インタビュー記事(フランス語)など:正統派フランス王位継承者ルイ20世ことアンジュー公ルイ・アルフォンス殿下、フランス王アンリ4世の彫像再設置200周年について(2018年7月)

 パリにあったフランス王アンリ4世Henry IV【Henri IV】)の彫像はフランス革命中に破壊されましたが、1818年にフランス王ルイ18世Louis XVIII)が再設置させています。
 2018年の今年はその200年にあたり、ささやかな(?)式典が催されたようで、正統派フランス王位継承者ルイ20世Louis XX)ことアンジュー公ルイ・アルフォンス・ド・ブルボン殿下(Louis Alphonse de Bourbon : Monseigneur The Duke of Anjou : ルイス・アルフォンソ・デ・ボルボン・マルチネス=ボルディウLuis Alfonso de Borbón Martínez-Bordiú)の臨席があったようです。

 

 その際のインタビュー記事。
 (フランス語)L'hommage du prince Louis de Bourbon à Henri IV – Point de Vue

 

 また、殿下のスピーチ内容が、
 (フランス語:ブルボン家協会(?)公式サイト)IMB – La Mémoireのページの現在一番上からリンクされているPDFファイルに掲載されています:
 【PDF直接リンク:ブラウザによってはダウンロードになります】https://www.royaute.info/app/download/9734095/2018H4PN.pdf

 

(もう独立してませんが)ハワイ王国独立175周年・カメハメハ3世の新しい彫像除幕式にオルレアン派フランス王室長女/リヒテンシュタイン公子妃マリー殿下と娘の公女マルガレーテ殿下が参列。ハワイ王室当主(とされる一人)のハワイ王女オワナ・サラザール殿下の招待(2018年7月)

 2018年7月31日、アメリカ合衆国ハワイ州で、ハワイ王カメハメハ3世の新しい彫像の除幕式がおこなわれました。
 また、ハワイ王国独立175周年を祝う意味もあるようです。

※ハワイ王国の独立ですが、175周年ということは、1843年に独立したということであり、その2月に英国人によるハワイ完全接収方針(?)があり、7月31日にそれが退けられ、11月28日に英語で「Anglo-Franco proclamation(英仏宣言?)」と呼ばれる英国政府とフランス政府によるハワイ独立承認があったようです(詳細は調べていませんが)。
 しかし完全な英国領になってたら、現在時点で独立国家になってたような気もします。

 この式典ですが、現在ハワイ王室当主の一人とされるハワイ王女オワナ・サラザール殿下(Her Roya Highness Princess Owana Salazar of Hawaii)の招待により、オルレアン派フランス王室の長女であるリヒテンシュタイン公子妃マリー殿下(オルレアン公女 : フランス王女 : Her Royal Highness Princess Marie of Liechtenstein, Princess of Orléans, Princess of France)と娘の一人のリヒテンシュタイン公女マルガレーテ殿下(Her Serene Highness Princess Margarete of Liechtenstein)が参列したようです。
※マリー妃殿下は、リヒテンシュタイン公子グンダカル殿下と結婚しています。

 今回、オワナ・サラザール殿下がオルレアンを招待したのは、1843年当時が七月王政だからなのかもしれないと思いますが、下記公式サイトには、フランスのフの字もオルレアンのオの字も、招待した話も名前の表記もありません。

 また、殿下の兄弟としてラアヌイLaanui)とカラニKalani)という名前が(オルレアニストのブログの)記事に見えます。
 この名前を一部に持つ兄弟がいるという情報があるのでその二人でしょうか。

 

 (英語:ハワイ王室【ケオウア・ヌイ家】公式サイト:写真あり)Royal Family of Hawaii Official Website | Unveiling the new statue of King Kamehameha III at Thomas Square Park | July 31, 2018

 (URL移転により記事の掲載が終了しています)(フランス語:フランスのオルレアニストのブログ)La Princesse Marie de France aux 175 ans de la restauration de la Monarchie à Hawaï – Le blog de La Couronne
掲載時URL:http://www.la-couronne.org/actualite-royale/la-princesse-marie-de-france-aux-175-ans-de-la-restauration-de-la-monarchie-a-hawai/

 

中央の女性がオワナ・サラザール殿下、向かって右端がマリー妃殿下母娘:
URL移転により記事の掲載が終了し、関係あるかわかりませんが写真も表示されなくなっています)
La Couronneさんのツイート: "La Princesse Marie de France aux 175 ans de la restauration de la Monarchie à Hawaï https://t.co/JQzUt0Nlc4"

 

オワナ・サラザール殿下関連記事:
 インタビュー動画(英語、字幕はポルトガル語):ハワイ王女オワナ・サラザール殿下へのインタビュー動画(2017年3月)

 

2018年7月4日付けの公布で、マリア・デル・カルメン・マルチネス=ボルディウ・フランコ閣下に第2代フランコ公爵襲爵の許諾が発表されていた模様(2018年7月)

 今年【2018年】3月に、マリア・デル・カルメン・マルチネス=ボルディウ・フランコ閣下(María del Carmen Martínez-Bordiú Franco)より、フランコ公爵位継承の申請がスペイン王フェリペ6世陛下(King Felipe VI : His Majesty The King of Spain)に出されました

