共和国=国家のものかという対立が大統領とブガンダ王の間であったようですが、最終的にブガンダ王に返還となったようです。
アナリストは、大統領が煩雑な法的争いを避けたがったことと、来年のウガンダ大統領選挙を見すえている可能性(平たく言えばブガンダ王に事実上の支持を受けて再選の可能性を上げたい)を指摘しています。
(英語)The return of Uganda’s royal Rolls Royce – The Mail & Guardian
The Kabaka of Buganda’s fleet of Rolls-Royces was seized in a coup nearly 60 years ago. Now his successor has brought the only known ‘survivor’ home. https://t.co/gClmAfdnZg
— The Continent (@thecontinent_) October 14, 2020