訃報(2024年11月8日):(旧)ブラジル帝室ヴァソウラス系統のブラジル皇太子アントニオ殿下が薨去(1950~2024)当主ベルトラント殿下の弟

 2024年11月8日、(旧)ブラジル帝室ヴァソウラス系統のブラジル皇太子/オルレアン=ブラガンサ公子アントニオ殿下(His Imperial and Royal Highness Prince Antonio of Orleans-Bragança, The Prince Imperial of Brazil : ドンアントニオ・デ・オルレアンス・イ・ブラガンサDom Antônio de Orleans e Bragança)が薨去したと発表されました。
 1950年6月24日生まれの74歳。

 アントニオ殿下は、当主であるベルトランド殿下の弟で、(旧)ブラジル帝位継承順位第一位でした。
 薨去に伴い、子息のラファエル殿下(ハファエル殿下)が第一位となります。グラン=パラ公(Prince of Grão-Pará)となっていたラファエル殿下の称号がどうなるかは不明。

 

XユーザーのCasa Imperial do Brasilさん: 「Cumprimos o doloroso dever de comunicar o falecimento de Sua Alteza Imperial e Real o Príncipe Imperial do Brasil, Dom Antonio de Orleans e Bragança. https://t.co/G4mPcuBl6v」 / X

 

XユーザーのCasa Imperial do Brasilさん: 「Comunicado sobre as Exéquias de Sua Alteza Imperial e Real o Príncipe Imperial do Brasil, Dom Antonio de Orleans e Bragança (1950-2024). https://t.co/OeIHmQXVWu」 / X

 

XユーザーのMonarquia Brasilさん: 「Faleceu nesta manhã, aos 74 anos, Dom Antonio João Maria José Jorge Miguel Gabriel Rafael Gonzaga de Orleans e Bragança, o Príncipe Imperial e segundo na linha sucessória. Dom Antonio, morava no Rio de Janeiro e deixou a Princesa Christine de Ligne tiveram quatro filhos – o https://t.co/GpORjNUE47」 / X

 

 (英語)Royal Musings: HRH Prince Antonio de Orleans-Braganza (1950- -2024)

訃報(2022年7月15日):ブラジル帝室ヴァソウラス系統当主ルイス殿下が薨去(1938~2022)ブラジル大統領府は公式服喪の宣言

 2022年7月15日、(旧)ブラジル帝室ヴァソウラス系統当主オルレアン=ブラガンサ公子ルイス殿下(His Imperial and Royal Highness Prince Dom Luiz of Orleans-Bragança, Head of the Imperial House of Brazil : ドンルイス・デ・オルレアンス・イ・ブラガンサDom Luiz de Orleans e Bragança)が薨去した模様です。
 1938年6月6日生まれの84歳。

 

Pró MonarquiaさんはTwitterを使っています: 「Cumprimos o doloroso dever de comunicar o falecimento de Sua Alteza Imperial e Real o Príncipe Dom Luiz de Orleans e Bragança, Chefe da Casa Imperial do Brasil, ocorrido hoje, dia 15 de julho de 2022, na cidade de São Paulo, aos 84 anos de idade. https://t.co/hi7p3M6QxH」 / Twitter

 

 薨去に伴い、ブラジル連邦共和国大統領府はブラジル帝室当主の死に対して一日間の公式服喪を宣言しています。

 (ブラジル・ポルトガル語)D11134

Declara luto oficial pelo falecimento de Dom Luiz Gastão Maria José Pio Miguel Gabriel Rafael Gonzaga de Orleans e Bragança, Chefe da Casa Imperial do Brasil.

「ブラジル帝室当主ドン・ルイス・ガスタン・マリア・ジョゼ・ピオ・ミゲル・ガブリエル・ラファエル【ハファエル】・ゴンザーガ・デ【ジ】・オルレアンス・イ・ブラガンサの死に対する公式服喪を宣言する」

政府公式ツイッターでもブラジル帝室当主の死に対する追悼を表明:
Secretaria Especial de Comunicação SocialさんはTwitterを使っています: 「O Governo Federal manifesta pesar pela perda de S. A. I. R. Dom Luiz de Orleans e Bragança, chefe da Casa Imperial do Brasil, e deseja consolo ao coração de seus familiares e amigos. Homem de muito respeito, fé e erudição, preservou o modelo de nobreza de seus antepassados. https://t.co/mN8wIvdwkR」 / Twitter
https://twitter.com/gov_dobrasil/status/1548063356891721730

 

ルイス殿下は未婚で子供がいないため、弟のベルトランド殿下があらたにブラジル帝室当主となります。81歳。
Pró MonarquiaさんはTwitterを使っています: 「Sua Alteza Imperial e Real o Príncipe Dom Bertrand de Orleans e Bragança, Chefe da Casa Imperial do Brasil. https://t.co/IyJGjfYrFr」 / Twitter

 

