訃報(2019年1月1日?1月2日?):オーストリア大公女エリザベート殿下が薨去(1942~2019)トスカナ大公室系ハプスブルク家、母はルーマニア王女

 2019年1月1日or2日、ハプスブルク家の、オーストリア大公女エリザベート殿下(ハンガリー王女 : ベーメン王女 : トスカナ大公女 : Her Imperial and Royal Highness Archduchess Elisabeth of Austria, Princess Imperial of Austria, Princess Royal of Hungary and Bohemia, Princess of Tuscany)が薨去した模様です。
 1942年1月15日生まれの76歳。

 

 (英語)Archduchess Elisabeth Sandhofer dies aged 76 – Transylvania Now
 (英語)Royal Musings: Archduchess Elisabeth of Austria, Frau Sandhofer (1942-2019)

 (ルーマニア語)Arhiducesa Elisabeta Sandhofer, fiica principesei… | News.ro
 (ルーマニア語)Fiica principesei Ileana A MURIT. Arhiducesa Elisabeth Sandhofer avea 76 de ani

 

 トスカナ大公室系ハプスブルク家の故アントン大公殿下と大公妃の故・ルーマニア王女イレアナ殿下の娘の一人で、母方のつながりからルーマニア王室関連の行事への臨席も多くみられました。

 

誕生(2018年10月14日):ハプスブルク家のオーストリア大公女ユリアーナ殿下。オーストリア大公イムレ殿下夫妻の三女

 2018年10月14日、オーストリア帝室・ハンガリー王室/ハプスブルク家に、オーストリア大公女ユリアーナ殿下(ハンガリー王女 : ベーメン王女 : Her Imperial and Royal Highness Archduchess Juliana of Austria, Princess Imperial of Austria, Princess Royal of Hungary and Bohemia)が誕生したようです。

 

 (ドイツ語)Imre & Kathleen von Habsburg-Lothringen: Hurra! Sie sind wieder Eltern geworden und es ist ein … | BUNTE.de

 

 オーストリア大公イムレ殿下とキャスリーン妃殿下の三女で、マリア=ステラ大公女殿下とマグダレーナ大公女殿下の妹になります。

 

追記:
 ロンドンにて「Almanach de Gotha」の後継として活動をおこなっている(昔は信頼度がかなり低めに見られていましたが、最近では改善されているのではないかとも思われている)団体によりますと、名前は、
 「ユリアーナ・マリー・クリスティーネ・ヴィルヘルミーナ・マーガレット・アストリッドJuliana Marie Christine Wilhelmina Margaret Astrid)」
 だそうです。

Almanach de Gothaさんのツイート: "HIRH Archduchess Juliana Marie Christine Wilhelmina Margaret Astrid of #Austria, born Geneva 14 Oct 2018 to TIRH Archduke and Archduchess Imre of Austria #archduchessjuliana #habsburg"

AUSTRIA (Birth) Her Imperial and Royal… – Almanach de Gotha | Facebook

 

Anne du ChastelさんはInstagramを利用しています:「Adorable 4 day-old Archduchess Juliana de Habsbourg-Lorraine, ready to go home. #beauty #new #royalbaby #portrait @katiehl12」
https://www.instagram.com/p/BpO8XYWhwVG/?taken-by=anneduchastelphotos

 

インタビュー記事(ドイツ語):ハプスブルク家当主オーストリア大公カール殿下へのインタビュー「君主政は時代遅れではない」(2018年10月)

 オーストリア帝室・ハンガリー王室のハプスブルク家当主【ハプスブルク=ロートリンゲン家当主】のオーストリア大公カール殿下(オーストリア皇子 : ハンガリー王子 : ベーメン王子 : His Imperial and Royal Highness Archduke Karl of Austria, Prince Imperial of Austria, Prince Royal of Hungary and Bohemia : カール・フォン・ハプスブルクKarl von Habsburgカール・ハプスブルク=ロートリンゲンKarl Habsburg-Lothringen)へのインタビュー記事です。

 

 (ドイツ語)Karl von Habsburg: "Die Monarchie ist nicht von gestern"

 

 「君主政は時代遅れではない」という意味のタイトルとなっていますが、あまりそのような内容はなく(というか特に目新しいものがないというか)、雑多な話がいくつか目に留まるくらいでしょうか。

※ざっと読んだだけなので抜けているかもしれませんが。

 

 最初の質問の回答から、パスポートは「Karl Habsburg Lothringen」(※記事中には「Habsburg」と「Lothringen」の間にハイフンがありませんが、本当についてないのかはわかりません)だが、父の故オットー大公殿下が「オットー・フォン・ハプスブルクOtto von Habsburg)」として知られているので、一般的な名乗りはそれに合わせているというような回答があります。
 また、カール大公殿下の公式サイトで、「Karl von Habsburg」と「von」が使われているため、これがオーストリア法(「von」が使えない)違反として訴訟を起こされていますが、これについては、「まだ捕まっていない」と答えているだけです。

殿下の公式サイト:
 (ドイツ語)Karl von Habsburg: Die offizielle Website von Karl von Habsburg

 

 また、言語についてですが「我々は子供の頃から五つの言語を学ぶ」と答えています。
 次女のオーストリア大公女グローリア殿下(オーストリア皇女 : ハンガリー王女 : ベーメン王女 : Her Imperial and Royal Highness Archduchess Gloria of Austria, Princess Imperial of Austria, Princess Royal of Hungary and Bohemia : グローリア・フォン・ハプスブルクGloria von Habsburgグローリア・ハプスブルク=ロートリンゲンGloria Habsburg-Lothringen)はアラビア語を学んでいるそうです。

 

インタビュー記事(英語):ハプスブルク家のオーストリア大公イムレ殿下へのインタビュー記事(2018年8月)オーストリア皇帝“福者”カール1世陛下の曾孫

 オーストリア帝室/ハンガリー王室/ハプスブルク=ロートリンゲン家のオーストリア大公イムレ殿下(オーストリア皇子 : ハンガリー王子 : ベーメン王子 : His Imperial and Royal Highness Archduke Imre of Austria, Prince Imperial of Austria, Prince Royal of Hungary and Bohemia)へのインタビューの記事です。

 8月21日にアイルランド共和国のゴールウェイ大聖堂でおこなわれる催しに殿下が参列予定とのことです。

 

 イムレ大公殿下は、キャスリーン妃殿下との間に、マリア=ステラ大公女殿下とマグダレーナ大公女殿下の二子があります。

 

 (英語)Advertiser.ie – 'We feel no nostalgia for the imperial era'

Galway Advertiserさんのツイート: "It's not everyday you meet royalty! HRH Archduke Imre de Habsbourg-Lorraine of Austria is from a family which has dominated European history from the Holy Roman Empire to the… https://t.co/4joPqYsAbU"

 

 イムレ大公殿下が、自分自身の人生や、オーストリア皇帝カール1世陛下夫妻や帝国崩壊後、カール1世列聖について語っています。

 なお、殿下の発言から、ローマ教皇“聖”ヨハネ・パウロ2世聖下の父(カロル・ユゼフ・ヴォイティワ息子と同名)は、カール1世の名前にちなんで自分の息子のファーストネームをカロルにしたと取れますが……(初めて聞きました。というか自分自身と同じにしただけだと思い込んでましたが、そういえば命名の理由を記述したものを見た記憶がない……)。