 この申請は、スペインの故フランシスコ・フランコ総統の一人娘で初代フランコ女公爵カルメン・フランコ・ポロ閣下(ビリャベルデ侯爵夫人【未亡人】 : Carmen Franco Polo, 1st Duchess of Franco : The Most Excellent The Duchess of Franco : マリア・デル・カルメン・フランコ・ポロMaría del Carmen Franco Polo)の薨去に伴うもので、マリア閣下は初代の第一子・長女です。

※現行、スペイン貴族の継承法は、叙爵時の特別の指定や本人が他者に譲ったりしない限り、性別に関係なく第一子優先。

 この間、左派系団体などから、フランコ公爵位が継承されることへの反対意見が出されていたりしましたが、承認されたようです。

 

 (スペイン語)Disposición 9313 del BOE núm. 161 de 2018

 

 現在、フランコ公爵位の継承順位第1位は、第2代女公爵の生存している最年長の子供、正統派フランス王位継承者ルイ20世Louis XX)ことアンジュー公ルイ・アルフォンス殿下(Louis Alphonse : His Royal Highness The Duke of Anjou : ルイス・アルフォンソ・デ・ボルボン・マルチネス=ボルディウLuis Alfonso de Borbón Martínez-Bordiú)です。

 

ブルガリア王女カリナ殿下がフランスを訪問、ドルー王室礼拝堂ではオルレアン派フランス王室継嗣ヴァンドーム公爵ジャン王子殿下と会見(2018年6月)

 2018年6月1日~6月3日の日程で、ブルガリア王女カリナ殿下(ザクセン=コーブルク=ゴータ公女 : ザクセン公女 : ムラニー女伯爵 : Her Royal Highness Princess Kalina of Bulgaria, Princess of Saxe-Coburg and Gotha, Duchess in Saxony, Countess of Murany)がフランス共和国を訪問していたようです。

 オルレアン家埋葬地のドルー王室礼拝堂【サン=ルイ王室礼拝堂】では、他の訪問者らとともに、オルレアン派フランス王室のフランス皇太子/ヴァンドーム公爵/フランス王子/オルレアン公子ジャン殿下(Prince Jean of France : His Royal Highness The Dauphin de France, Duke of Vendôme : Prince of Orléans)から案内を受け、礼拝に参列した模様。

 また、映画 “The King” の試写会などを訪問したようです。

 

 (英語:ブルガリア王室公式サイト)Visit of HRH Princess Kalina in France « H.M. King Simeon II

 

関連:
 ブルガリア王フェルディナンド1世の再埋葬(2024年5月)曾孫のカリナ王女殿下の筋肉が一部で話題に……

正統派フランス王位継承者ルイ20世ことアンジュー公ルイ・アルフォンス殿下の妻マリー・マルグリット殿下が、二人の間の第四子となる子供を懐妊しているとの発表(2018年7月)

 正統派フランス王位継承者ルイ20世Louis XX)ことアンジュー公ルイ・アルフォンス殿下(Louis Alphonse : His Royal Highness The Duke of Anjou : ルイス・アルフォンソ・デ・ボルボン・マルチネス=ボルディウLuis Alfonso de Borbón Martínez-Bordiú)の妻アンジュー公妃マリー・マルグリット殿下(Marie Marguerite : Her Royal Highness The Duchess of Anjou)が、二人の間の第四子となる子供を懐妊していると発表されました。

※写真の中にかけられているTシャツに2019とあるので、誕生予定は来年かと思われます。

 

 なお、ルイ・アルフォンス殿下は、最近では、母のマリア・デル・カルメン・マルチネス=ボルディウ・フランコ閣下(María del Carmen Martínez-Bordiú Franco)によるフランコ公爵位継承申請に関する議論や、フランシスコ・フランコ総統の遺体を「戦没者の谷」から掘り出して他所に移そうとする首相らの話題などと関連して報道が出ています。

 

スペイン語とフランス語:
Mi querida #mujer @margaravs y yo… – Luis Alfonso de Borbón Martínez-Bordiú | Facebook

Luis Alfonso de Borbónさん(@luisalfdeborbon) • Instagram写真と動画

 

 スペインメディアの ¡Hola! がその筋から入手した情報によりますと、第四子は男子であるとのことです(詳細は紙媒体を買ってね、といういつもの)。

 (スペイン語)En ¡HOLA!: El bebé que esperan Luis Alfonso de Borbón y Margarita Vargas es…

 

 (フランス語)Un troisième fils pour le chef de la Maison de Bourbon | Le blog LEGITIMITE
 (フランス語)Famille de France, familles de France, familles nombreuses | Le blog LEGITIMITE

 正統派のブログですが、性別は男子で、出産予定は2019年2月であるとのことです。

 

 6月の、「戦没者の谷」訪問時の記事:
 (スペイン語)Luis Alfonso de Borbón: “El Valle de los Caídos es un monumento de reconciliación y oración”

 

 フランコ総統を支持する人々が、ルイ・アルフォンス殿下を、「我々の王」と言及とのこと。

 (スペイン語)"Eres nuestro rey": por qué los ultras aclaman a Luis Alfonso en plena crisis en Zarzuela

'Cara al sol' contra la exhumación de Franco del Valle de los Caídos – 動画 Dailymotion