ベルトランド殿下も未婚で子供がいないため、さらに弟のアントニオ殿下が継嗣となります。
※すでにブラジル皇太子(Prince Imperial of Brazil)と表記されています。
Pró MonarquiaさんはTwitterを使っています: 「Sua Alteza Imperial e Real o Príncipe Imperial do Brasil, Dom Antonio de Orleans e Bragança. https://t.co/F8z6hIKvVX」 / Twitter

 

アントニオ殿下の次男(長男は飛行機事故ですでに薨去)ラファエル殿下(ハファエル)がさらにその継嗣となります。
※すでに、グラン=パラ公(Prince of Grão-Pará)と表記されています。
Pró MonarquiaさんはTwitterを使っています: 「Sua Alteza Imperial e Real o Príncipe do Grão-Pará, Dom Rafael de Orleans e Bragança. https://t.co/Bw9CfBNqGN」 / Twitter

訃報(2021年8月6日):サピエハ=ロザンスキ公子ヤン・パヴェウ閣下【ジョン・ポール・サピエハ】が薨去(1935~2021)サピエハ家の最年長系統の男系男子

 2021年8月6日、サピエハ=ロザンスキ公子ヤン・パヴェウ閣下(His Serene Highness Prince Jan Paweł Sapieha-Różański)が薨去した模様です。
 1935年8月26日生まれという情報がこれまで出ているものですが、9月26日という可能性も出ています。

 法律上の名前は、英国に移住した時にジョン・ポール・サピエハJohn Paul Sapieha)となったと見られ、またその後にブラジルに移住したときにどうなっているのかは不明です。ただブラジルのポルトガル語系メディアでもジョン・ポール・サビエハと英語式ファーストネームで表記されており(発音はわかりませんが)、変更はないのではないかと思います。

 同公子はリトアニア=ポーランドの名族サピエハ家の最年長系統の男系男子と思われます。
 2回結婚しており、最初の結婚がロンドンでおこなわれ、マイケルMichael)という男子が英国で生まれています。この人物が今後、最年長系統の男系男子ということになるでしょう。
 また2回目の結婚は、(旧)ブラジル帝室ペトロポリス系統の当主の妹であるオルレアン=ブラガンサ公女クリスティーナ殿下が相手で、女子が二人生まれています。次女のパオラ・マリア・ボルボン・デ・オルレアンス・イ・ブラガンサ・サピエハ公女閣下(Her Serene Highness Princess Paola【Paolla】 Maria Bourbon de Orleans e Bragança Sapieha)は工業デザイナーやモデルなどの仕事を経験し、同じくポーランドの名族シフャトペウク=チェトヴェルチンスキ公子コンスタンティン閣下(ティンコ・チェトヴェルチンスキ)と結婚したようです。同閣下はベルギー貴族に編入されており、パオラ公女もベルギー貴族ということになるでしょう。

 

 (ポーランド語)Jan Paweł Sapieha, cała Polska, 13.08.2021 – pozostałe

ブラジル帝室(ヴァソウラス系統)当主ルイス殿下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)

 (旧)ブラジル帝室(ヴァソウラス系統)当主のオルレアン=ブラガンサ公子ルイス殿下(His Imperial and Royal Highness Prince Luiz of Orléans-Braganza)は、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下(His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh)への弔意を表明しました。

 

Pró MonarquiaさんはTwitterを使っています 「FALECE O DUQUE DE EDIMBURGO Informado do falecimento do Príncipe Philip, Duque de Edimburgo, aos 99 anos, o Príncipe Dom Luiz de Orleans e Bragança, Chefe da Casa Imperial do Brasil, enviou à sua viúva, a Rainha Elizabeth II do Reino Unido, a seguinte mensagem de condolências: https://t.co/FJbe7UPtZz」 / Twitter

 

Pró Monarquia(@promonarquia) • Instagram写真と動画

訃報(2020年8月13日):オルレアン=ブラガンサ公子ウード【エウデス】殿下が薨去(1939~2020)ブラジル帝室ヴァソウラス系統当主ルイス殿下の弟

 2020年8月13日、オルレアン=ブラガンサ公子ウード【エウデス】殿下(His Royal Highness Prince Eudes of Orléans-Braganza)が薨去したようです。
 1939年6月8日生まれの81歳。

 (旧)ブラジル帝室ヴァソウラス系統当主のルイス殿下のすぐ下の弟ですが、結婚時に自身と子孫の継承権を放棄。現在は弟のベルトランド殿下がブラジル皇太子となっています。
 長男のルイス・フィリペ殿下は2018年に選挙で当選しています。
関連:
 オルレアン=ブラガンサ公子ルイス・フィリペ殿下がブラジル下院議員に当選した模様(2018年10月)ブラジル皇帝位継承権は保有せず

 

 (ポルトガル語)Eudes de Orleans e Bragança morre no Rio, aos 81 anos | Rio de Janeiro | G1

 (英語)Eurohistory: The Passing of a Brazilian Royal: Prince Eudes of Orléans and Bragança (1939-2020)